第3回 平成24年度天皇杯皇后杯 東京会場
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●旭川実業高等学校 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
通常の各リーグ戦と違い、全国を勝ち抜いたチームが集う天皇杯・皇后杯は普段見られない無差別級の真剣勝負。高校生の彼女達にとって「一致団結」の文字は強い味方となりお守りとなる。
(撮影:2012年12月14日対KUROBE/駒沢体育館)
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●旭川実業高等学校・岡本祐子監督 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
旭実卒業後に早大、Vリーグでは東洋紡でプレー、2007年に栗山米菓で主将を務め翌年怪我で引退。旭川の一般OLを経て2010年にOG監督として名門復活のために戻ってきた。
(撮影:2012年12月14日対東海大学/駒沢体育館)
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●旭川実業高等学校・河島春香 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
カメラのファインダーでずっと河島選手をとらえていた。右手ワンハンドでのトスかと思いきや指をボールに回り込ませて背面相手コートに落としてきた。相手コートをいつ見ていたのかがわからなかった。
(撮影:2012年12月14日対KUROBE/駒沢体育館)
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●仙台ベルフィーユ (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
2012年2月にお亡くなりになられた敬愛する故・米田一典監督が作った四国Eighty 8 Queenが移転して結成
されたチーム。米田氏の遺志を彼女の娘達はいつまでもつなげていって欲しいと心から願う。
(撮影:2012年12月14日対日本体育大学/駒沢体育館)
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●とわの森三愛高等学校・小池勇輝 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
「ちょっとクールでストイックで人見知り。その実仲間思いのいいヤツ」勝手な第一印象。でもそんなバレーボーラーがスキ。
(撮影:2012年12月14日対東海大学/駒沢体育館)
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●PFU・寺廻太監督 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
バレーボールにブランクのある身としては知った顔が居るだけで安心する。選手として監督として、そしてコーチ、解説者としてバレーに携わってこられた寺廻監督は昔から何も変わっていない気がする。
(撮影:2012年12月14日対東海大学/駒沢体育館)
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●PFU・船崎恵視 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
宮崎日大高ー香蘭女子短ー武田製薬ーJTー茂原ートヨタ車体とセッター歴も長く、車体が皇后杯を優勝した時のセッターとして記憶に残っていた。昨シーズンよりPFUに移籍していた。
(撮影:2012年12月14日対PFU/駒沢体育館)
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●東海大学・清水眞衣 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
バレーボールは全身を酷使する競技だとつくづく思う。ジャンプして反りながらも体重は前のめり、そしてブロックに付かれたら体勢とは反対の方向に上体でボールを強打する。
(撮影:2012年12月14日対PFU/駒沢体育館)
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●中京大学・坂本絵梨 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
試合前、大学チームはチーム旗の元に集う。中京大学はキャプテン坂本選手が旗をつかんでチームの統率を計るがこちらまで楽しく巻き込まれてしまう。
(撮影:2012年12月14日対上尾/駒沢体育館)
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●東海大学・山岸あかね (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
全日本インカレを3位で終えた東海大学女子。通常4年生はインカレが最後の大会。皇后杯ファイナルラウンド出場で引退は延びはしても、負けてしまえば彼女達の大学バレーボール生活はそこで終了する。
(撮影:2012年12月14日対PFU/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
アスリートとして均整のとれた厚い背中、プレーが始まる前にまず惚れ込んだ。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
両腕を大きく後ろにふりかぶり、より高く跳ぶ吉村選手。決して高くはない身長をジャンプ力で補って余りも得ている感じがする。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・庄司夕起(レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
センタープレーヤーのブロードの入り方はそれぞれ特徴があり、全日本に名前を連ねた選手ならばその後ろ姿だけで誰のブロードかも判るようになった。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・土田望未 (レンズ 400mm/絞りf 4.5/シャッター速度1/2000秒)
セッターの土田選手は親指と小指でくるっとボールをまわしてからサーブのトスを上げる。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
空中での瞬時の判断、ボールの軌道変更は肉体的な負担も大きく、それに対応出来得るだけの肉体は瞬時には出来上がらない。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・庄司夕起(レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
若い選手が多いチームを引っ張る庄司選手はやはり一枚も二枚も格上感がある。チームメイトは試合中も多くの事を彼女から学んでいるようにも見える。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●上尾・オレーナ・ウスティメンコ (レンズ 800mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/2000秒)
世界のバレーと比べ、リーグの方式からカップ戦の方法、それに加えて生活環境に大きな隔たりがある。ウクライナ生まれで学生時代をアメリカで、そしてトルコリーグを経験して来たウスティメンコではあるが日本はどのように感じているのだろう。
(撮影:2012年12月14日対中京大学/駒沢体育館)
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●日本体育大学・黒木康太郎 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ジャンプ時より強く握りしめた左手の拳は力の象徴。出来る限り身体を開いてボールを強打する。
(撮影:2012年12月14日対新潟教員/駒沢体育館)
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●東レ・峯村沙紀 (レンズ 200mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
リーグでの好調を維持し続けている昨年の皇后杯覇者、東レアローズは今年もやはり強い。
(撮影:2012年12月15日対KUROBE/駒沢体育館)
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●東レ・田代佳奈美 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
ひとそれぞれ利き眼というものが存在する。カメラをどちらで覗くかと同じように田代選手も左目が利き眼なのであろう。
(撮影:2012年12月15日対PFU/駒沢体育館)
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●JT・國近公太(レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
毎年リーグ戦とは男女逆のメーカーボールを使用する天皇杯・皇后杯。今年はモルテンの3色。JTのセカンドシャツは白にチームカラーの緑、そして襟と袖に赤。まるでコーディネイトされているかのような配色。
(撮影:2012年12月15日対日本体育大学/駒沢体育館)
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●NEC・バシャ・イエリズ (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
トルコのベクシュタシュで昨シーズン狩野舞子選手(久光)とチームメイトであったが、初の海外移籍が日本。彼女もやはり慣れるまでには時間がかかってしまうのだろうか。
(撮影:2012年12月15日対日本体育大学/駒沢体育館)
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●NEC・島村春世 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
喜怒哀楽が交差するコートの中。優しさと安堵感もそこに同居している。
(撮影:2012年12月15日対日本体育大学/駒沢体育館)
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●日本体育大学・根本研監督 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
根本監督は元カメラマン。選択を違えていたら同業者になったかもしれない。初日、大会終了とともに眼鏡の色を赤に変えてくれると約束して仙台を破った。
(撮影:2012年12月15日対NEC/駒沢体育館)
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●日本体育大学・中村亜友美(レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
利き腕が左というメリット。そして体重をかけた重い球、インパクトまでの早さを活かしたスピードボールが打てる中村選手はすでにVリーグチーム入りが決まっている4年生。
(撮影:2012年12月15日対NEC/駒沢体育館)
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●日本体育大学・床拭隊 (レンズ 200mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
今大会もモッパー、ボールリトリバーは日本体育大学が務めてくれた。
(撮影:2012年12月15日駒沢体育館)
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●NEC・杉山祥子(レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
2004年アテネ、2008年北京五輪を含め数多くの国際大会も経験して来た杉山選手。第一に思い浮かぶのは長い指である。
(撮影:2012年12月15日対PFU/駒沢体育館)
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●堺・伊藤康貴、石島雄介 (レンズ 19mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/80秒)
それぞれの試合に対する想いをはせながら控え室よりコートに向かう。その道のりはいろいろと学ぶ場所でもある。
(撮影:2012年12月15日対東海大学/駒沢体育館)
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●デンソー・大竹里歩 (レンズ 400mm/絞りf 2.8/シャッター速度1/2000秒)
全日本でも活躍した大竹選手の父親・秀之氏を学生時代より撮影している身としては、その娘がVリーグチームで出場しているのがいろいろな意味で非常に感慨深い。
(撮影:2012年12月15日対PFU/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂(レンズ 800mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/2000秒)
全身を弓のように反らせて放つスパイク。吉村選手の場合はそれに加えて上腕の強さが加わる。
(撮影:2012年12月15日対パイオニア/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂 (レンズ 85mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
男子選手バリのジャンプサーブはカッコイイ。
(撮影:2012年12月15日対パイオニア/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂(レンズ 800mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/2000秒)
一番喜び、一番悔しがる。そして何より一番ボールに接している気がする。Vチャレンジ、上尾の試合がもっと撮りたくなる選手である。
(撮影:2012年12月15日対パイオニア/駒沢体育館)
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●パイオニア・渡邉和香里(レンズ 85mm/絞りf 2/シャッター速度1/2000秒)
正セッター冨永こよみ選手のケガは試合前に知った。実力で押し退けたのではないにしろ、運も実力のうち。久しぶりにハイキーな写真を撮りたい選手が現れた。
(撮影:2012年12月15日対上尾/駒沢体育館)
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●パイオニア・渡邉和香里 (レンズ 560mm/絞りf 4/シャッター速度1/2000秒)
チャンスをものにしてしまうには実践を数多く経験できるようにまずは皇后杯を勝ち続ける事。スキな言葉は「練習は嘘をつかない」という渡邉選手が上げる年明けリーグ再開も楽しみとなった。
(撮影:2012年12月15日対上尾/駒沢体育館)
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●上尾・吉村志穂(レンズ 800mm/絞りf 5.6/シャッター速度1/2000秒)
他の選手達より高く跳び、どこにボールが落ちてこようが全てのボールを拾う。吉村選手の負けず嫌いの性格が試合を面白くしてくれる。
(撮影:2012年12月15日対パイオニア/駒沢体育館)
Michi ISHIJIMA(石島 道康)
1966年8月17日群馬県生まれ。1985年からフリーランスフォトグラファーとして活動し、月刊バレーボールをはじめ、2輪・4輪のモータースポーツ誌、芸能、経済誌など題材は多岐に渡る。AFC(アジアサッカー連盟)、Jリーグ・名古屋などのオフィシャルフォトグラファーを歴任。その後オランダ・ロッテルダムに渡り、サッカー、格闘技など欧州を中心に活動する。2012年はロンドン五輪にも赴き、バレーボール女子日本代表の銅メダル獲得の瞬間にもシャッターを切った。AIPS(国際スポーツプレス協会)会員、AJPS(日本スポーツプレス協会)会員、FIVB(国際バレーボール連盟)公認スペシャリストフォトグラファー、Jリーグ公認フリーランスフォトグラファー。
●公式HP「Michi ISHIJIMA Photographic World」http://www.prideone.net/