遂にツールは3週間の旅を終え、パリを目指す最終ステージを迎えた。この日、首位交代が予想されたのはポイント賞。1位のマキュアンと2位ハスホウトの差はたった11ポイントで、マキュアンは昨年、クックに最終日逆転された苦い経験を持つ。
いつもの最終ステージはシャンゼリゼまでの凱旋パレードになるが、第18ステージでアームストロングが追いまわし、紙面をにぎわしたF・シメオーニが0km地点でアタック。今回はさすがにアームストロングも追わなかったが、USポスタルを先頭にした集団が一列棒状で彼を追いかけ、9km地点で吸収した。これで集団は平静を取り戻し、おしゃべりしたり、シャンパンに舌鼓をうったりと、いつもと同じなごやかな雰囲気になった。
その平静を破ったのは86.5km地点の中間スプリント。ハスホウトはチームメートの援護で飛び出すが、マキュアンには勝てず、その差を13ポイントに広げられてしまう。
大集団はシャンゼリゼ周回コースに入り、最初のゴールライン通過に設けられた2度目の中間スプリントは逆にハスホウトがマキュアンに競り勝ち、その差は再び11ポイントに戻った。ベッティーニ、フレチャ、メルクス、ボエックラーを含む10選手が逃げ集団を形成し、残り6周で40秒先行。しかしその逃げも残り2周で吸収され、最後はゴールスプリントに持ち込まれた。クレディアグリコルとロットが集団を牽き、ナゾン、マキュアン、ホンドが姿を現わす。しかし、最後はボーネンの力強いスプリントに誰も追い付くことが
できなかった。マキュアンは3位に入り、マイヨ・ベールを死守した。
アームストロングは114位でゴール。この瞬間、誰も成し遂げたことのないツール6連覇の栄光が彼の手中に収まった。『今年、私は100%だった。チーム、トレーニング、戦術…すべてが完璧だった。ツールは私にとっても、チームにとっても、スポンサーにとっても、とりわけ将来のチームであるディスカバリーチャンネルにとっても、世界で最も素晴らしいレースだ。ツールなしの1年なんて考えられない』レース後に彼はこのように語り、来年新スポンサーでツール7連覇に挑戦することをほのめかした。
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