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※このコラムは、フジサンケイ ビジネスアイ紙に掲載されたものです。
第6回 眼で見る→脳で判断→体を動かす
動体視力向上が決め手
2006.11.27(ビジネスアイ7月7日掲載) サッカーW杯ドイツ大会、祭典もいよいよ決勝を残すだけ。6/9から始まった1ヶ月間にわたる寝不足もやっと解消されるか・・・。さあ、頂点に立つのはどこかな!? サッカーは、ゴールキーパー以外は手を使わずに主に足でボールを扱いながら相手ゴールにボールを入れて得点を競うスポーツ。ルールがシンプルなことから世界の多くの国でプレーされ、現在国際サッカー連盟(FIFA)には、国連(191カ国)より多い207の国と地域が加盟している。 決勝トーナメントに入り、実力伯仲同士の戦いは、ちょっとしたチャンスを得点に繋げたチームが勝ち上がっている。PK戦までもつれ込んだ場面では、疲れとプレッシャーからゴールを割れない選手が続出している。 拮抗した試合で勝利に導くための基点となるのは司令塔・ミッドフィルダー(MF)だ。キープ力、パス、そして判断力が優れていないと務まらないポジションで、強いチームには欠かせない存在。ブラジル・ロナウジーニョ、イングランド・ベッカム、フランス・ジダン、ドイツ・バラック、そして日本では中田英寿、中村俊輔。サッカーに詳しくない人も聞いた名前だろう。彼らから出されたパスで得点を狙うホットラインもあり、その決め手は判断力だ。 判断力は、サッカーに限らずスポーツ選手には重要な要素である。辞書には「物事を正しく認識し、評価する能力」と堅苦しく説明されているが、サッカーの攻撃で例えると「瞬時に判断して的確なパスを送り得点を狙う」ことか。場合によっては、自らシュートを打つ選択肢もあり、それも判断力だ。 その判断力の基となるのは動体視力で、流れは「眼で見る→脳で判断→体を動かす」。その昔は、線路の枕木を数える、すれ違う自動車のナンバーを当てるなどしたが・・・。メジャーリーグのイチロー選手は、子供の時からバッティングセンターに通い、速いボールに慣れた。卓球の福原愛選手は、“泣き虫愛ちゃん”当時から速いスマッシュに対応。ともに幼い時から自然と動体視力のトレーニングをしていたことになる。 現在では、動体視力を向上するためのソフトが出され、パソコンのキーボードを叩くだけでトレーニングができるようになったが、ベースとなるのは視力が良いことだ。動体視力を向上させようとパソコンでのトレーニングをやり過ぎると視力低下の可能性もあり、逆効果になってしまう恐れがある。 このような不安をなくすために、動体視力向上と視力低下を防ぐ、眼に優しいソフトを開発したのは、(株)アイパワースポーツ(東京都港区虎ノ門)。3D(立体)技術の「POWER3D Visual Training system」(P3DVTS)は、3Dになったことで動体視力をこれまでより多い8項目の視覚能力に分類、現実に近い形でトレーニングができる仕組みとした。トレーニング前後には、眼球のストレッチをすることで疲れを残さず視力低下も防ぐ。 このソフトを使ったプロテニス選手のトレーニングを見たが、最初は指示された内容(眼で見て)を言葉で言えて(脳で判断)もキーボードを押すことができない(体が動かない)状態。何回か続けるうちに対応時間が短くなっていったが、簡単に効果は出ない。 動体視力に限らず、トレーニングは、一過性ではなく継続性が大切。楽しては、強くなったり、うまくなったりしないということですね。 → ページのトップへ
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