演目解説

<ジャンプ>

◆トウループ
トウループ 前向きに滑ってきた状態から踏み切る直前に後ろに向きを変え、すぐに右足アウトサイドのエッジで踏み切る。その際に左足のつま先(トウ)で氷を蹴ってジャンプを補佐するのは動作はフリップと似ているが、踏み切る足が右だとトウループ、左だとフリップになる。コンビネーションジャンプの2つ目にも用いられる。
【トウループの基礎点】 ( )内は演技の後半での得点
1トウループ:0.4(0.44)
2トウループ:1.3(1.43)
3トウループ:4.0(4.40)
4トウループ:9.8(10.78)
◆サルコウ
サルコウ 前向きに滑ってきた状態から踏み切る直前に後ろに向きを変え、すぐに左足インサイドのエッジで踏み切り、右足を振り上げて跳ぶ。跳び上がるときにはすでに半回転している状態になる。踏み切る前に両足が「ハ」の字型になるのが特徴。技を生み出したスウェーデンのウルリッヒ・サルコウに由来。安藤美姫が4回転を跳んだことでも有名。
【サルコウの基礎点】 ( )内は演技の後半での得点
1サルコウ:0.4(0.44)
2サルコウ:1.3(1.43)
3サルコウ:4.5(4.95)
4サルコウ:10.3(11.33)
◆ループ
ループ 右足アウトサイドのエッジで踏み切り、右足で着地する。跳ぶ瞬間に、イスに腰掛けたような格好になるのが特徴。トウループと違い、左足つま先(トウ)を使わず滑ってきたその足で跳ぶ。両腕を前後に開き、踏み切りの瞬間には左右の足がクロスして、両足で踏み切っているように見える。
コンビネーションジャンプの2つ目に用いられることも多く、トウループよりも難易度が高いので高得点が望める。
【ループの基礎点】 ( )内は演技の後半での得点
1ループ:0.5(0.55)
2ループ:1.5(1.65)
3ループ:5.0(5.50)
4ループ:10.8(11.88)
◆フリップ
フリップ 前向きに滑ってきた状態から踏み切る直前に後ろに向きを変え、すぐに左足インサイドのエッジで踏み切る。氷から離れる際に右足のつま先(トウ)で氷を蹴ってジャンプを補佐すのはルッツと同じだが、前向きに滑ってきてから後ろ向きに変えてすぐに跳べばフリップ、ずっと後ろ向きに滑ってきてから跳べばルッツと考えていい。
【フリップの基礎点】 ( )内は演技の後半での得点
1フリップ:0.5(0.55)
2フリップ:1.7(1.87)
3フリップ:5.5(6.05)
4フリップ:11.3(12.43)
◆ルッツ
ルッツ 後ろ向きに滑ってきてから、力を貯めるような感じから左足アウトサイドのエッジで踏み切り、氷から離れる際に右足のつま先(トウ)で氷を蹴ってジャンプを補佐するのはフリップと同じだが、前向きに滑ってきてから後ろ向きに変えてすぐに跳べばフリップ、ずっと後ろ向きに滑ってきてから跳べばルッツと考えていい。
【ルッツの基礎点】 ( )内は演技の後半での得点
1ルッツ:0.6(0.66)
2ルッツ:1.9(2.09)
3ルッツ:6.0(6.60)
4ルッツ:11.8(12.98)
◆アクセル
アクセル ジャンプの中で唯一前向きに踏み切って跳ぶ技で、そのため半回転多くなり難度も上がる。浅田真央の代名詞「トリプルアクセル」は3回転半のアクセルのことで、現在、女子では浅田のみが跳ぶことができる。浅田はバンクーバー五輪で、いずれも史上初となるSPでの成功、フリーでの2回成功という快挙を成し遂げた。名称は、技を生み出したノルウェーのアクセル・パウルゼンに由来。
【アクセルの基礎点】 ( )内は演技の後半での基礎点
1アクセル:0.8(0.88)
2アクセル:3.5(3.85)
3アクセル:8.2(9.02)
4アクセル:13.3(14.63)

<ステップシークエンス>

◆ストレートライン ステップシークエンス
ストレートライン ステップシークエンス リンクの端から端、もしくは対角線に直線的に行うステップ。スピードが出やすいので、プログラムの見せ場になることが多い。行われたステップの種類や組み合わせ、演技のスピードなどによりレベル1~4までに採点される。
【ストレートライン ステップシークエンスの基礎点】
レベル1:1.8
レベル2:2.3
レベル3:3.3
レベル4:3.9
◆サーキュラー ステップシークエンス
サーキュラー ステップシークエンス リンク内で円、もしくは楕円を描くように行うステップ。開始位置と終了位置で円が結び、閉じているようにしなければならない。ステップの種類や組み合わせ、演技のスピードなどによりレベル1~4までに採点される。
【サーキュラー ステップシークエンスの基礎点】
レベル1:1.8
レベル2:2.3
レベル3:3.3
レベル4:3.9
◆サーペンタイン ステップシークエンス
サーペンタイン ステップシークエンス サーペンタインは「蛇」を意味し、その言葉通り、リンクを幅いっぱいに使い蛇行しながら行うステップ。ステップの種類や組み合わせ、演技のスピードなどによりレベル1~4までに採点される。
【サーペンタイン ステップシークエンスの基礎点】
レベル1:1.8
レベル2:2.3
レベル3:3.3
レベル4:3.9
◆スパイラル ステップシークエンス
スパイラル ステップシークエンス スパイラルとは、軸足でない足を腰より高い位置にキープして滑ることで、上げた足の高さがあることだけでなく、エッジにきちんと乗った状態で頭も下がらず、胸を張った姿勢を保っているのが美しいとされる。なお、国際スケート連盟のルールで、女子シングルとペアは演技に取り入れなければならない必須要素となっている。
【スパイラル ステップシークエンスの基礎点】
レベル1:1.8
レベル2:2.3
レベル3:3.1
レベル4:3.4

<スピン>

◆キャメルスピン
キャメルスピン スパイラルの姿勢(軸足でない足を腰より高い位置にキープして滑る)で行うスピンで、片足を後方へ伸ばしてながら上半身も水平に保ち「T」の字に似た形になる。ドーナツスピンもこのスピンの一種。ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。
【キャメルスピンの基礎点】
レベル1:1.4
レベル2:1.8
レベル3:2.3
レベル4:2.6
◆ドーナツスピン
キャメルスピン キャメルスピンの一種で、体と足を水平に保ったまま、軸足でない足を掴んで行うスピン。上から見たときにドーナツのように丸く見えることからそう呼ばれる。優れた柔軟性が要求される技で、ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。
【ドーナツスピンの基礎点】
レベル1:1.4
レベル2:1.8
レベル3:2.3
レベル4:2.6
◆シットスピン
シットスピン 軸足を曲げ、しゃがんだ姿勢で行うスピン。氷についていないほうの足を前にまっすぐ伸ばして行うが、足を曲げたり、クロスさせる変形もあるなど、近年はバリエーションも多い。ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。
【シットスピンの基礎点】
レベル1:1.3
レベル2:1.6
レベル3:2.1
レベル4:2.5
◆アップライトスピン
アップライトスピン まっすぐ立った姿勢で行うスピン。スタンドスピンとも呼ばれ高速回転がかけやすい。Y字スピンはアップライトスピンの一種。ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。
【アップライトスピンの基礎点】
レベル1:1.2
レベル2:1.5
レベル3:1.8
レベル4:2.4
◆レイバックスピン
レイバックスピン 基本となる姿勢から上半身を後ろに大きく反らせた状態で行うスピン。ビールマンスピンはこれの一種。ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。
【レイバックスピンの基礎点】
レベル1:1.5
レベル2:1.9
レベル3:2.4
レベル4:2.7
◆ビールマンスピン
レイバックスピン レイバックスピンの一種で、両手あるいは片手で軸足でない足のブレードを持ち、背後から頭上に持ち上げた形のスピン。ポジションや姿勢などにより、レベル1~4までに採点される。なお名称は、世界ではじめて行ったスイスのデニス・ビールマンに由来。
【ビールマンスピンの基礎点】
レベル1:1.5
レベル2:1.9
レベル3:2.4
レベル4:2.7