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| | 里谷多英選手は長野五輪後のケガを克服、今ソルトレークで再び大きくはばたこうとしている。 |
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里谷多英 独占インタビュー 2002年1月
(※このインタビューは銅メダル獲得前に行われたものです)
Q.ワールドカップについての内容についていかがでしたか?
A.勉強になりましたね。というかオリンピックに向けてやわらかく、やわらかくという滑りに変えていこうと思っていたんですが、なかなか点がでなくて…色々変えたり考えたりできたので良かったと思います。
Q.今シーズンに入ってオリンピックにむけて変わった点はありますか?
A.体力がついたのとスピードに自信がついたことですかね。一時スピードは関係ないと思い、ゆっくりきれいに滑った方がいいのかと思っていたのですが、それじゃ見ててもつまらないということで、また速い滑りを始めたということがあります。ジャッジはスピードについてあまり見ないのはわかっています。それより他の選手にすごいと思われた方が嬉しいです。スピードを追求するのではなく、それをターンにもつなげるということですかね。遅いとカービングターンができなくて、カービングターンをしようとすると滑りが速くなるんですね。ターンとスピードとあと一番の課題はエアなんです。
Q.勝負の分かれ目になるのは何でしょうか?
A.やっぱりエアですね。エアさえ上下にぴたっと決まればいいのかなと思っています。
Q.本番でのエアはもう決まっているのですか?
A.いえ、まだですが、トリプル・トリプルではいこうと思っています。ワールドカップではトリプル・ダブルかダブル・ダブルでした。やろうと思えばできたけど、完璧じゃなっかたので、点数でないだろうと思いやめました。これからの合宿で完璧になったら使おうかなって…。できなかったら悩める金メダル候補ってとこですか。ははは…。
Q.勝つためには何が課題でしょう?
A.やっぱりトリプル・トリプルをぴたっと決めるしかないんですけど、それでもどうかなっていうところ。スピードでもターンでも負けないと思っています。エアのランディングで私の場合点数を引かれてしまうので…。ランディングと踏み切りを決めたいです。あとはメンタルの問題で、もう出来るんだ!って怖がらずに跳ぶことですね。とにかく滑り込んで自信をつけるしかありません。
Q.ライバルという面ではいかがですか?
A.今シーズン、自分よりいい滑りをしている人は皆ライバルになりますが、名前を挙げるとするとまずはカリーですかね。全てが安定していてずば抜けているかなぁと。勝つためには「転べー!」と…いけないですね。あとは上村愛子ちゃんですかね。彼女はいいチームメイトなので今までも練習してていい刺激になっています。でもオリンピックになればあんまりライバルとか関係ないかなと思います。やっぱり勝ちたいという気持ちはあるでしょうが、予選では予選通過できるのかなぁ?なんて考えてそうです。本番でいい滑りができるかどうかは練習で自信がついているかどうかで、余裕も自然に出てくるでしょうね。楽しもう!なんて思ってるかもしれません。せっかくのオリンピックだし、いい方にいい方に考えたいです。でもオリンピックでは人のことあんまり見ているどころでないというか、頭真っ白になってるかも…。
Q.お父さんについて少しお聞きしてもいいですか?
A.長野五輪の前年に亡くなったんですけど、それまで一番楽しみにしていたのが父で、私より楽しみにしていて大きな大会があったら絶対いくぞ!と病気になる前から言ってました。一番見たかったのが父だったので胸ポケットに入れたら一緒に滑ってくれるかなぁなんて思ってました。あの時は自分のためでももちろんあったのですが、お父さんのために…という気持ちはありましたね。でも今回は自分のためですね。一生安定できるかな?なんて、ははは。
Q.長野からの4年間はどんなものでしたか?
A.何だかいろいろありましたねー。ケガもあったし、やだなぁと思ったこともあったし、やめようかとも思ったし、すごく楽しいこともあったし、すごくいろいろなことのあった4年間でした。ケガは苦しかったですが、私生活では楽しめましたし、ケガはショックでしたが、何も特に大会のなかったときで、おかげでスキーの楽しさを知ることもできました。
Q.長野五輪のときと比べてプレッシャーなど変わったことは?
A.そうですねぇ。全然変わらないですね。意外とプレッシャーもありません。今回は友人や親からも期待してないからと送り出されました。いやちょっとはありますけど、それは自分自身がいい滑りが出来るかという良いプレッシャーですね。長野の前の4年間は高校から大学の間だったので、すごく楽しく遊びたいという気持ちを抑えて練習していたような気がします。失敗したら4年間が無駄になるというむなしい気持ちもあったけど、今回は長野の後に思いっきり遊んだし、スキーや私生活の楽しさもいろいろ経験してあえてスキーが楽しいと思っています。また違ったプレッシャーはあり、自分自身失敗したくないなと思いますが、無駄にしたとは思わなそうなので、その辺が一番変わったかな。
Q.里谷さんにとってオリンピックとは何ですか?
A.なんだろうなぁ?お祭りです!なんて言ったら怒られますね。一番勝ちたい場所です。正直に言っちゃいました…。
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