PARA☆DO! 〜その先の自分(ヒーロー)へ〜

毎週水曜 よる10時54分 放送

BACK NUMBER

2017年9月

9月27日(水)

国枝慎吾選手

(車いすテニス)

TOKYO 2020で最高のガッツポーズをしたい!

国枝慎吾選手(車いすテニス)

一球一球に魂を込めて

【無料】番組本編を見る >

「東京で最後に、最高のガッツポーズをしたい」それが国枝慎吾選手の今の目標。車いすテニスでパラリンピックの金メダルを3つ、グランドスラムを5度も達成。数々の栄光を手にし、世界にその名を知らしめた最強のプレーヤーだが、右ひじのケガに苦しめられ、この2年間は思うような結果が残せていない。それでも、「今は新たなフォームを体に染み込ませている時期。ショットの改造がうまくいったら、また新しいテニスが生まれる」と語る。取材に訪れた日も、一球一球に魂を込めて基礎練習を繰り返していた。「勝つことで復活ののろしを上げたい」勝利の喜びを知っているからこそ、結果を出すことにこだわり続ける。「大きな目標を達成するためには、目の前の小さなステップを一つずつ登っていくこと。そのためにはやっぱり地道な努力が必要。でもそれが一番の近道だと思います」2020年の東京で最高の結果を出すために、国枝選手は今、この時を全力で生きている。

国枝慎吾選手(車いすテニス)

再び世界の頂点へ

国枝慎吾選手(車いすテニス)

改造中の新たなフォーム

国枝慎吾(クニエダシンゴ)
1984年2月21日生まれ 33歳 東京出身 ユニクロ所属
2004年アテネパラリンピック金メダル(ダブルス)、2008年北京パラリンピック金メダル(シングルス)、2012年ロンドンパラリンピック金メダル(シングルス)
グランドスラム シングルス優勝24回、年間グランドスラム5回達成
日本車いすテニス界初のプロプレイヤー(2009年~)

9月20日(水)

佐藤圭一選手

(クロスカントリースキー/バイアスロン/トライアスロン)

世界に挑む!クロカン王子

佐藤圭一選手(クロスカントリースキー/バイアスロン/トライアスロン)

茶臼山でのローラースキートレーニングを行う佐藤選手

【無料】番組本編を見る >

「練習は多いときで1日10時間くらいやります。いつも外国の選手に最後の周回にまくられて、表彰台を逃すということがあるので。彼らよりもパワフルじゃないといけないので」と言う佐藤圭一選手。
早朝5時、家を出発し山のふもとから9キロの道のりをローラースキーで駆け上がり、その後、ゲレンデの傾斜をつかったランニング、佐藤選手は常にレースの後半のスタミナを意識した練習をしていた。
「練習はキツイですが、キツイ時には負けた選手の背中をイメージする。これでやめたらメダルはないぞって」
そして、心肺機能の上昇を狙って近年ではトライアスロンにも挑戦。正式種目となったリオパラリンピックにも日本代表に選出され出場している。
しかし、どれだけトレーニングを行っても、まだ世界との差が埋まらない問題もあると真剣な表情を見せた。
「バイアスロンの射撃の練習をする場所がない、海外で練習に行きますが渡航費も宿泊費もかかってくる、これでは次世代の選手たちも行き詰ってしまう。だから自分がメダルをとって競技の環境を良くして、次世代に繋げていきたいんです。」

佐藤圭一選手(クロスカントリースキー/バイアスロン/トライアスロン)

名古屋市内の河川敷で自転車トレーニングを行う佐藤選手

佐藤圭一選手(クロスカントリースキー/バイアスロン/トライアスロン)

初動負荷トレーニングを行う佐藤選手

佐藤圭一(サトウケイイチ)
1979年7月14日生まれ 38才 愛知県出身 avex所属
先天性の左手間接部欠損の障害を持つ。
25歳のとき、新田佳浩選手の特集記事を見て、単身カナダへ渡りスキーを始める。
バンクーバー・ソチパラリンピックに日本代表として出場。
そしてスキーのトレーニングの一環として始めたトライアスロンでもリオパラリンピックに出場。

9月13日(水)

成田緑夢選手

(スノーボードクロス)

スノーボードで新たな夢へ

成田緑夢選手(スノーボードクロス)

大阪出身の成田緑夢選手

【無料】番組本編を見る >

スポーツ一家に生まれ、幼いころからオリンピックを目指していた。
兄は成田童夢、姉は今井メロ(共にスノーボードでトリノ五輪に出場)
しかし、2013年トランポリンの練習中に着地に失敗し大ケガ。左足のヒザから下に麻痺が残った。突然、夢を失った成田選手だったが、ケガから1年後にはスノーボード、トランポリン、ウェイクボード、走り高跳びなどに再挑戦。新たな夢を求めて出来ることは何でもやった。そんな時、成田選手の頑張る姿を見た人たちから「感動した」「あきらめていたことにチャレンジする勇気が湧いた」などの応援のメッセージが届いた。成田選手は「自分が活躍することが誰かの力になる」と知り、再びスポーツに対する意欲を取り戻した。今はスノーボードクロスで平昌パラリンピックを目指し、夏場はウェイクボードでバランス感覚を磨いている。一度は夢を失った成田緑夢の夢はまだ終わらない。

成田緑夢選手(スノーボードクロス)

成田3兄弟の末っ子(中央)
左:姉・今井メロ、右:兄・成田童夢

成田緑夢選手(スノーボードクロス)

ウェイクボードは全日本選手権(一般部門)で優勝するほどの腕前

成田緑夢(ナリタグリム)
1994年2月1日生まれ 23歳 大阪出身 近畿医療学園所属
スポーツ一家・成田3兄弟の末っ子。幼少からスノーボード、ウェイクボード、トランポリンなどに取り組み、オリンピック出場を目指していた。しかし、2013年に大ケガ、左足のヒザから下が麻痺。現在はスノーボードクロスで平昌パラリンピック出場を目指している。
2017年全国障がい者スノーボード選手権大会&サポーターズカップ スノーボードクロス優勝、2017年ワールドパラスノーボード・ワールドカップ(アメリカ) スノーボードクロス1戦目優勝、スノーボードクロス2戦目優勝

9月6日(水)

廣瀬隆喜選手

(ボッチャ)

ボッチャへの楽しさを伝えたい!リオパラリンピック銀メダリスト

廣瀬隆喜選手(ボッチャ)

AKB48 Team 8とボッチャ対決

【無料】番組本編を見る >

ボッチャの魅力を語る廣瀬選手の表情は真剣そのもの。
『まず色んな人に知ってもらいたい。知ってもらったらやってもらいたいんです。
ボッチャは見るよりもやる方が絶対楽しいスポーツだから』
銀メダルを獲得したリオデジャネイロパラリンピックの活躍の後、多い時で月の半分ぐらいボッチャの普及イベントに参加してきたという廣瀬選手。もちろん、その間も自身のボッチャの練習をしながら、介護施設の職員としての仕事もこなし多忙の日々を過ごしてきた。
そんな廣瀬選手は今回、フジテレビお台場夢大陸で行われた「お台場BEYONDフェス」ではAKB48 Team 8と一緒にボッチャを紹介するイベントに登場。大勢の観客にその魅力を伝えていた。
イベントの後も、銀メダリスト自らがAKB48 Team 8にボッチャを個別指導、またとないチャンスに彼女たちもすっかりボッチャの魅力にはまったようだった。
『なかなかAKB48 Team 8さんとやることもないですからね。かなり盛り上がってよかったです。本当に、こういう場はすごく大切、何としても2020年の東京パラリンピックではボッチャの会場を満員にしたいんです。きっとそれはボッチャの楽しさをわかってもらえばできるはず。』と屈託のない笑顔を浮かべていた。

廣瀬隆喜選手(ボッチャ)

お台場のイベントステージでボッチャを教える廣瀬選手

廣瀬隆喜選手(ボッチャ)

AKB48 Team 8に個別指導

廣瀬隆喜(ヒロセタカユキ)
1984年8月31日生まれ 33才 千葉県出身 市原ボッチャクラブ、Noble Wing所属
先天性の脳性麻痺による四肢体幹機能障害で車いすでの生活。
高校3年の夏から本格的にボッチャをはじめ、北京・ロンドンパラリンピックに日本代表として出場。
そして昨年、リオデジャネイロパラリンピックにて混合団体で銀メダルを獲得。