PARA☆DO! 〜その先の自分(ヒーロー)へ〜

毎週水曜 よる10時54分 放送

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2017年8月

8月30日(水)

上山友裕選手

(車いすアーチェリー)

2020へ挑み続けるイケメン騎士

上山友裕選手(車いすアーチェリー)

リオパラリンピックで7位入賞

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大学1年の時にアーチェリーを始めた上山友裕選手。
大学卒業後、社会人1年目の時に原因不明の病にて両下肢麻痺になってしまったという。
それでもアーチェリーに対する情熱は消えず、パラアーチェリーに転向。
しかし、フルタイムで働きながらの競技生活では世界の壁は高く成績を出すことができなかった。
そこで、日本オリンピック委員会が行っているアスリートの支援事業「アスナビ」を活用し三菱電機に入社してから1年で世界大会での優勝、そして昨年のリオパラリンピック7位入賞と活躍。
そんな、上山選手がお台場で行われた「お台場BEYONDフェス produced by TOKYO GIRLS COLLECTION」に登場!
トップモデルやバドミントン豊田まみ子選手らとの初めてのランウェイにも挑戦。
上山選手は笑顔でアーチェリーの矢と同じくランウェイのど真ん中を2020へ向けて進んで行った。

上山友裕選手(車いすアーチェリー)

アーチェリー弓のタイプはカーブ・ボウ

上山友裕(ウエヤマトモヒロ)
1987年8月28日生まれ 30才 大阪府出身 三菱電機所属
同志社大学時代にアーチェリーを始める。大学卒業後 突然両下肢麻痺が発症、車いすアーチェリーに転向。2015年2016年全国身体障害者アーチェリー選手権大会連覇。
昨年のリオデジャネイロパラリンピック7位入賞。

8月23日(水)

内山輝将選手

(柔道)

技と心を磨く、柔道界のホープ

内山輝将選手(柔道)

集中!集中!で相手の出方を探る内山選手

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物腰がやわらかい人、それが内山輝将選手の第一印象。しかし話せば、言葉の一つ一つに強い意志が感じられる芯のある選手だった。生まれつき光がまぶしく見えてしまう障害がある内山選手だが、子供のころから人一倍体を動かすことが大好きだったという。
父親の影響で始めた柔道も、高校に入るまでは健常者として競技に出場し、背負い投げが得意技だった。ところが視覚障害者柔道に転向すると、組み合った状態からスタートするため、なかなか背負い投げが決まらない。海外の選手との対戦に向け、今は自分のスタイルを模索中だ。
大学では仏教学など仏教の歴史を中心に勉強し、黒板は見えにくいが授業は面白いと笑顔で語る。さらにサークルで出会った煎茶は「1杯目、お茶を飲んでみたらすごい美味しくて、こんなの自分でも入れられるのかなって思ったら、煎茶やりたいな」と一気にのめり込んだ。「毎回入れる人によって、味と色が違う。同じ味は一度として無いところがいいなと思う」と、今後も煎茶道への興味は尽きない。
2020年東京パラリンピックに向けては、「もちろん金も狙いたいが、でもメダル云々じゃなくてやっぱその場所に立ってどれだけ人に希望を与えられるかなっていうのを僕は重視している」と、選手としての勇気を見てもらいたいと前を向いていた。

内山輝将選手(柔道)

一気に一本を狙う

内山輝将選手(柔道)

煎茶道で心を落ち着かせる

内山輝将(ウチヤマテルマサ)
1998年5月4日生まれ 19歳 東京都出身 大正大学所属
先天性無虹彩症という病で、健常者よりも光がまぶしく見えてしまう。
2015年全日本視覚障害者柔道大会3位 2016年全日本視覚障害者柔道大会2位
東京パラリンピックでは金メダル獲得を目指す。

8月16日(水)

香西宏昭選手

(車いすバスケットボール)

世界を知るニッポンのエース

香西宏昭選手(車いすバスケットボール)

世界を知るニッポンのエース

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世界と戦うために今一番大切にしているのは「メンタル」だと言う香西宏昭選手。小学6年生からバスケを始め、高校卒業後はアメリカの強豪イリノイ大学で活躍。日本が誇る車いすバスケ界のエースだ。しかし、3度目のパラリンピック挑戦となったリオでは力を出し切れず9位に終わった。その悔しさをバネに香西選手はTOKYO 2020へと挑む。もっと強くなるために新たに取り組んだのは自分の感情をコントロールすること。月に2回、メンタルトレーニング上級指導士田中ウルヴェ京さんを訪ねスポーツメンタルトレーニングを受けている。自分自身を客観的に捉え、試合で何が起きても“決して動じない心”を手にいれる。技術や体力はもちろん、冷静沈着な精神力が勝敗を左右すると知っているからだ。2020年、最高の舞台で最高の結果を出すために、香西選手は日々準備を積み重ねる。

香西宏昭選手(車いすバスケットボール)

田中ウルヴェ京さん(右)からスポーツメンタルトレーニングを受ける香西選手

香西宏昭選手(車いすバスケットボール)

リオの悔しさをバネに飛躍を誓う

香西宏昭(コウザイヒロアキ)
1988年7月14日生まれ 29才 千葉出身 独ブンデスリーガ RSV Lahn-Dill所属
先天性両下肢欠損(膝上)12才から車いすバスケットボールを始め、高校1年生でU-23日本代表入り。高校卒業後、単身アメリカに渡りイリノイ大学に編入。憧れであるマイク・フログリー氏の指導の下、車いすバスケの戦略や技術を学び、全米大学選手権優勝。2013年にドイツ・ブンデスリーガのBG Baskets Hamburgとプロ契約。2017年ヨーロッパの強豪 独ブンデスリーガ RSV Lahn-Dillに移籍。
2008年北京パラリンピック7位、2012年ロンドンパラリンピック9位、2016年リオデジャネイロパラリンピック9位、4度目のパラリンピック2020年の東京を目指している。

8月9日(水)

鳥海連志選手

(車いすバスケットボール)

リオパラリンピック 車いすバスケットボール日本代表

鳥海連志選手(車いすバスケットボール)

滑らかなチェアワーク(車いす操作)が持ち味

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チーム最年少の17歳で挑んだリオパラリンピック。過去最高の6位を目指した日本は9位に終わったが、鳥海選手は「新たな目標、次のステージに行けるきっかけになった」と力強く振り返る。世界の強さを肌で感じた青年はこの春、生まれ育った長崎を離れ、2020年東京パラリンピックを目指し新たな生活を始めた。日本体育大学に進学し、新たに入団したパラ神奈川SC。
チームに入って約2ヶ月、U-23代表キャプテンの古澤拓也選手(2つ年上)を「タク」と呼ぶ物怖じしない性格ですっかりチームに溶け込み、7月16日の東日本選手権ではチームを優勝に導いた。
足の障害のほか、左手の指は2本、右手の指は4本。競技を始めた当初はドリブルにも苦労したが、たゆまぬ努力で克服、史上最年少の日本代表となった。得意なプレーはディフェンス。目下の目標である日本代表のレギュラーを目指し、シュートに磨きをかけている。

鳥海連志選手(車いすバスケットボール)

普段はクールだが、プレー中は感情をあらわに

鳥海連志選手(車いすバスケットボール)

キャンパスライフを満喫

鳥海連志(チョウカイレンシ)
1999年2月2日生まれ 18才 長崎県出身 パラ神奈川SC 所属
生まれた時から両足に障害があり、3歳の時に膝から下を切断した。手にも障害があり、普段は義足で生活。2014年、史上最年少の15歳で日本代表に選ばれると、2016年のリオパラリンピックでもチーム最年少選手として活躍。
東京パラリンピックへ、国内外から今最も注目を浴びる18歳。

8月2日(水)

古澤拓也選手

(車いすバスケットボール)

車いすバスケ 若き世代のチームリーダー

古澤拓也選手(車いすバスケットボール)

パラ神奈川SCのエース古澤拓也選手

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車いすバスケのU-23でキャプテンを務める若きリーダー古澤拓也選手21歳。
爽やかなルックスの中に秘めた闘志は熱く、「モットーは妥協せずにバスケと向き合うこと。少しでも妥協すれば競争に負けてしまうから」と語る。そんな古澤選手の所属するパラ神奈川SCに最近ライバルが移籍してきた。2歳年下のリオパラリンピック日本代表の鳥海連志(ちょうかいれんし)選手だ。二人はジュニア時代からお互いを意識しながら切磋琢磨してきた。これからは同じチームの仲間として、そして共に2020年の東京を目指して競い合う良きライバルだ。取材中も二人はコンビを組んで積極的にパスやシュートの練習に取り組んでいた。目標は2020年の東京パラリンピックにスタメンとして出場すること。妥協せず全力で夢に突き進む。

古澤拓也選手(車いすバスケットボール)

ドリブルと3ポイントシュートが武器

古澤拓也選手(車いすバスケットボール)

ライバルである鳥海連志選手(右)と競い合いレベルアップ

古澤拓也(フルサワタクヤ)
1996年5月8日生まれ 21才 神奈川出身 パラ神奈川SC 所属
先天性の二分脊髄で小学6年生の頃から歩行困難になり車いす生活になった。中学1年から車いすバスケットボールを始め、ジュニア世代の日本代表として活躍。2016年からはアンダー23のキャプテンを務める。強豪クラブ「パラ神奈川SC」に所属、2020年の東京パラリンピック出場を目指している。