正月の箱根駅伝。
67回目の出場で、鉄紺のユニフォームが初めての輝きを見せた。
山登りの5区で、1年生・柏原竜二が、トップと4分58秒差からの奇跡の大逆転。
その勢いにのり、復路は2年生を中心に安定した走りでつなぎ、初の総合優勝を果たした。
箱根王者として迎える、今年の駅伝シーズン。
4月に就任した酒井俊幸新監督のもと、大きな故障者もなく、順調に合宿をこなし、走りこんできた。
チームの中心は、もちろん、エース・柏原。
今年は春からトラックで、自己ベストを更新すると、関東インカレの5000m・10000mでは、ともに日本人トップで、日大・ダニエルにつぐ2位。
ユニバーシアードでは、世界の舞台も経験した。
成長を続ける怪物が、去年、1区で区間2位という華々しい大学駅伝デビューを飾った出雲で、どんな走りを見せるのか?
柏原に続くのは、千葉・大津・高見という3年生。
去年の箱根復路で見せた安定感は今年も健在だ。
そして、東洋優勝への鍵を握るのは、柏原を追いかける同期の2年生と、1年生で唯一エントリーされた渡邊。
3年生とともにきっちりつなぎの走りをすれば、大砲・柏原を最大限に生かすことができる。
東洋は、これまで、出雲駅伝では3位が最高。
酒井監督 「まだまだ王者と言われるほどの力はないし、あくまでも挑戦者という気持ちで挑みます。」
柏原 「東洋はダークホースという立場が似合っているし、今年もそう。そこから勝つのが楽しい。」
二人の言葉からわかるように、王者に、慢心はない。
今年も、東洋の新たな歴史をきざむべく、悲願の出雲初制覇に、挑む。