
今年で20回目を迎える『国際千葉駅伝』は、前回から世界唯一の男女混合チームによる駅伝世界一決定戦として大幅にリニューアルされました。世界各国の男女トップアスリートがタスキを繋ぎ、千葉の街を駆け抜けます。11月24日(月)に開催されるこの世界大会の模様を、フジテレビ系列ではハイビジョンで独占生中継致します。
レースの舞台は千葉県総合スポーツセンター陸上競技場を起点に、千葉の市街地を1周する6区間、42.195km。男子からスタートし男女交互に繋がれたタスキは、アンカーを務める女子ランナーによって再び陸上競技場へと戻ってきます。
今大会には3年ぶりの出場となるエチオピアをはじめ、オーストラリア、ルーマニア、ロシア、アメリカなど世界から選抜された11カ国が参加。さらに日本学生選抜と千葉選抜を加えた全13チームがエントリーし、駅伝世界一を目指します。
昨年、駅伝母国の誇りをかけて初代チャンピオンに輝いた日本代表。今年は、北京オリンピックの日本代表選手をはじめ、今シーズン活躍している男子4名、女子4名が名を連ねました。 日本代表男子の注目は北京オリンピックで5000mと10000mで代表入りを果たした松宮隆行(コニカミノルタ)。これまでに30kmでは世界記録を、5000mでは日本記録を持っていた松宮が、今年5月には10000mでも日本歴代4位のタイムをマーク。日本選手権では5000m・10000mを3年連続で制し、国内ではまさに敵なしの強さで臨んだ北京では上位進出が期待されましたが、10000mのレース中にシューズが片方脱げてしまうアクシデントに見舞われてしまいました。しかし、片方裸足のままで松宮は力走。さらにゴール後のインタビューで全く言い訳をせず、潔く自分の力不足を口にした松宮の姿は、見るものの共感を呼びました。
また先月ブラジルで行われた世界ハーフマラソン選手権で初めて日の丸を付けた中尾勇生(トヨタ紡織)が代表入り。日本人で初めて2時間20分を切った名ランナー中尾隆行の息子である中尾勇生は今シーズン成長著しく、先日の世界ハーフでは、これまでの日本人最高位タイである5位でフィニッシュしました。来年の世界選手権出場を狙うサラブレッドが、初めての千葉で更なる飛躍を誓います。
さらには全日本実業団5000mで日本人トップとなった岡本直己(中国電力)や、昨年のユニバーシアード5000mで2位に輝いた松岡佑起(大塚製薬)が日本代表入り。若き力が世界を相手に連覇を狙います。
女子では北京オリンピック5000m、10000m日本代表の福士加代子(ワコール)が昨年に続き出場。去年2区を任された福士は、区間2位の走りでケニアを猛追し、3秒差まで追い上げて優勝に大きく貢献しました。その後、初マラソンに挑戦するなど陸上界を賑わしながら、北京では10000mで11位と大健闘。日本女子長距離界で最強最速を誇る福士が今大会でも日本の連覇に向けて大きな原動力となるのは間違いありません。
そして福士と共に北京オリンピック5000mを走った小林祐梨子(豊田自動織機)が代表入り。小林は現在19歳ながら、2年前(当時17歳)に1500mで日本記録をマークし、今年の日本選手権では5000mを制するなど、その実力は折り紙付き。日本代表経験のある那須川瑞穂(アルゼ)や、9月の全日本実業団選手権5000mで日本人トップの成績を収めた清水裕子(積水化学)と力を合わせ、大会連覇を狙います。
昨年大会で5位に食い込んだ日本学生選抜は、全日本大学駅伝で優勝のゴールテープを切った深津卓也(駒澤大)をはじめ、近年勢いのある東洋大学の男子選手と、大学女子駅伝で好走を見せた女子選手でメンバーを構成。千葉選抜は第1回東京マラソン女子優勝の新谷仁美(豊田自動織機)ら実力者を揃え、昨年(8位)よりも上位進出を伺います。
対する海外勢では、3年ぶりに参加となるエチオピアが日本にとっては手強い相手。2002〜2004年に男女アベック3連覇を果たしているエチオピアは、スピードのあるランナーを男女共に揃え、男女混合駅伝での初優勝に向け死角はありません。その他にも、北京オリンピック女子マラソンの金メダリスト、コンスタンティナ・ディタ(五輪時の選手名はC.トメスク)をエントリーしてきたルーマニアも注目です。
男女の総合力が問われる混合レースに生まれ変わった国際千葉駅伝。今年のチャンピオンに輝くのは、いったいどのチームなのでしょうか。
