フジテレビでは昨年も同大会(2001年9月30日)を生中継し視聴率36.4%を記録、高橋尚子選手の世界最高記録樹立のゴール直後には瞬間最高で53.5%と言う驚異的な数字に達し、日本中が高橋選手の走りに魅せられたことを証明しました。高橋選手にとっては、丁度1年ぶりとなるマラソンレースを、フジテレビが2年連続で放送することになりました。
米・コロラド洲 ボルダーでトレーニング中の高橋選手は、フジテレビの取材に対して、「今年のベルリンマラソンはチャレンジャー、挑戦がテーマです。シドニー五輪の金メダル、昨年のベルリンマラソン世界最高記録と夢は叶ったけれど、もう一度初心に戻ろうと思ったんです。走っているときどんなに辛くても最後にせめてせめて、新しい自分を発見していく…ということを目標にしました。今年30歳になって体力的にも???と言われていますが、世の中の30代の人、がんばりましょう!」と、いつもの笑顔で答えてくれました。
シドニー五輪、昨年と素晴らしい結果を残してきたスタッフが変わり、新しい"チーム"で臨む高橋選手。「シドニーからのチーム高橋が変わって不安もありましたが、新しいスタッフは私に全てを捧げてくれた。不安だったことが恥ずかしい…。今年は勝負の年です。」
「チャレンジ」、「30歳」…フジテレビでは彼女の二つの言葉をキーワードに、2004年のアテネ五輪出場、そして五輪連覇という大きな目標に向かっての第一章となる「ベルリンマラソン」の生中継を成功させるべく、制作に望みます。 |
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高橋尚子コメント
「アテネへの第一歩としてベルリンマラソンに出場することにしました。ベルリンマラソン出場は、監督がアテネオリンピックの代表になるにはどういうスケジュールで臨むのがベストか、ということを熟考して下さった結果出た結論です。ベルリンマラソンは、昨年世界最高記録で優勝できた良い思い出のレースです。現在私は、アメリカ・ボルダーで順調に練習を行なっていますが、今年は昨年と比べると1ヶ月練習期間が短いので、去年のような万全な状態でスタートラインに立てないかもしれません。仮に昨年と比較して80%程度の仕上がりになったとしても、そのようなコンディションの中でどういう戦略を持って、どのようなタイムで走れるのかをテーマに、ベストを尽くしてレースに臨みたいと思います。自分で決めた今年のテーマは、チャレンジャー。前を向いて走り続けていきたいと思います。今後とも、皆さん、応援のほど宜しくお願い致します。」 |
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小出義雄監督コメント
「ベルリンマラソンは、高橋が女性ランナーとして初めて2時間20分の壁を破り、当時の世界新記録を樹立した非常に縁起の良い大会。2年後のアテネオリンピックに向けての最初のレースとしては、コース設定、環境共に申し分ない。昨年と比較するとボルダー入りが1ヶ月遅れてはいるが、応援して下さる皆さんの期待を裏切らないような高橋らしいレースをお見せしますよ。」 |
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世界記録から1年ぶりレース
昨年、2時間19分46秒の世界最高(当時)を記録した思い出の地で約1年ぶりのフルマラソンを走る。昨年は世界最高記録で優勝し、優勝賞金の他にボーナスなどで総額23万マルク(当時約1300万円)の報酬を獲得した。世界記録を保持していたテグラ・ロルーペ(ケニア)を序盤から寄せ付けなかった。おしくも高橋尚子の記録は1週間後のシカゴマラソンで2時間18分47秒で勝ったキャサリン・ヌデレバ(ケニア)に破られた。
今年は女子はビッグネームがそろわず、高橋が力を発揮できれば優勝は確実。
女子世界記録保持者のヌデレバ、世界歴代2位のポーラ・ラドクリフ(英国)、初マラソン日本最高記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)らは10月13日のシカゴマラソンに出場予定だ。
高橋は当初11月の東京国際女子マラソン出場が有力視されていたが、予定より順調に仕上がったためベルリン出走を決めた。女子史上初めて2時間20分の壁を破った記念のコースを2年連続で走ることになる。
高橋は6月13日に米コロラド州ボルダーに渡り、高地合宿を続けている。
最大目標は2004年のアテネでの五輪連覇である。ベルリンを含め、今後のレースは五輪出場を念頭において走ることになる。日本陸連は7月の理事会で、2003年8月の世界選手権(パリ)と11月の東京、2004年1月の大阪と3月の名古屋の国内3大会を五輪選考会に設定することを承認した。
世界選手権でメダルを取った日本人最上位者を五輪代表に内定することも決めた。
その為、世界選手権の選考会の一つである今年11月の東京国際女子マラソン出場が有力視されていたが、東京ではレース間隔があきすぎるためまずはベルリンで公式戦を走る感覚を取り戻すことになった。
一方、世界選手権で五輪を決める計画は変わらないため、選考会出場は来年1月の大阪にスライドする可能性も出てきた。昨年同様、ベルリンで世界最高を狙うかどうかは今後の調整次第となろう。
あくまで五輪へのステップとして考えているため、体に負担のかかる究極仕上げは避けるかもしれない。
まずは着実に優勝を狙い国内選考会そして世界選手権そして五輪へとつなげていきたい。
1年ぶりのベルリンは2年後をにらんだレースになる。 |