2017年9月15日(金) 放送
【ゲスト】デヴィ夫人、松島トモ子、三浦雄一郎、南美希子、竜雷太
健康法(1) 「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食事
デヴィ夫人が20年前から続けているのは「豆(まめ)、ゴマ、わかめ、野菜、魚(さかな)、しいたけ、いも」を使った料理を食べること。
今回のメニューは
「豆腐(豆)、わかめ、じゃがいも(いも)」を使った、味噌汁
「キャベツ(野菜)、しいたけ」を使った、バター炒め
「ゴマ」を使った、ほうれん草の胡麻あえ
「魚」は、サバの塩焼き
一日の食事は、朝を抜いて昼と夜の2回。
健康法(2) ストレッチ&社交ダンス
10年以上前から、毎日欠かさず寝る前に15分行っているのが「ストレッチ」。77歳とは思えないほど、身体が柔らかい。そして30年前から続けているという、週に1回1時間の社交ダンス。
こだわりの若返り健康法を、スタジオの5人の名医が「正解」「残念」の札を使ってジャッジ。
《「ま・ご・わ・や・さ・し・い」食事》 結果は…「正解」2人、「残念」3人!
【正解】
皮膚の専門家 シャルムクリニック 櫻井直樹 院長
脂質を適切に抑えながらタンパク質、炭水化物、食物繊維、ビタミン、ミネラルを非常にバランスよく取れていると思う。近年はこの「まごわやさしい」に加えて、「よ」と「な」も加えるとさらに良いといわれている。
「よ」…腸内環境を良くする、ヨーグルト。
「な」…血流を良くしてくれるナッツ。
【残念】
消化器の専門家 ファミリークリニックひきふね 梅舟仰胤(うめふね・ぎょうたね) 院長
朝食抜きの1日2回という食べ方に問題がある。100歳以上で、元気に若々しく生きている方の食生活を調べてみるとほぼ9割以上の方が1日3食 食べているという結果が。
※出典:厚生労働省
※出典:キューサイ株式会社
近年、サーチュイン遺伝子と呼ばれる長寿遺伝子が活性化するのは、大体腹7分ぐらいの時と言われているという。つまり「1日3食」「腹7分」がよいのでは。
《ストレッチと週に1回の社交ダンス》 結果は…「正解」4人、「残念」1人!
【残念】
消化器の専門家 ファミリークリニックひきふね 梅舟仰胤 院長
ストレッチはタイミングが非常に重要。特に消化に血液が使われねばならない夕食直後に行うと、筋肉に血液が使われてしまい消化活動があまり行われなくなってしまう。
夜寝ると筋肉が冷えてこわばっていることが多い。朝にストレッチを行うことで全身の血流を良くし代謝をアップさせる効果が期待でき、太りにくい体を手にいれることができると思われる。
健康法(1) トレーニングマシンでスタイル維持
10年以上前から毎日1時間半、欠かさず行っているのが、自宅にあるマシンを使ったトレーニング。
その内容は、
★ウォーキングマシン:体力維持のために、早歩き程度のスピードで30分間
★エアロバイク:脚力アップのために、軽めの負荷で30分間
★ローイングマシン:腹筋を鍛えるために、100回
★乗馬型マシン:体をほぐすために、約10分間
健康法(2) スタイル維持食事のメニュー
食事は朝と夜の1日2回。30年間同じメニュー。朝食は、季節のフルーツ数種類、フランス産ブリーチーズ、濃いめの緑茶。夕食は、牛フィレ肉のステーキと旬の温野菜。(この日はブロッコリー、パプリカ、アスパラガス・かぼちゃ)パンや米、麺類は一切食べない。間食も一切せず、1日の摂取カロリーは830kcal以下。
《40年間継続!自宅で出来る健康法》 結果は…全員「残念」!
【残念】
アンチエイジングの専門家 大阪大学 森下竜一 教授
糖質が少な過ぎると脳の萎縮が起こってしまうことも。また、ワンパターンな生活も認知症の原因になりやすい。
痩せすぎも良くない。BMIという肥満度を示す指数では、22〜24という数値が一番長生きできるといわれている。計算したところ松島さんはこの数値が17を切っており少なからずリスクがある。
※BMI(肥満度を示す指数)
体重÷(身長)2=0.00□□(□□がBMI数値)
スポーツ医学の専門家 のじ脳神経外科 野地雅人 院長
運動にはリラクゼーションの目的もある。ストレッチや、筋肉を冷やすなど、そういったことが全くできていない。部屋の中だけの運動だけではなく、もっとさまざまな刺激を与えることが、認知症の予防になるといわれている。
消化器の専門家 ファミリークリニックひきふね 梅舟仰胤 院長
同じものを食べ続けることで起こる弊害として、「遅延型フードアレルギー」がある。
遅延型フードアレルギー
好きなものなど毎日同じものを食べることで、腸の中にその食べ物に対する抗体が生まれ、アレルギー反応を起こすこと。その症状は通常のアレルギーのようにじんましんなどではなく、だるさや吐き気、めまいなどが数時間後に現れるという。
毎日食べるお米でも、実は遅延型フードアレルギーは起こり得るという。朝ごはんに毎日同じものを食べていて、夕方頃決まって体調が悪くなるという人は、血液検査で遅延型アレルギーかどうかは判断がつくので、チェックしたほうがよいという。どんなに好きなものでも、食べるのは「週に4日まで」がよいとのこと。
健康法(1) ヘビーウォーキング
両脚3.6kg(片足1.8kg)の特注の靴を履き、20kgの重りを入れたリュックサックを背負った状態で、5kmの道のりをウォーキング。腹筋に力を入れて、大きく息を吐きながら歩くのが基本。(三浦さんによると「インナーマッスルが鍛えられる」とのこと)途中で歩道橋を見つけたら、1往復する。
健康法(1) 月に2回 1kgの肉を食べる
三浦さんによると、山登りの筋肉をつけるために月2回、1kgのステーキを1時間かけて食べるという。
《ヘビーウォーキング》 結果は…全員「正解」!
スポーツ医学の専門家 のじ脳神経外科 野地雅人 院長
年齢が高くなるにつれ、代謝が落ちてどんどん筋肉はつきづらくなる。しかしアメリカなどでは、90代でも筋トレすればするほど筋肉がつくという論文もある。それが本当だと三浦さんのことで確かめられた。
※出典:NSCAジャパン2006年8−9月号
アンチエイジングの専門家 大阪大学 森下竜一 教授
(三浦さんだから成立している部分もあるので全部真似をすることは勧められませんが)三浦さんが行っていた呼吸法はインナーマッスルも鍛えられ、体幹を作り転倒などしにくくなるので、一般の方が普通に散歩するときにもオススメ。歩かずとも、これを行うとロングブレスになって良い。
《月に2回1kgのステーキ》 結果は…全員「正解」!
消化器の専門家 ファミリークリニックひきふね 梅舟仰胤 院長
老化を抑えるという事で、肉の摂取というのは非常に重要。実は長生きするにあたり、血管の老化を防ぐというのが非常に大事。
血管の老化とタンパク質
心筋梗塞、脳梗塞などにつながる動脈硬化。肉を食べて十分なたんぱく質を摂取することでしなやかな血管が作られ、動脈硬化の予防になるという。
魚の油は血管に良い?
梅舟先生によると、魚には血管の若返り、動脈硬化を防ぐ良い油が含まれているため非常に重要で、たんぱく質を摂るために肉、良い油を摂るために魚、というのが一番理想的とのこと。
《注意!》
腎機能が下がっている状態でたんぱく質を過度に摂ってしまうと負担が大き過ぎ、危険です。一般の方で1kgの肉はかなり多いので、真似しないでください。
健康法 毎朝のウォーキング
毎朝、歩くスピードを速くしたり遅くしたりする「インターバル速歩」を行っている。強い骨をつくるため、坂道や階段は積極的に歩く。速く歩く事で筋肉量を増やしたり骨を強くする効果があるはずと南さんは言う。ウォーキング中の水分補給は頭と身体に活を入れる意味でブラックコーヒー。
《毎朝のウォーキング》 結果は…「正解」1人、「残念」4人!
【正解】
スポーツ医学の専門家 のじ脳神経外科 野地雅人 院長
突っ込みどころはあるが、スポーツ医学的に非常に良いウォーキングをしているという点では「正解」。筋力をつける目的なら、普通のダラダラした歩き方ではダメ。南さんのウォーキングは坂を登ったり、スピード変えたり、非常に良い。
【残念】
皮膚の専門家 シャルムクリニック 櫻井直樹 院長
水分補給がブラックコーヒーという点が残念。朝起きてすぐは脱水・低血糖の傾向があるため、朝の運動前には、水分補給はもちろん、糖などの栄養を摂取してから行う必要がある。栄養が不十分だと、逆に筋力低下を招く恐れも。
アンチエイジングの専門家 大阪大学 森下竜一 教授
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、尿といっしょに体内のカルシウムが排出されてしまうそう。水分補給には水か電解水を飲むのが好ましい。
健康法 週2回 1回90分のテニス
筋力アップと心肺機能の強化につながると、1回90分のテニスを週2回、17年間続けているテニス。現在の練習は…
準備体操:5分
球出し:10分
ラリー:20分
ボレー&ストローク:15分
サーブ:20分
ゲーム:20分
嫌でもボールを追いかけて、ついつい無理をする。その「ちょっとの無理」がいいと竜さんは言う。娯楽性もあり楽しいのが、続いている理由とのこと。
《週2回 1回90分のテニス》 結果は…全員「正解」
【正解】
消化器の専門家 ファミリークリニックひきふね 梅舟仰胤院長
「週に何分運動をするのが一番長生きできるか」というハーバード大の報告があり、それによると「週に150分運動すると最も長生きできる」とのこと。運動は一気に連続でやるより、理想的には30〜40分を週3〜4回に分散させた方がいいと言われている。あまり間隔を空けると効果が減ってしまうとのこと。ただし、激しすぎるスポーツは禁物。
期間:9/21(木)〜9/24 10:00〜17:00
場所:フジテレビジョン本社屋
入場無料
http://www.aaf-daiba.com/
この番組は専門家の監修のもとに構成いたしました。
番組で紹介した事例は身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。事例により別の原因・学説があることをご承知ください。
医療行為を試される場合は医師に相談の上ご本人の正しい判断で行ってください。