その原因、Xにあり!

身体のお悩み解決バラエティ 毎週金曜よる7時

おさらい

2017年8月25日(金) 放送

【ゲスト】的場浩司、堀ちえみ、野々村真

  • 正解?残念?芸能人のこだわり健康法チェックSP

    堀ちえみさんの健康法
    「主婦の知恵! 冷え性解消 血流アップ法」

    (1)家事をしながらストレッチ
    堀さんが冷え性解消のために自宅で家事をしながら毎日しているという健康法は「洗濯物を干す時は つま先立ち」。自宅の物干し竿は堀さんの身長に対してあえて高めに取りつけてあり、洗濯物を干す時に自然とつま先立ちになるようにしてあるのだとか。

    また台所で洗い物をする時には、足元に斜めの台を置いてそこに乗り、逆に「つま先上げ」。アキレス腱が伸びることにより、体がポカポカしてくるのだそう。

    「つま先立ち」と「つま先上げ」。この2つの動作をすることでポンプ作用が働き、血行が良くなって身体が温まってくるという。

    (2)夏でも靴下をはいて睡眠
    家事をしている時だけではなく、夜寝る時にも冷え性解消の健康法があるという。それは「夏でも靴下をはいて寝る」こと。寝ている時にも足元の冷えが気になり、一度寝ても目が覚めてしまうことがあるが、靴下をはくことでぐっすり眠れるという。

    医師団の判定

    こだわりの健康法をスタジオの医師団が「正解」「残念」の札を使ってジャッジ。
    夏でも靴下をはいて睡眠》 結果は…全員「残念」!

    【残念】
    老化予防の専門家 Rサイエンスクリニック広尾 日比野佐和子 院長

    寝ている間は、足の裏から発汗することにより体温調節をしており、靴下で足の裏をふさいでしまうと体温調節ができなくなってしまう恐れがある。

    また、靴下を履いて寝ると足元が温まり過ぎて必要以上に汗をかく。それが蒸発する時に気化熱で体温が奪われるため、逆に冷え性が悪化する恐れがある。

    日比野先生おすすめ 冷え性解消安眠グッズ
    日比野先生おすすめの冷え性解消安眠グッズが「レッグウォーマー」。ふくらはぎが温められることにより血行が促進され、さらに足の裏が出ているので体温調節も可能。締め付けの少ないものを選ぶと良いとのこと。

    家事をしながらつま先立ち&つま先上げ》 結果は…全員「正解」!

    【正解】
    内科の専門家 芝大門いまづクリニック 今津嘉宏 院長

    つま先立ちとつま先上げを繰り返すとふくらはぎがポンプの役割となり、足先で停滞する血流が改善。全身が温まる、足の疲れが取れるなどの効果が期待できる。
    ※ ただし、つま先を上げた姿勢を長時間続けすぎると、腱を痛める危険があるので、なるべく短時間がおすすめとのこと。

  • さまざまな健康法を試した 的場浩司さんの健康法
    「残暑をぶっ飛ばせ! 的場流最強健康法!」

    朝食にハチミツを摂る

    撮影現場でも元気になりたい時にハチミツを食べるほど、疲労回復効果に絶大な信頼を寄せている的場さん。ハチミツはこだわりの「スズメバチのハチミツ漬け」を愛用!岩手県の養蜂場から取り寄せている、ハチミツにスズメバチを半年以上漬け込んだ1本1万円以上する高級品。(岩手県盛岡市 藤原養蜂場)

    (2)マスクをつけてジョギング&日光浴
    夏でも毎日トレーニングをする的場さんは、ジョギングの時はマスクを着用。そうすることで空気を吸う量が少なくなり、トレーニングに負荷がかかるそう。きついトレーニングほど効果があると信じており、その姿のまま30分ほどジョギングをした。

    ジョギング後は空に向かって両手を広げ、日光を浴びるのもトレーニングの日課なのだとか。「夏に日光をたくさん浴びておくと、冬に風邪をひかない」と聞いたことがあり、実際にこの健康法を始めてから体調が良いそう。夏の日差しの中、日光浴は10分間続けた。

    医師団の判定

    朝食にハチミツを摂る》 結果は…全員「正解」!

    【正解】
    呼吸器の専門家 池袋大谷クリニック 大谷義夫 院長

    米・ペンシルバニア州立大学など海外の4機関でハチミツと咳止め薬を比較したところ、ハチミツの方が咳止めに有効との研究結果が得られた。

    内科の専門家 芝大門いまづクリニック 今津嘉宏 院長
    スズメバチの成分はアミノ酸であり、アミノ酸は体脂肪を燃やしてエネルギーに変える効果がある。スズメバチを焼いて食べるなど、昔からスズメバチを使った健康法が行われている地域もあるようだ。
    ※ハチミツ及びハチミツを含む食品は 1歳未満の乳児には与えないでください。

    マスクをつけてジョギング&日光浴》 結果は…「正解1人、「残念5人

    【残念】
    脳神経外科の専門家 のじ脳神経外科・しびれクリニック 野地雅人 院長

    呼吸では酸素以外に、熱を出し入れしている。夏の暑い時期、トレーニングの最中にマスクで口をカバーしてしまうと、熱中症のリスクが高くなってしまう。

    呼吸器の専門家 池袋大谷クリニック 大谷義夫 院長
    一般的なマスクは、つけた時に苦しくないよう隙間ができているため、マスクをつけて運動をしても身体を鍛えるという点ではほとんど意味がない。それよりは、マスクを外して10分長く走った方が効果的。

    夏に日光浴をすれば冬に風邪をひかないというのは迷信。日光浴をすることでビタミンDが生成されるが、生成されたビタミンDが体内に蓄積されているのは長くて2週間。

    老化予防の専門家 Rサイエンスクリニック広尾 日比野佐和子 院長
    日光浴は夏なら手のひらを日光に5分ほど当てるだけで十分。それ以上は皮膚のしわやたるみの原因になってしまう。

    写真はイギリスの医学論文で発表されたアメリカで長年トラック運転手をしていた男性の写真。左ハンドルで顔の左側が長く日光にさらされていたため、顔の左側だけ老化が進んでしまった。

    日比野先生おすすめ 日焼け止めの正しい塗り方

    額、鼻、あご、両ほおという顔の出ている部位は、紫外線の影響を受けやすいので丁寧に乗せていく感じで塗るといい。重要なのは量ではなく回数。2〜3時間おきにこまめに塗ると効果がある。

  • ホラン千秋さんの健康法
    「夏の疲れもスッキリ! 夏バテ解消ディナー!」

    ホランさん自慢の健康法は、「お酢と夏野菜を使って作るディナー」。

    1品目:「鶏の南蛮漬け」
    1. 1脂身が少なくヘルシーな鶏のササミをひと口大に切り、片栗粉をまぶしてフライパンで焼く。

    2. 2刻んだミョウガと和える。

    3. 3酢を大量に投入して完成。

    酢に含まれるクエン酸が疲労回復に効果があると聞き、酢の物は1日1品必ず食べているという。

    2品目:「夏野菜のラタトゥイユ」
    1. 1ズッキーニ、ナス、パプリカなどの夏野菜を炒める。

    2. 2ホールトマトを投入し 煮込んで完成。

    夏野菜は体温を下げる効果があると聞き、夏の暑い時期によく食べるのだそう。
    隠し味にコチュジャンを適量入れている。

    3品目:「甘酢ショウガのもずく酢」

    もずく酢に自家製甘酢ショウガを加えて完成。

    ホランさんは夏になると新ショウガの甘酢漬けを薄切り、細切り、さいの目切りなど、さまざまな形に切り分けて酢に漬け込み、常備しているとのこと。
    もずく酢の酢もすべて飲みきるそう。

    医師団の判定

    酢と夏野菜を使った夏バテ解消ディナー》 結果は…「正解4人、「残念2人

    【正解】
    内科の専門家 芝大門いまづクリニック 今津嘉宏 院長

    夏に食欲が落ちている時、酢の刺激で食欲が増進される。
    酢に含まれるクエン酸は、すぐに身体のエネルギーになる。

    【残念】
    疲労・睡眠の専門家 東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身 院長

    酢に含まれるクエン酸には疲労回復効果が期待できるが、クエン酸は摂取して2時間ほどで体内で代謝されてしまうため、夜にクエン酸を摂取しても朝まで効果が続かない。こまめに1日3回程分けて摂取すれば、効果の持続が期待できる。

    酢の摂取目安量は1日15ml(大さじ1杯)が適量。多くても30ml程度にしないと過剰摂取になってしまうので注意が必要。

  • 今年81歳!里見浩太朗さんの 若さを保つ健康法
    「里見流 朝活若返り法」

    (1)起きたらベッドで運動
    朝、目が覚めてもすぐに起き上がらず、ベッドの上で簡単なストレッチ。もともとは腰痛改善のために医者から勧められたものだが、腰痛が良くなった今でも、毎日の活力を得るために必ず実践しているそう。血液の循環も良くなり、気持ち良い目覚めになるのだとか。特にしっかりと目標を決めてやるのではなく、なんとなくズボラにやることで長く続けていられるという。

    (2)朝風呂&水シャワー
    目覚めの運動の後は、入浴タイム。普段自宅では、浴室に備わっているテレビを観ながら15〜20分かけて、少しぬるめの37℃のお湯に浸かる。すると体が活性化され、食欲が湧いてくるのだそう。お風呂の最後には頭から冷たいシャワーを浴びる。皮膚がシュッと締まり、1日のスタートラインに立てるのだとか。

    (3)目覚めの1杯 手作りジュース
    里見さんとっておきの健康法は、お風呂上がりに毎日自ら作って飲んでいるという「手作り野菜ジュース」採れたての新鮮な果物や野菜をジュースにして飲むことが、「1日頑張るぞ」という気持ちにさせてくれるのだとか。材料はニンジン、リンゴ、ショウガ、シークワーサー。スタジオで里見さん自ら作って出演者に振舞ったところ、全員大絶賛!

    医師団の判定

    起きたらベッドで運動》 結果は…全員「正解」!

    【正解】
    内科の専門家 芝大門いまづクリニック 今津嘉宏 院長

    体重(負荷)をかけずに運動しているのがとても良い。65歳以上の人が関節に負担をかけて運動をすると、ケガやトラブルの元になりやすいので注意が必要。

    朝風呂&水シャワー》 結果は…全員「残念」!
    37℃のお風呂にゆっくり時間をかけて入るのは正解。しかし…

    【残念】
    生活習慣の専門家 東京都市大学 早坂信哉 教授

    お風呂の後に冷たいシャワーを浴びるのは非常に危険な入浴法。朝は血圧が上がりやすく、冷水シャワーを浴びると急激に血圧が上昇してしまう。すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まってしまう。水を浴びる場合は手足にかける程度にするのが無難。

    目覚めの1杯手作りジュース》 結果は…「正解2人、「残念4人

    【正解】
    老化予防の専門家 Rサイエンスクリニック広尾 日比野佐和子 院長

    美容と老化予防の観点からするとパーフェクト。特にニンジンに含まれるβカロテンは皮膚や粘膜を健康に維持する効果があり、シミ予防に効果的。また、目の老化も防ぐので老眼予防も期待できる。
    その他の材料についても
    リンゴ…免疫力アップ
    ショウガ…新陳代謝アップ、血行促進
    シークワーサー…血糖値の上昇を抑える、高血圧予防
    という効果が期待できる。

    【残念】
    呼吸器の専門家 池袋大谷クリニック 大谷義夫 院長

    ジュース自体はとてもすばらしいが、飲むタイミングが遅すぎる。特に夏は寝ている間に汗をかき、朝は脱水状態。そのまま入浴すると、さらに汗をかき血液はドロドロに。心筋梗塞や脳卒中になってしまう恐れがある。起きてすぐ水分補給をするのがおすすめ。

  • 羽田美智子さんの 長く女優を続けるための健康法
    「体ぽかぽか! マル秘ビューティーアップ法!」

    宿泊先のホテルを訪ねると、冷房はつけておらず室温は30℃超。聞くと夏でも基本的に冷房は使わないという。そんな暑い部屋で行い始めたのが「カラダぽっかぽか体操」。

    細かく腰を振ったり、手を伸ばしたり。ゆったりとしたダンスのような動き。これは中国に古来より伝わる「八段錦(はちだんきん)」という太極拳のような運動だそうで、深く呼吸しながらゆっくり身体を動かしインナーマッスルを鍛えているのだという。これを週5日、約15分間行っているそう。温まった身体を冷やすのはもったいないと、水分補給はいつも白湯。この白湯も南部鉄瓶で沸かすというこだわりよう。体の中が温まると外が涼しく感じて気持ちがいいのだとか。

    医師団の判定

    カラダぽっかぽか体操&白湯で水分補給
    結果は…「正解2人、「残念4人!

    【正解】
    呼吸器の専門家 池袋大谷クリニック 大谷義夫 院長

    深く吸って深く吐く呼吸法は、呼吸筋やインナーマッスルを鍛える方法としてとても良い。

    【残念】
    疲労・睡眠の専門家 東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身 院長

    そもそも温め過ぎ。暑い部屋、運動、温かい飲み物と温かいもの尽くしだと、熱中症のリスクを高めていってしまうため、汗をかいた後は吸収の良い冷たい飲み物も飲むべき。

    生活習慣の専門家 東京都市大学 早坂信哉 教授
    一般に冷たい飲み物の方が身体に吸収されやすいことが分かっている。推奨されている温度は5℃〜15℃。

    老化予防の専門家 Rサイエンスクリニック広尾 日比野佐和子 院長
    冷たいものを飲むとすぐお腹が痛くなってしまうという人は、せめて運動中だけでもエアコンを使い、部屋を冷やすようにすると良い。

    熱中症患者の約4割が家の中で発症している

    東京消防庁がまとめた統計によると、「平成27年6月〜9月における発生場所別の救急搬送人員」では43.1%(2026人)が住宅等居住場所での発症であったという。

  • 野々村真さんが「絶対に間違いない」という自慢の健康法
    「男のスタミナアップ健康法!」

    夏に負けないスタミナをつけるためのエネルギー補給「週に一度の焼き肉」!おすすめはハラミ。いつも2人前は食べているそう。さらにニンニクの香りで食欲増進&スタミナアップ。そして生ビール。これも「エネルギーの源」だという。

    医師団の判定

    週に一度の焼き肉》 結果は…「正解2人、「残念4人

    【残念】
    生活習慣の専門家 東京都市大学 早坂信哉 教授

    焼き肉を食べるとスタミナがアップすると思っている人が多いが、それは昔の話。夏は冷たいものを食べがちで胃腸の働きが弱っている。そこに脂分の多い焼き肉は消化が遅くなるので良くない。消化に良いものを選んで食べたほうが良い。

    疲労・睡眠の専門家 東京疲労・睡眠クリニック 梶本修身 院長

    焼き肉は栄養もあり美味しいが、夏バテの根本的な対策にはならない。夏バテの原因は自律神経の中枢がサビてしまうこと。自律神経中枢には人間の体温を一定に保つ働きがあるが、夏の暑さなどでダメージを受けると細胞が酸化、サビ始めてしまう。このサビた部分が多くなると次第に機能は低下、食欲不振や身体のだるさなど夏バテの症状が出始める。

    疲労回復のスペシャリスト梶本先生おすすめ!夏の疲れを回復させる食材

    さまざまな食材を比較した結果、夏バテに最も効果があったのが鶏の胸肉。鶏の胸肉に多く含まれているイミダペプチドという成分は、自律神経中枢の細胞をサビにくくする効果があるという。1日100gを2週間摂ることで、約76%の人の疲労感が軽減したという研究結果がある。
    ※出典:大阪大学大学院 医学研究科
    酢やレモンなどに含まれるクエン酸と合わせて摂ると相乗効果で、より大きな疲労回復効果が期待できるそう。鶏の南蛮漬けやバンバンジーなどがおすすめ。

この番組は専門家の監修のもとに構成いたしました。
番組で紹介した事例は身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。事例により別の原因・学説があることをご承知ください。
医療行為を試される場合は医師に相談の上ご本人の正しい判断で行ってください。