2016年12月16日(金) 放送
【ゲスト】加藤茶、関根勤
むせる、飲み込みにくいなどの症状が出る「ノドづまり」特に年始には、お餅をノドにつまらせて救急搬送、死亡する事故が毎年後を絶たない。東京消防庁によるとノドづまりが原因で救急搬送される人が最も多いのは1月。
「逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)」や「扁桃(へんとう)の腫れ」などでも起こるといわれる「ノドづまり」。しかし近ごろ、そのどれにも当てはまらない謎のノドづまりが出てきているという。
耳鼻咽喉科医の山西敏朗先生に聞いたところ、その原因は「落ちベロ」にあるとのこと。落ちベロは、専門用語で「低位舌(ていいぜつ)」といい、舌が本来よりも低い位置にある状態。この状態になるとノドづまりになりやすくなるという。
舌が本来の高い位置にあると、連動する気管のフタはしっかり閉じ、食べ物は気管には入らず、食道に運ばれて胃に向かう。しかし舌の位置が下がっていると気管のフタは閉じず、食べ物が入ってきた時に、一部の食べ物が気管に落ち、途中で気管を塞いでしまったりする。そして「ノドづまり」に!!
舌は、腕や足と同じく筋肉でできており、年齢を重ねると筋力が衰える。山西先生によると、早くて40代、遅くても50代には舌の筋力は衰え始めるという。
ノドづまりは窒息以外にも危険な可能性がある。近年高齢者に増えているという「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」を引き起こす場合があるというのだ。誤嚥性肺炎とは、誤って気道に入った食べ物が肺まで達し、そこに細菌が繁殖して炎症を起こしてしまう病気。
やり方はとても簡単。10秒間で『タ』を何回言えるか、その回数を数えるだけ。各年代の平均値を基に算出した数値以下だと、「落ちベロ」の可能性が高いという。
【数え方】
紙と太めのペンを用意。「タ」を言う人と数える人の2人1組となり、「タ」を言うのに合わせて紙に点を打つ。終了したら点の数を数える。
※点を打つ際、ペンを少しずつずらしながら行うと数えやすい。
1舌を上アゴにつける。
2「舌打ち」をするように音を出す。
3これを10回ずつ、朝昼晩行う。
★POINT:舌の表面全体を上アゴに極力くっつける
免疫力アップ・アンチエイジングなどでも知られるこの体操は、落ちベロ改善にも効果が期待できるとのこと。
1「あー」と口を大きく開く。
2「いー」と口を大きく横に広げる。
3「うー」の口を強く前に突き出す。
4最後に「べー」と、舌を突き出して下に伸ばす。
5これを10回、朝昼晩行う。
ノドづまり改善トレーニングのルール
この解消法を、一般被験者6名が2週間挑戦!果たしてその結果は…?
※結果には個人差があります
6名中5名 “落ちベロ”改善の兆し!
ある調査では30代から40代の女性約150人に「年末年始に太ったことがある」と答えた女性は93%!出典:株式会社decencia(ディセンシア)
肥満治療のスペシャリスト、北星クリニックの島野雄実先生に聞いたところ…年末年始のわずか10日ほどで普段の3〜4倍の糖を摂っており、その量は角砂糖に換算すると、なんと210個分!(島野先生の試算)
それにともなって起きる「年またぎ太り」先生によるとその秘密は「肝臓と筋肉の駐車場が満杯」になっていることという。
食べ物から体内に摂取された糖は、まず脳や筋肉で一定量消費される。余った糖は、体内の3つの場所(駐車場)に順に格納される。
1つ目の駐車場は「肝臓」。糖はグリコーゲンという物質に変化し、肝臓駐車場に停車。
肝臓駐車場が満車になると、余った糖は2つ目の駐車場「筋肉」へ。ここでも糖はグリコーゲンという物質として停められる。
「肝臓」「筋肉」という2つの駐車場が満車になってしまい、さらに余った糖が最後に向かうのが3つ目の駐車場、「脂肪細胞」。ここに停車する際、糖は「中性脂肪」という物質に変化する。問題はこの脂肪細胞、巨大化して脂肪を溜め続け、ついには内臓脂肪や皮下脂肪となり、太ってしまう!
食べる量は減らしたくないし、寂しい食事にはしたくない…!そんなあなたには、今回の裏ワザクリスマスメニュー。
料理を置き換えて、糖を減らすという裏ワザ!全体的な分量は変えず、なおかつ見栄えも豪華!
※北星クリニックの管理栄養士が資料を基に作成し、理事長の島野雄実が監修しました
【通常】
マグロとアボカドのタルタルソース
【裏ワザ】
マグロとアボカドのカルパッチョ
★POINT:マグロとアボカドの分量は同じ。ソースを糖質ゼロのオリーブオイルと低糖質のレモン汁に変えることで約3割の糖をカット。
【通常】
ピザ(パン生地タイプ)
【裏ワザ】
ピザ(クリスピータイプ)
★POINT:ピザ生地は小麦粉が材料なので、薄い生地ほど糖をおさえることにつながる。厚めの生地を薄めのものに置き換えて、約7割の糖をカット。
【通常】
フライドチキン&エビフライ
【裏ワザ】
ローストチキン&シュリンプカクテル
★POINT:揚げ物は衣に糖が含まれているので、チキンは蒸し焼きに、エビはボイルに置き換え。衣の無い料理に変えたことで、約6割の糖をカット。
【通常】
フライドポテト
【裏ワザ】
温野菜サラダ
★POINT:ジャガイモは糖の塊。使う量を減らし、その分温野菜をプラスすることでボリュームはキープ。約6割の糖をカット。ちなみにジャガイモは1個丸々使うと、角砂糖約7個分の糖を含んでいる。
【通常】
コーンスープ
【裏ワザ】
ミネストローネ
★POINT:トウモロコシも糖の塊なので要注意。減らした分、数種類の野菜が具のミネストローネに変えたことで約4割の糖をカット。
さらに!具が多い料理は視覚から「いろいろなものが摂れる」と脳が勘違いして満足し、少量でも満腹感が得られるという嬉しい効果も期待できる!
【通常】
ビール&赤ワイン
【裏ワザ】
スパークリングワイン&赤ワイン
★POINT:ビールは糖が多く、350mlでも角砂糖約3個分の糖を含んでいる。それに比べてスパークリングワインは糖が少ない。 また、種類にもよるが白ワインに比べ赤ワインのほうが糖が少ないので、糖をおさえるのであれば赤ワインがオススメ!
通常のクリスマスメニューが角砂糖69個分であったのに対し、裏ワザクリスマスメニューは角砂糖30個分。約6割の糖のカットに成功!
材料(5〜6個)
1ボウルにおから、牛乳、片栗粉を入れ、よく混ぜ合わせる。まとまりが足りない場合は牛乳と片栗粉の分量を多めにする。
21を適当な大きさに好きな形を作る。
3フライパンに油を入れ、両面をきつね色に焼く。
★お雑煮1人前で約6割の糖をカット!
「全く糖を摂らない」等の過度な糖質制限を行うと、その後に反動で多く食べてしまい、かえって太ってしまうという事をよく聞きます。適度におさえることが大切です。
「なんだかボーっとする」「やけにノドが渇く」「節々が痛くなる」そんなことがあるアナタは要注意。突然死の可能性があるんだとか!
済生会横浜市東部病院の谷口先生によると、こたつなどでうっかり寝てしまうと突然死のリスクが高まるという。その陰には「かくれ脱水」が潜んでおり、冬でも熱中症の症状になることがあるとのこと。
先生によると、こたつや電気カーペット、電気毛布などの熱源のそばに長時間いると、脱水症状になってしまうそう。こたつの中は低くても40℃以上。その際体温も一緒に上がり、汗をかいて脱水症状を引き起こす恐れがあるのだとか。例えばこたつで3〜4時間うたた寝すると…最大500ccもの水分が奪われるとも言われている。
脱水が進んでしまうと体温が下がりづらくなり、体内の熱が溜まって神経障害などを起こす可能性があるという。また、血液中の水分も減ってしまいドロドロ状態に。そうなることで血栓ができやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こしてしまうことも!
何より大切なのは…「こたつなどでうたた寝しないこと」。こたつに入る時には「みかん」や「飲み物」などをそばに置き水分補給を心がける。
呼吸器のスペシャリスト大谷先生によると、加湿器内に最近やカビが発生し飛散。それを吸い込んでアレルギー疾患を引き起こしている可能性があるのだとか!
病名は「過敏性肺炎」。別名「加湿器肺」とも呼ばれるそう。しかも最悪の場合…呼吸困難や、死亡する危険性もあるのだとか!
大谷先生によると、「水は毎日取り替えるのが鉄則で、ミネラルウォーターなどではなく、塩素が入っている“水道水”を使うこと。こまめに加湿器内のタンクを洗うようにしてください。」とのこと。
この番組は専門家の監修のもとに構成いたしました。
番組で紹介した事例は身体の悩みに関する原因とそれに対する解決策の1つです。事例により別の原因・学説があることをご承知ください。
医療行為を試される場合は医師に相談の上ご本人の正しい判断で行ってください。