•  東京・世田谷の伴一家では、今日も長女の桜子(芦田愛菜)が、エプロン姿で朝食の支度をしていた。半年前、母親の蓉子(渡辺 舞)が他界。桜子は、残された父親の奏太(山本耕史)、3人の兄弟、光太郎(加藤清史郎)新太郎(寺田心)桃子(松田芹香)、祖父の奏一郎(橋爪功)のため、蓉子に代わり家事をこなしていた。一家のためにかいがいしく働くしっかり者の長女。今日からはついに中学生。セーラー服姿が初々しい12歳の女の子。しかし、内情は、家族全員を厳しい指令で震え上がらせる“鬼軍曹”。今日も家族をビシビシと仕切っていた。まもなく一家の運命を変える大事件が起ころうとも知らずに…。

  •  その大事件を起こす元凶である父・奏太は、その頃、成田空港にいた。サックスプレイヤーとしての仕事で出張していたラスベガスから帰国。その横には…サングラスをかけた謎のブロンド美女の姿が―。「やっと日本に来られて夢が叶った」と話す彼女と仲睦まじそうに歩く奏太。嵐は確実に近づいていた。

  •  学校帰りに桃子を迎えに行った桜子が帰宅すると、玄関にサックスが立てかけてあった。それこそ、大好きな奏太が帰ってきた証で、ふたりは居間へ駆け込む。すると、入口に光太郎と新太郎が立ち尽くし、モジモジとしている。桜子は不審に思いながらも部屋に入ると、奏太が「ママがいる」と言って紹介したのが、例の美女。名前を、アリス・シェパード(シャーロット・ケイト・フォックス)という。伯母の赤尾琴音(松下由樹)と奏一郎によれば、どうやら「再婚」したとのこと。「再婚!?」と、突然のことに大激怒する桜子。一方のアリスも、次々と現れる子供を見て大パニック。そんな2人に呑気に謝る奏太。怒りが収まらない桜子とアリスは睨みあいを利かせ…。

  •  突然嵐のような日々がやってきた伴一家。鬼軍曹の長女VSアメリカから来た新米ママ、2人の闘いの火蓋が切って落とされた―。