「OUR HOUSE」の出演にあたり、どのようなことを感じましたか?
大家族のホームドラマを久しく見る機会がありませんでしたし、演じるにあたってもホームドラマの一員になるというのを久しくやっていませんでしたので、そのにぎやかな感じが楽しみでした。また、私が演じる役柄に旦那さん(髙山善廣)の浮気を疑うというものがありましたので、その部分のストーリーもどうなっていくんだろう、と思いました。
お久しぶりのホームドラマの現場はいかがですか?
あらゆる世代が一堂に会して食事をするというのも、今の時代ではなかなかないことですよね。撮影でみんなが一緒に食卓を囲む楽しさもありますし、撮影の合間のやりとりもそうです。芦田愛菜ちゃんを始めとした4人の子供たちも本当の兄弟のようで、上の子が下の子の面倒をみたり、下の子もしっかりしながらも甘えるところでは甘えたりだとか。そういう姿も微笑ましくて。私も一緒に遊んだりしますし、懐いてもらえるとうれしいですね。また、先輩の橋爪(功)さん、山本(耕史)くん、シャーロット(・ケイト・フォックス)さんといった役者さんとも、環境が違うなかで一緒にものを作っていくという感じがあります。そんな現場には、なかなか巡り合うチャンスもないと思いますので、いい刺激をいただきながらやらせていただいています。
これほど幅広い世代の役者さんが揃うことも、最近では珍しいですね。
みなさんが家族のように親しみを込めて現場にいらっしゃるような気がして、それがいいバランスになっている気がします。愛菜ちゃんは、あれだけの膨大なセリフを完璧に覚えて演じられますし、シャーロットさんも、日本語を勉強しながらではあっても、あのテンポ感の必要なセリフを苦労を感じさせずにナチュラルに発していて。それぞれが思い切っている分、かわいらしく、チャーミングですし、一方で、男性陣のちょっと弱々しい感じも引き立っていて(笑)。そんなやりとりを見ていると、思わず笑ってしまいますし、聞き入ってしまいます。
演じられる琴音には、どんな印象がありますか?
救命救急の医師として、一生懸命に仕事をしていますし、どこか一途な人なんだろうと思います。琴音さんのセリフにもありましたが、一生懸命に仕事をしたが故に子供のいない夫婦生活を送ることになって、それで旦那さんの浮気を疑うことになるんですが…。彼女自身、仕事以外では自信がないのか、今後夫婦生活を送る上でどうしたらいいのか、不安になっているのかな、と思います。だからといって、旦那さんにトラップをしかけていたことには驚きましたが(笑)。
共感できる部分はありますか?
ああやって大家族で生活をしていると、いい年になっても好きなことを言えてしまったり、何となく甘えちゃったりするというのは分かる気がします(笑)。それと、一生懸命仕事をしている人らしい、どこか一本気なところがあるのも理解できますし、そんな部分は見ている方にも届いたらいいな、と思っています。言葉の裏にある心情や微妙なものを、どういうふうにセリフの面白さに乗せられるのか、というのがとても難しい脚本だと思いながら演じています。
髙山さんとはいかがですか?
髙山さんはそんなにたくさんお芝居をやられているわけではないからか、初めてお会いしたとき、とっても緊張されていたんです。でも、その緊張感が良さにつながっていくといいますか。大きな体で絶対に負けないような強さがありながら、ご本人はとてもチャーミングで誠実な方ですので、そこが自然と表現できているのではないか、と思いました。拓真さんとしての優しさも、髙山さんがそうやって醸し出してくださるので、琴音としても遠慮なく強く演じられます。スリッパやトレイで叩いたりというシーンもあって、最初は躊躇したんですが、「全然痛くないですよ」とおっしゃってくださったので、最近は「少々のことでは大丈夫だろう…」と感覚がマヒしてきた部分もあるかもしれません(笑)。
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
家族みんながそれぞれ心に傷を持っていながらも、明るく前向きに生きていこうとする姿を描くホームドラマです。毎日、いろんなことでもめて解決できない問題もありますけど、それでも、誰かのためを思って行動しながらストーリーが展開していきますので、一緒に見ていっていただけたらうれしいです。今後、アリスがなぜ日本に来たのか、ということも明かされますし、アリスが伴家に来たことでみんなが成長していたということも分かってきます。久しくなかった大家族のホームコメディとして、笑って、それでいてちょっと心にチクッと刺さるものも残してくれるドラマだと思いますので、ぜひご覧いただけましたら。