連続ドラマへの出演は初めてとのことですが、出演オファーを受けてどんなことを思いましたか?
まずは、「僕でいいんですかね?」って。ホームコメディなのに、僕は存在が日常的ではないので(笑)。しかも、今まで演じたことがあるのが、用心棒とか忍者の怪物とか、怖い人 がほとんどで、普通の人はやったことがないんです。だから、最初は「いいのかな?」と思いました。でも、同時に少し楽しみでもあって。普通の人の役は本当に初めてのことなので、「どう料理してもらえるんだろうか?」とワクワクする気持ちもありました。
演じる拓真は、琴音(松下由樹)の夫でありながら、不倫を疑われて別居中です。また、救急救命士という一面もあります。どんな印象がありますか?
真面目過ぎるくらいですね。僕だったら、ちょっと考えられないです(笑)。僕も仕事は真面目にやりますけど、あんな風に奥さんから浮気を疑われて、それが無実なんだったら、ちゃんと否定しますし、それでもダメなら「だったら別れてやる!」とか言っちゃいますもん(笑)。それをずっと「すいません、すいません」って謝り続けているんですから、真面目だし、優し過ぎるなって思いますね。
逆にご自身との共通点はありますか?
奥さんの尻に敷かれているところは、自分と変わらないですけどね。もちろん、スリッパで叩かれたことはないですけど(笑)。それと、救命士ではないですけど、自分はライフガードをやっていたことがあって。勉強してライセンスを取ったんです。そんなところは、少し似ているのかな、とも思います。
プロレスとお芝居にも似ているところがあるそうですね。
使う技術はまったく違いますが、「間の掛け合い」というところでは通じる部分があると思うんですが……まだそこを活かし切れてないですね(苦笑)。プロレスは肉体のやりとりですが、芝居はセリフのやりとりで。これが、本当に難しいです。
それでもお芝居に挑戦するのは、どんな思いからですか?
これまでプロレスでいろいろなことに挑戦してきて、やり尽した感じがあるんです。だからといって、ここで挑戦を止めてしまうと自分が終わっちゃいますから。プロレスだけではなく、新しいものを見つけて挑戦し続けていきたいと思っています。それによって自分がどう変われるのか、どんな自分を引き出してもらえるのかが、楽しみです。そして、そんな自分を見て楽しんでくれる人がいればいいと思っています
役にあわせて、髪色も黒にされたそうですね
10何年も金髪だったんですけど、黒くしました。金髪の救命士はいませんから。意外と普通に変えたんですけど、周りはビックリしたみたいです。気合いの表れといえばそうかもしれませんけど、自分としては「仕事だから当たり前でしょ」ってことなんですが。でも近所の人はビックリしていました(笑)。10何年、会っても会釈しかしなかったおじさんが「お、どうした?」ってしゃべりましたからね(笑)。
そんな拓真ですが、琴音さんとの関係が気になるところです。
そうですよね。許してもらえず、このまま離婚になったら、ホームコメディじゃないですから(笑)。今後、どんな展開になるのか、自分も楽しみにしています。
琴音を演じている松下さんとはいかがですか?
素敵な方です。松下さんといえば、僕は学生の頃に、松下さんが藤井フミヤさんと共演していたドラマ「オイシーのが好き!」(1989年/TBS)を見ていました。オープニングかエンディングで松下さんが踊っていたのが大好きで。そのイメージが鮮烈でした。そんな松下さんと夫婦役を演じることになるとは、本当に不思議です。お芝居が上手な方なので頼りにできますし、そういう意味では、僕が妻で、松下さんが旦那さんようです(笑)。
最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします!
いつもえばり散らして、相手をボコボコにしている髙山が、このドラマではボコボコにされています。そこに注目してください! それから、今は核家族がほとんどの時代ですが、このドラマを見て三世代が同居するような家族の良さを感じてもらって、おじいさんやおばあさんに顔を見せに行く若い方が増えたらいいな、と思っています。自分としては、プロの役者さんのなかで、とにかく足を引っ張らないように、と思っています。それだけですね。