アリスは、新婚のつもりで来た日本で、突然4人の子供の母親になることになります。台本を読んで、どのようなことを感じましたか?
まず、とても難しいと感じました。アリスは日本にやって来て4人の子供のママになって、そしてそこに居続けようとしますが、それはなぜなんだろう、って。アリスを演じる上で、その「なぜ」をきちんと正当化するために、時間をかけて考えていかないといけないと思いました。
アリスは伴家を「自分の居場所」だと思い奮闘しますが、シャーロットさんご自身ならどうしますか?
ノー!(笑) 私だったら、分からないですね。アリスは、辛い過去や心が痛むような歴史があって日本に来て、アメリカにはもう戻れないと思っています。視聴者の方にも回を追うごとに分かっていただけるところですが、アリスにはそういったことがあったから決断できたのかもしれません。でも、私自身としては…ちょっと分からないですね。
演じる上で心がけていることがあれば教えてください。
以前、連続テレビ小説「マッサン」で演じたエリーは、日本人であろうとしました。でも、アリスはアメリカ人のままで日本人にはなろうとしない人だと感じています。そのアリスが日本語を直情的、攻撃的に話すということが、とてもチャレンジングだと思います。
実際にお芝居をしてみていかがですか?
台本を読んである程度のアイデアはできていたんですけど、実際に演じてみて難しかったのは、子供たちとのお芝居です。自分の気持ちとしては、優しくしたいし、いい人でもいたい。でも、戦わなくちゃいけないというところがすごく難しかったです。
撮影は順調に進んでいますが、シャーロットさんの現場での心得のようなものがあれば教えてください。
できるだけおだやかな気持ちでいて、よく笑うことが必要だと思っています。深刻になり過ぎずに、できるだけ気をラクにしていたいと思っていましたが、撮影現場ではいつも子供の笑い声がしていたり、音楽が流れていたりとか、すでにそういう雰囲気になっていて。私もあまり神経質にならず、のびのびと演じさせていただいています。
アリスを追い出そうとするのが、芦田愛菜さん演じる桜子です。芦田さんの印象はいかがですか?
才能にあふれていると思います。台本のセリフも、すべて覚えているようで「スゴイ!」と思いました。でも、先ほどにらみ合うシーンがあったのですが、笑い過ぎてしまって(笑)。一緒にできるのがとても幸せですし、頑張りたいです。子供たちは、私たち大人が教えるのと同じくらいたくさんのことを教えてくれると思っています。私も彼らからたくさん学びたいと思っています。
芦田さんは今11歳だそうですが、その頃のシャーロットさんはどんなお子さんでしたか?
髪もショートカットで靴なんか履いたことがないくらいの「オテンバ」でした(笑)。骨も2本くらい折ったことのある、ワイルドな子供でしたね。それに比べて、愛菜ちゃんは、驚くべき見事な11歳ですね! 演じる桜子も、いつも家族のことを思っていてみんなの頂点に立って意見もちゃんと言えますし、素晴らしいと思います。
その桜子とアリスの対立はもちろん、今後、アリスが伴家の中でどうなっていくのか、楽しみです。
桜子との関係がどう変わっていくのか、ということも楽しみですけれど、日本人になろうとしないアリスがどうやって家族の一部になっていくのか。人々が違う立場でありながらどう溶け込んでいくのか、見ていっていただきたいと思います。
最後に、ファンのみなさまにメッセージをお願いできますか?
素晴らしいキャストとスタッフ、脚本、演出家に恵まれたこのドラマの一部になれることに、私もワクワクしています。ストーリーの中にある思いやり、温かさ、そして希望を感じていただける作品だと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください!