撮影は残すところあとわずかになりました。今回の現場の印象はいかがですか?

 初めてのレギュラー出演だったので最初はとても緊張していたんです。篠原涼子さんもテレビの中の人、という感じでずっとファンだったので、その篠原さんが主演のドラマに出られる、ということに興奮して余計に緊張していたんですけど、笑顔で迎え入れていただきました。多分、私が緊張しているのを察して和ませてくださっていたと思うんですけど…。とても温かい現場だと思います。楽しいです!

藤村 錚々たる先輩方ばかりだったので、撮影に入る前はドキドキしていたんですけど、篠原さんを始め優しい方ばかりで、普通に声をかけてくださったんです。それに感動しました。

堀口 私も同じです。篠原さんが出演されているドラマや映画…『ラスト・シンデレラ』や『アンフェア』も全部見てきたので。もう撮影も終わりに近いですけど、篠原さんと同じ画面に映っているというだけでまだドキドキしています。みなさん、自分のペースを保ちながら現場に臨まれていて、そういうところも『オトナ女子』って感じです(笑)。

藤村 絡めてきましたねぇ(笑)。

篠原さんの空気感がそのまま現場の雰囲気を作っている感じがします。

 そうですね。

藤村 ステキですよね!ああいう女性になりたい、って本気で思いました。

堀口 いつも顔を見て挨拶してくださるんです。

藤村 みんなに笑顔を与えてくれますね。毎日撮影で、きっと大変だったこともたくさんあったと思うんですけど、私たちにはいつも笑顔を見せてくれて…。

中でも、篠原さん演じる亜紀が率いるMC部は女性のパワーを感じました。

堀口 何かあれば(亮介役の)吉沢亮くんがいじられていますね(笑)。

藤村 あれだけ女の人に囲まれたら、多分、誰でも怖いと思います(笑)。

堀口 だから、そういう中でちゃんとモチベーションを保っている吉沢さんは凄いな、と思います。

今回、演じるにあたって特に考えたことは?

 監督からのリクエストは、「とにかく社長(谷原章介)のことが大好きなんだ」と。やっぱり、社長秘書というのは花形の職業らしいんですね。なので、社長の隣に常にいるプライドみたいなものを持つようにして…。で、「社長と何かあったのかな?」みたいなことが何となく匂えばいいな、と思っていました(笑)。

物語上は何かあった、ということでいいんですよね?

 かな?、みたいな(笑)。でも、社長の隣にいて、社長に尽くす、というのが玲子的な愛、ということなんでしょうね。直接そういうセリフとかはないですけど、私の友人が「玲子は社長のことが好き過ぎて、他の女の子に対する目が怖いね」って言われたので、「良かった!」と思いました(笑)。

亜紀さんの部下である圭子さん、玲奈さんはいかがですか?

藤村 圭子は明るいギャルみたいな子、という風にうかがっていたんです。でも、監督さんたちにお会いしたら「ちょっとギャルっていう感じじゃないよね…メガネかけようか?」みたいなことになったんです。でも、メガネかけて普通に大人しくしていたらつまらないな、と思ったので、「見た目は地味だけど、超ウワサ好きで、言いたいことはズバズバ言う女の子にしよう」と自分の中で思ってやっています。

堀口 玲奈は、キャピキャピした感じの今どきのOLの女の子、という風にうかがったので、ずっと黒髪のボブだったのを、2年ぶりに髪を染めて、ちょっと切ったりして“今どき風”に見えるようにしたんです。髪色を明るくしたら気分も明るくなりましたし、形から入るじゃないですけど、玲奈を演じるにあたっては提案していただいたこのベース作りが大事だったな、と思いました。そこからは難しいことは考えずに、何とかテンションを上げて現場にいようと心がけています。

今回の撮影を通じて、印象に残っている出来事は?

 谷原さんとは今回初めてお会いしたので、最初は「どんな方なんだろう?」って思っていたんです。「谷原さんは本当に良い人だよ!」って周りの方たちから聞かされていたんですけど、現場でお会いしたら本当に優しい方でした。まだ慣れていない部分もある私に、「1回、やってみる?」って声をかけてくれて、一緒にお芝居の練習をしてくれたり、「セリフはこのタイミングがいいよ」とか「僕は早歩きするからちょっとこの辺で止まって」とアドバイスしてくださったり…。リードしてくださるので、ホントに大好きになりました!だから、本当に玲子みたいな感覚で「もう社長についていけば…」って思いました(笑)。

MC部のシーンはまとめて1日中撮影があったりしますよね。テンションを保つのも難しいのでは?

藤村 逆にハイになるパターンもあるんですよ(笑)。でも、ずっと立っていたりするので「足がむくむ!」っていう話はよくしています。

堀口 ずっと「お腹空いた!」って言ってたり。差し入れがあるときは、ほぼ一番乗りくらいにいただいています(笑)。

藤村 風景が変わらないので、たまにどこのシーンをやっているのかわからなくなるときもありますけど(笑)。

堀口 いま何時なのかもわからなくなるんですよね。

藤村 でも、セット中に置いてある小道具の少女漫画とかをみんなで見て、キュンってなったり…。

堀口 篠原さんも、見つけたものをみんなで共有しようとネタを振ってくださるんですよね。それをテーマにして、みんなでしゃべったり。

藤村 だから、朝より夜の方が会話が多いかもしれないですね。敢えて、みんなで声を出してテンションをキープしていますね(笑)。

今回、インタビューの共通質問として、「オトナ女子」とはどういう女性なのか、をうかがっています。みなさんのご意見をお聞かせください。

 『女子』っていう言葉だけ聞くと…演じている玲子と私の間には凄くギャップがあるんですね。玲子は女子っぽいんですけど、私は全然違うんです。だから、『女子』って聞くだけで面倒臭そうな感じもしちゃうんですけど、そこに『オトナ』がついただけで…『女子』だけだとちょっと幼稚だったり、他人に干渉しているようなイメージがあったんですけど、このタイトルを聞いたとき、自立している女性のような印象を受けたんです。7話に「歳をとるのが楽しみにならないじゃない?」っていう亜紀さんのセリフがありましたけど、それが凄く印象に残っていて…。歳をとることによって、若さとは違う魅力がでてくると思うんです。それを今回のドラマで凄く実感しました。シミもシワも隠さないでいいんだ、って(笑)。

藤村 年齢の関わらず、その時々の状況を楽しんでいる人が一番輝いているな、と私は思うんです。オトナ女子という言葉には、キラキラしたイメージがあるな、と思ったんです。歳を重ねてもキラキラしている人…『大人』じゃなくて『オトナ』っていう風に片仮名なのがミソなのかな、と。漢字だと、もっとちゃんとしなきゃいけない、みたいな(笑)。だから、その時々を楽しんで、でも周りの人に感謝する気持ちだとか、今の自分の置かれている状況をキチンと受け入れて、前を向いて生きている人…かな?

堀口 最初のころの高山先生(江口洋介)のセリフで、「女子は25歳まで」というのがあったんですけど、玲奈は26歳という設定で、私もこの撮影期間中に25歳から26歳になったんですね。その高山先生のセリフを思い出して、20代の折り返し、アラサーといえばアラサーになったので、この『オトナ女子』というタイトルが結構ズキンとくる年齢になったのかな、と思いながら台本を読んでいました。今、聖子さんが言っていましたけど、大人になるときは大人になれる、女子でいて良い時は全力で女子として楽しむ、というメリハリをつけるというか…。個人的には、そういう歳の取り方をしていきたいですね。プラスにとらえていきたいです。

ドラマのスタッフも、半分くらいは女性ですよね。そういう大人な女性たちに支えられているわけで…。

藤村 そうですよね。周りにバリバリ働いているステキな“オトナ女子”がたくさん周りにいらっしゃるので、とても勉強になりますし…。私も「こういう大人になりたい!」っていうのが段々自分の中でも出来てきたような気がします。目標にしたい先輩方がたくさんいらっしゃるのは有難いな、と思います。

最後にドラマを応援してくれている視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。

 最後まで展開が読めないドラマなので、亜紀さんを始め、それぞれがどうなっていくのか、を楽しみにしていただきたいです。きっと、悩んだ先に道が開けていくと思うので…。

藤村 8話まで見ていただいて、ハラハラする展開だったり、モヤモヤする展開だったり、見てくださっている方々それぞれにいろいろな感じ方があると思うんですけど、最後まで楽しんでいただけるようにみんなで力を合わせて頑張って撮影していますので、応援していただければ嬉しいです!

堀口 今まであっちこっちでいろいろなストーリーが展開されてきましたけど、『オトナ女子』のテーマ自体が、世の女性のみなさまを元気づける、というものなので、きっと最終的には爽快な気分になっていただけるものになっていると思います。私は、中原さんに幸せになってもらえればいい、と思っています。是非、最終回までご覧ください!

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