レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#82(03/07/30)インタビュー
×Every Little Thing
2003年7月6日 午后
『HEY!HEY!HEY!』収録のあいま
砧 東京メディアシティ
スタジオ前室でインタビュー

きくち
いきなり曲のお話ですけど、新作の「ファンダメンタル・ラブ」よかった!1作前の「Grip!」は前っぽぃってゆうか、あれはあれで大好きだったけど、またぜんぜんちがう…やりたい放題なかんじ(笑)。
持田
そんなつもりはないんですけど、まあ、ライブの延長線上にあったし。
伊藤
持田がこの曲、気に入ったんですよ。僕は最初、これはバンドで一発録りでやる…まあビートパンクなかんじにしようと思ったんですが、それだとひねりがないので(笑)。で、まあ今は誰もやらないだろうと、こういう曲に。
きくち
スタッフも驚いてた。またオトコマエな持田香織を聴かせてもらっちゃった。
持田
テレビでこういうふうにうたうのは久しぶりでしたしね。でもすごい、リラックスしてうたえたんですよ。
きくち
自由奔放だった。
持田
じゃあテレビの画面を通して観てる人も、「ええっ!?」て思うかも。
きくち
みんなやっぱり「ELTのイメージ」ってなんとなく持ってるけど、それとはちがうょね。
伊藤
ずっとミディアムとかバラッドぽい曲が続いてましたからね。びっくりする人もいると思います。
きくち
わたしはELTの曲ずっと好きで聴いてるんですけど、最初の頃は様式美というか、きちっとハマったイメージがあって。それが五十嵐(充)さんが出てこなくなってから、枷を解かれた香織ちゃんが…(笑)。
持田
別に締めつけられてたわけじゃないんだけど(笑)。ただ当時、イガちゃんはわたしに何も考えず詞を発してほしかったみたいですね。うたう癖みたいなのができるのも、あんまり好きじゃないタイプだったんで。
きくち
五十嵐さんのああゆう女の子ぽいメロディラィンと詞に、香織ちゃんのさらっとしたうたう声が乗って、そういうフレッシュな魅力があった。
伊藤
最初の頃はやっぱり、未知数の部分が多かったのもありますよ。初対面のときなんて「普通の女の子」くらいにしか思ってませんでしたからね。
きくち
今は歌唱力も上がったし、精神的に解き放たれたというか、昔のうたもちがううたに聴こえるもん。
伊藤
ただ僕は、持田に職人にはならないでほしいと思ってるんですよ、いい意味でね。いつも同じ声でうたう、それがプロの1つの条件なんだろうけど、みんなが持田に求めてるのはそこじゃないと思うんです。
きくち
いい意味で波があるように?
伊藤
そうですね。で、さっきのプロの話でいくと、僕がキープする部分で。
きくち
それがELT。…伊藤さんにとって持田香織はどんな存在なの?
伊藤
僕にとって…ファミリーかな。
持田
たぶん、いっくん(伊藤)はすっごくわたしを支えてくれてるんですね。
きくち
仲がいいって、ラィブ観てるとわかるよ。
持田
これが「俺が俺が…」ていうひとだったらけんかしちゃったりして。わたしも結構、気が強いし(笑)。だけどこうやって続けていけるのは、やっぱり彼の人徳と人柄。本当に優しい。
きくち
まあふたりでは続けていけないよね。ひとりになるか、誰か入るか。
持田
もしかしたらすごい(怒りを)ためてるのかもしれない。お家に帰ると「ふざけんなょっ!」て(笑)。
きくち
伊藤さんのそういうキレた現場って、見たことある?
持田
うーん、でも顔に出すくらいですね。だいたいまず、口角が上がります。あとは「目が三角になる」て、こういうことだなって(笑)。
きくち
気をつけよう(笑)。香織ちゃんは、精神的に自由人じゃなぃ?伊藤さんはテレビタレントとして自由人(笑)。だからこの組合せ、うまくいくんだろうね?
持田
すっごい疲れてたとしても、「逢いたくない」とか「いっしょにいたくない」とか思ったことがない。これだけ優しくしてもらえれば当然かもしれないけど。
きくち
てれるでしょ、面と向かってほめられると?
伊藤
いやー(笑)。


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