TV LIFE 連載：KIKCHY FACTORY #68（03/01/08） 輝け！2002(第22回)きくち大賞！ 　あけましておめでとうございます。今年もやってまいりました。いつも以上の誌面の私物化。わたしが１年間でハマったパッケージソフトを３作勝手に表彰する「きくち大賞」栄えある22回目の発表です！ 　終盤に桑田佳祐さんの傑作『ROCK AND ROLL HERO』が発表され、たたみかけるようにベスト『TOP OF THE POPS』まで出て、圧倒的なドームも拝見拝聴して、どうしようもこうしようも迷いましたが、初志貫徹、20年分の思いを込めて、先ずは佐野元春さん『SOMEDAY Collector's Edition』これはもう言葉がありません。ものすごいボーナスディスクの付いた、青春の記念盤です。今でも口ずさんでしまう「ダウンタウンボーイ」今になってこそしびれる「ロックンロール・ナイト」昨年のよい出逢いだった堂島孝平くんとも『アヤパン』での「スターダスト・キッズ」からでした。ROSSOの『BIRD』とかHYの『Departure』じゃなくて、コレ、というのは反則ですが、『HEY!』の秋のスペシャルにも出演していただいて、またもりあがってしまいました。惜しむらくは松本さんのおもいでの曲(?)「サムデイ」うたってほしかったかなぁー、って。 　GIRLPOPなジャンルでは、ダントツで、day after tomorrowのデビュー作、そのまんま『day after tomorrow』。これは音源をもらって聴いていたのと『HEY!』のスタジオで生で聴いたのと、ｍｉｓｏｎｏのボーカルがぜんぜん変わらなくってびっくり。音合せでクチパクかと思ったくらいです。キャラの立った強い声とまっすぐなうたいかた、そして北野くん鈴木くんの作曲のセンスはどれも抜群！強いて言うのなら、misonoがかわいらしすぎて、女の子にまともに聴いてもらえないかなあ、と心配しています。次のＥＬＴになれる、次の持田になれる優秀な素材だと思うのですが。あと、現役唯一のアイドル歌手；松浦亜弥のスーパーな１年を総括しての佳曲「草原の人」、後藤と安倍の重なる声の残像を焼き付けたモーニング娘。「Do it! Now」が、昨年でありました。 　そしてまだ見ぬUK PROJECTの隠し球(?)ガールズバンド、THE BUNNiESの『OOH WEE BABY』７月31日Zeppのイベントの１週間前に聴いたんですが、さすがにまにあいませんでした。とりあえずどんな演奏してるのかライブが観たいことなものです。 　まあ、そんなこんなわたしですが、今年もどうかよろしくおつきあいください。 輝け！2002 きくち大賞！はこちら！ フジテレビ　きくち (C) OTOGUMI ALL RIGHTS RESERVED.