ユニコーンでデビュー24年目奥田民生さんが遂にはじめての『MUSIC FAIR』出演、またひとつ わたしの夢が叶いました。
フジテレビ湾岸スタジオができて、わたしが『MF』を担当するようになって3年半、お弁当をとりはじめたり、Tシャツつくったり、何より毎週1本収録だったのを隔週の2本録りにしたりとか、番組の近代化に励んできました。が、それでも四十余年の歴史が醸す独特なイメージが、今のアーティストには敬遠されがちでした。なにしろポルノグラフィティも、安室奈美恵さんも、KinKi Kidsも、わたしになってからが初出演。the brilliant greenも MY LITTLE LOVERも再始動が初めての『MF』です。
そんな「テレビには出るけど『MUSIC FAIR』はちょっと…」という典型が、民生さんとかaiko。わたしがまだ『MF』やってなかった7年前の4月『僕らの音楽』の初回放送日に、できたばかりのDVD持って民生さんのマネジャーさんに出演交渉に出かけて、その場で『MF』のここが苦手、と正直なご意見を頂きました。
今『MF』を背負ったわたしの、番組近代化の大事な柱は、出演アーティストの幅を拡げること。ゆず、レミオロメン、秦基博と連れてきて、なかよしの真心ブラザーズのおかげで今回やっと、宿願の民生さんに届きました。『僕らの音楽』では何度もお仕事できてるので、正直ほっとしました。
わたしのブログに視聴者からよくあるコメント「どうして○○を出さないの?」それもあるけど今や数多い音楽系番組から出る側が番組を選ぶことも多いの。バラエティなイメージを嫌って『HEY!HEY!HEY!』を、テレビでの生演奏が苦手で『僕ら』を、そして旧いイメージから『MF』を回避する。
わたしたちは選んでもらえる、いい番組をつくるだけです。
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