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レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#265(10/09/01)

大竹しのぶ×堂本ブラザーズバンド!!うたい継ぐキヨシロー!

 9月5日夜の『堂本兄弟』は大竹しのぶさん。今年5月には IMALUゃんが、昨秋には明石家さんまさんがいらして、1周しての4年ぶり2度目のの出演です。前回(2006/11/19 OA)は30年前のデビュー曲「みかん」(1976)を生演奏しましたが、今回撰んだのは、親交があった忌野清志郎さんの「JUMP」。この曲は5年前の7月のお台場、『LOVE LOVEあいしてる』から足かけ9年、堂本ブラザーズバンド悲願のファーストライブで演奏した、清志郎さんとの、最後の1曲。真夏の野外ステージ、2万人のお客さんを前にキンキの2人も高見沢さんも建さんもみんなでジャンプしたあの曲。結果的にあれが「音組」と清志郎さんの最後のお仕事になっちゃった。『堂本』でゲストがカバーする楽曲は必ず、わたしがご本人と直接話し合って決めています。今回も大竹さんと話していて、鉄板のもう1曲が実はあったのですが、清志郎さんの話になって互いにテンションがあがっちゃって、大竹さんが挙げた「JUMP」、あの目黒の密葬に参列したもの同士万感に涙浮かべて決めました。

 収録当日もちろんステージに清志郎さんはいないけど、でも一緒にジャンプしてたと思う。演奏前「ベストヒットたかみー」のボスの映像も懐かしくて、生演奏のスタンバイでトークセットから降りてきた大竹さんはまた涙。はじけた本番は音楽への愛のあふれまくった名演です。女優でも歌手でもない大竹さん、そして吉田建さん、土屋公平さん、武田真治くん、ボスの音楽仲間たちの、最高のライブをたのしんでね。

 亡くなったミュージシャンの楽曲のカバーは、意見も色々あると思います。でもね、うたい継ぐことが絶対に大事だと思う。
『僕らの音楽』(2010/08/27 OA)のSuperfly;志帆ちゃんの「ゲット・アップ・ルーシー」(thee michelle gun elephant/1997)、そして9月10日放送の藤井フミヤさん「若者のすべて」(フジファブリック/2007)。真っ直ぐに正しく想いが繋がっていきます。

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