9月26日放送『僕らの音楽』は『27時間テレビ』からのご縁で、BEGINと明石家さんまさんの共演が実現しました。
私がフジテレビに入社した時、社内報の新入社員紹介号の「好きな番組」の欄に書いたのが、三宅恵介ディレクター演出の、さんまさんの『心はロンリー…』でした。三宅さんの定年をネタふりにした今年の『27時間』は、私的に4年前の片岡飛鳥監督の『めちゃめちゃオキてるッ!』とおんなじくらい楽しかったです。
準備段階で三宅さんと渡辺琢ディレクターから「さんまさんがBEGINとコラボしたがってる」と聞き、交渉のお手伝いなどさせていただいたのですが、最初はにべもなく断られ、私のいつもの諦めの悪さを存分に発揮しまくって、なんとか深夜の『さんま・中居』コーナーの出演まではたどり着いたのですが、そこからが、さんまさんのミラクルでした。深夜の生放送中に「曲をつくって」とBEGINにおねだり。翌日のスケジュールさえ難しかったBEGIN が、エンディングまでに番組オリジナルの新曲を仕上げてきちゃうんですから、ほんとにびっくり!『HEY!HEY!HEY!』の収録スタジオのモニターでその「笑顔のまんま」を聴きながら、私も感動で涙が出てきちゃった。
さんまさんも『僕ら』の対談で言ってましたけど、テレビの常識で考えたらそんなの最初からキマってたんでしょ、って思うじゃないですか。違うのよねー。BEGINの出演すら危うかったんだもん。よくもまああんな素敵な楽曲まで出来上がったなぁって、今でも信じ難いもの。『僕らの音楽』はさんまさんからのご褒美ですよね。「笑いと音楽の融合」って、たまあに、そんな宝物を私にもくれるの。
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