- きくち
- 新年最初の号ということで、わたしが今いちばんがんばってる番組のお2人にお越しいただきました(笑)。10月から『MUSIC FAIR』は、どぅですか、ちょっとは変わったかな?
- 杏樹
- 古き良きところと、新しいところの間を行けてるような感じがしますね。昔は大人の番組ってイメージがあったけど、最近は普通に若い人も見てくださる番組になった気がします。
- きくち
- 去年10月に「90年代ヒッツ」みたいなのやったじゃない?あれが高視聴率だったってことは、20代後半から40代にかけての女子が、いっぱい見てるってことなのょね。
- 杏樹
- そうですよね。普通の音楽番組として認知してもらえたのかなと。
- きくち
- 恵さんは司会を最初はじめたときには戸惑いがあったと思うけど?
- 恵
- やっぱり、驚きはありましたよ。でも『ディアフレンズ』ってラジオ番組でいろんなアーティストさんに会ってはいたから、その延長線上みたいな感じでできたところはありますね。
- きくち
- そこから5、6年。今じゃ、無敵の剛腕MCですからねー。
- 恵
- “剛腕”、ですか?
- きくち
- 最初に収録を見学したとき、びっくりしたの。どんなゲストも、どんな組合せでも、ちゃんと放送できるようにしてくれる。ゲストはみんな、気持ちよく帰る。ヨイショも上手だし。
- 杏樹
- ああー、確かに(笑)。
- きくち
- 剛腕だな、て(笑)。
- 恵
- いやいや(笑)。ミュージシャンって、すごい人たちばかりじゃないですか。だから自分の中を全部尊敬で埋めて、そっから沸く疑問をぶつけるしかないんですよ。あとはその人を好きになり過ぎると逆によくなかったりするから、勉強はしないようにしてますね。
- 杏樹
- あー、わかる気がする。
- 恵
- そう言いつつ、杏樹はちゃんと勉強してるんですよ。曲聞き込んでるし。おかげで楽ですけどね。知識的な部分は全部、杏樹に任せられますんで。
- きくち
- なのにそんな感じがまったくしない、今の杏樹ちゃんの立ち位置はすばらしいよ。恵さんが入る前、どうやってたのかな、て思うけど(笑)。
- 杏樹
- どうやってたんでしょうね。私も思い出せないですよ(笑)。
- きくち
- でもね、おふたりのそんなトークを生かせば、『ミュージックステーション』みたいな、出やすい番組になるて思ったの。最近はちょっと調子いぃし、視聴率もいぃかんじ、で。
- 杏樹
- ちょうど、きくちさんがいらっしゃってからぐらいですよね。
- きくち
- おふたりのMCですょ。でもほんっと、流れはいぃですょね。今がんばってて、いちばんおもしろぃもん。結果も出るし、やりがいを感じてます。
- 恵
- やってる僕としても、面白さを感じてますね。高橋真梨子さんの「FOR YOU」や、槇原敬之くんの「どんなときも。」とか、みんな代表曲をうたうじゃないですか。当たり前過ぎると思いつつ、目の前でちゃんとうたわれると、「おっ!」と思ったりして。
- 杏樹
- あらためて歌詞の内容まで聞くと、そう感じますよね。
- 恵
- 物を作るだけ作って、どんどん流れていく時代だったりする中、ちゃんと賞味期限が切れずにいるんだなと。最近、それをとみに感じてます。
- きくち
- めざすところが『ミュージックステーション』っていうのは、そういう意味もあるの。ちゃんとした曲をちゃんと聴かせよう、て。…ごめんね、本番の時間なので、強引な締めですけど、今後『MUSIC FAIR』につれてきててほしいアーティスト、ていますか?おふたりが逢いたいひと。
- 杏樹
- そうですね、サザンオールスターズさんとか。あとは…小田和正さん。
- 恵
- それだ。小田さんだ。
- きくち
- わたしも小田さん、大好き。
- 恵
- じゃ、僕的には…ドリカムさんは番組に合ってる気がするんですね。だから、またぜひ来ていただきたいな。
- きくち
- わかりました。めちゃめちゃがんばってみます。2008年もどうか、よろしくお願いします。
- 杏樹&恵
- よろしくお願いします(笑)。
「SPECIAL THANKS!」
杏樹さんからの追伸メール
この3日後、締切りぎりぎりの12月21日夜18時前、杏樹さんから届いたメール;
「杏樹です きくちゃん、この間の続き…ですが、坂本龍一さんとか、YMOとか、も来てほしいって、ふと今思い付いたのでメールしちゃいました♡ 杏樹」ごめんね、勝手に載っけちゃったょ。教授、YMO、サザンオールスターズ、小田さん、そしてドリカム。今年中に何組来てくれるかなー。 |