レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#173(07/02/14)インタビュー
×Salyuちゃん
2007年1月21日 夕方
『僕らの音楽』収録のあと
お台場 フジテレビ 楽屋でインタビュー

きくち
映画『リリイ・シュシュのすべて』のころからの付き合いだけど、あのころより、まるくなったねー。
Salyu
…体が、ですか?(笑)
きくち
(笑)、人が、ねっ。いぃボーカリストになった。「私は私」みたいな「超えた」かんじ?
Salyu
確かに自分のやりたいこはあって、それを貫きたいとは思ってますね。でも、結構いいコですよ。
きくち
今はわかる。はじめて『HEY!HEY!HEY!』で逢ったときは、不思議ちゃんだったけど(笑)。
Salyu
そんなヘンでした?(笑)
きくち
ヘンっていうか、人とか なりとか まったくわかんなぃ流れで、出てきたのがこれ!って。
Salyu
まあ、不思議ちゃんって言ったら、そうだったかもしれないですね。ちょっと見せ物的というか。
きくち
うたはそのころからよかったけど。今はそれ以上、今度のアルバム、いぃね。アルバムとして出来がいぃ。トータルでよかったょ。
Salyu
ありがとうございます。自信作なんでうれしいです。
きくち
キャリアはそこそこ長いのに、フレッシュ感が擦りきれてなぃ。今日の『僕らの音楽』もよかった。気持ちよさそうにうたってる。いい表情してた。のびのび、自信たっぷりねー。
Salyu
いや、そんなことなかったですよ。すごい緊張感ありました。
きくち
Salyuちゃんの「私は私でいい」って気持ちが、届いた気がする。それこそ昔に比べると、ファン以外の人たちにも届いてると思うよ。
Salyu
うれしいですね、そう言ってもらえると。あとはやってたとき「J-POPの歴史に参加しているんだ」って意識をもらえた気がします。
きくち
参加メンバーが、小林武史さんに、徳永英明さん、ILMARIくん。トークが秋元康さん。秋元さんは大正解だった。最初は「ちょっとベタかも?」て思ったけど(笑)。
Salyu
いろんな人を考えて、でも悩んだおかげで見つかったっていうか。いい機会だったと思いますね。
きくち
まともに話すのははじめて?
Salyu
ですね。オーディションを受けた中の1人でしたから。
きくち
秋元さんも言ってたけど、そのとき選ばれなくてよかったと思う(笑)。小林さんとのマッチングがすばらしいから。
Salyu
そうですね、音楽をやるにあたって、あの時期に尊敬できる先輩に会えたのはよかったと思います。
きくち
“先輩”かあ。そう言えるSalyuちゃんも、言われる小林さんもかっこいいね。
Salyu
いろんな呼び方があるけど、やっぱり先輩が一番いいかなって。
きくち
密度の濃い時間だった。この番組にぴったり。…Salyuちゃんにとって、テレビってどうなの?
Salyu
チャンスって感じです。たくさんの人に聞いてほしいって気持ちがありますから。時間は短いんですけど、そこでアプローチすることでたくさんの人に知ってもらえるし。
きくち
『HEY!HEY!HEY!』や『うたばん』は大変じゃない?いろんなことやんなきゃいけないから(笑)。
Salyu
気持ち的には前向きですよ。音楽以外のこともバランスよくあるのはいいなと思うし。ただ、テレビっていろんな情報を持っているほうが映えるんですよね。自分が歌もうまくて、かわいくて、おしゃれで、トークも面白くてみたいな、そういう感じだったらいいと思うんですけど。…ハードルが高いなとは正直、思います。
きくち
うん、Salyuちゃん、ミュージシャンらしいミュージシャンね。よかったらまた来てねっ。
Salyu
はい(笑)。今日はありがとうございました。

「SPECIAL THANKS!」
天衣無縫で天真爛漫で女のコ
Salyuちゃんは、リリイ・シュシュとして出演した『HEY!HEY!HEY!』の打合せが初対面。おととしDVDで『リリイ・シュシュのすべて』を見直しましたけど、やっぱり不思議でした。そのあと「ap bank fes」がはじまって「音組」が収録を担当して、しょっちゅう逢うようになったんですけど、どんどんいいかんじになって、「to U」のころにはもう別人。わたしもアーティストとしてリスペクトしてます。


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