レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#169(06/12/18)インタビュー
×稲垣吾郎(SMAP)
2006年11月29日夜
『SMAP×SMAP』収録のあと
砧 東京メディアシティ 楽屋でインタビュー

きくち
06年は『ブスの瞳に恋してる』に尽きるよね。普段の吾郎ちゃんのおもしろいところが凝縮された感じね。
稲垣
そうかもしれないね。だから客観的に楽しめましたよ。「こう思われてんだろうな」とか考えたりして。
きくち
思われてる、思われてる(笑)。このスペシャルは新作なの?
稲垣
新作にダイジェストを織りまぜる感じかな。クリスマスシーズンにはぴったりだよね、女性に優しいドラマで。同じころ、「Dear WOMAN」のリリースもあったし、なんか06年は女性を応援したって感じがする。
きくち
音楽業界的にも、あのドラマで、倖田來未ちゃんの楽曲を広い世代が口ずさめるようになった、と思ぅ。
稲垣
そうですね。普通な女の子の等身大な感じ。ああいうのって、倖田さんはうたってなかったね。
きくち
シングルでは、なかったね。
稲垣
ドラマとも合ってたしね。だからあの曲はドラマに欠かせない要素の1つだったし、曲にとっても世界の合う作品の主題歌でよかったなと。
きくち
『僕らの音楽』にくぅちゃんが出たとき、よかったのよ。大人っぽくジャジーな「恋のつぼみ」ね。
稲垣
そうなんだ、観たかったな。
きくち
じゃあ、今度DVD持ってくるね。で、お正月には『悪魔が来たりて笛を吹く』があるわけだけど。
稲垣
『犬神家の一族』なんかに比べると、ちょっとマイナーなんだけど…ご覧になったことあります?
きくち
あるある。原作も読んでるし。
稲垣
ストーリーは複雑ですよね。だから初めて見る人には難しいかもしれない。僕も台本、何度も読み直したし。
きくち
もう4作目なんだー。もうこれはライフワークだね。
稲垣
そうなんですよ。ただ、ゲストが変わるんでね。毎回、新鮮な気持ちでやってます。スタッフは同じだから、いい意味での信頼感もありますし。時間かかって大変だけど、その分、見応えのあるものになってると思います。
きくち
DVDにはならないの?
稲垣
まだですね。でも全然成りえるし、それこそ映画化もしたいなと。もう映画みたいなものなんだけど。
きくち
2時間半だもん、確かにね。
稲垣
一過性のものじゃなく、残るものにしたい。僕も含め、みんなそういう気持ちでやってるから。僕の中では宝物のようなシリーズですね。
きくち
ちょっとむかしの話だけど、『LOVE LOVEあいしてる』で、吾郎ちゃん、フィッシュマンズ演ったじゃない。(篠原)ともゑちゃんと。
稲垣
よく覚えてるよ、それ。
きくち
あれすごいと思った。どうしてフィッシュマンズだったの?
稲垣
いろいろ影響を受けてるデザイナーの友だちがいるんだけど、その人に紹介されたんですよ。音楽の好みって言葉じゃ説明しにくいけど、なんか、“感じ”ってあるじゃない。それがぴったり来た。
きくち
あのとき、吾郎ちゃんの音楽性とか、はじめてわかったの。
稲垣
たまにはいいよね、そういうマニアックなのがあっても。
きくち
うん、すごく意味があると思う。…あのとき、ギター持ったよね。
稲垣
まあ(笑)。うらやましいよ、KinKiが。(堂本)剛なんかいい曲作るしね。…そうだ、時々は SMAPも『堂本兄弟』に出たほうがいいね。
きくち
え!?
稲垣
そのほうが KinKiにいい緊張が生まれると思うから。
一同
(笑)。
稲垣
『SMAP×SMAP』もそうだけど、先輩が来ると緊張するんですよ(笑)。たまにそういうコラボレーションがあってもいいかなと。
きくち
ありがとう。じゃあさ、次もなにかリリースしたら、絶対来てよ?
稲垣
もちろん。ぜひお呼びください。

「SPECIAL THANKS」
ゴロちゃんとの音楽のお仕事

『LOVE LOVEあいしてる』はゴロちゃんが4人目のSMAPで、中居くんにリーチがかかった出演。フィッシュマンズ「それはただの気分さ」、シブすぎてびっくり。27時間テレビの『SMAP SATURDAY NIGHT LIVE×LIVE』(2000年)では小林武史さんのプロデュースで、はっぴいえんど「抱きしめたい」を小林さんと生演奏生放送。&Gも『堂本』で生演奏、PVも「音組」がつくりました。

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