レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#160(06/08/16)インタビュー
「KIKCHY FACTORY」
×KinKi Kids
2006年8月1日
堂本ブラザーズバンド 2nd LIVE
終演直後
Zepp Tokyo 楽屋でインタビュー

光一
見事に、去年とは全く違うライブができたね。
1人ひとりの持ち味とか、色がはっきり出てた。ブラザーズバンドらしさがちゃんと出たと思うよ。
きくち
段取り追う感じじゃなかったのもよかったね。恭子ちゃんもよくできてた、て思う。
緊張するって言ってたけど、頑張ってソロ弾いてたもんね。
光一
それとある意味、いろんな壁がぶっ壊れた日でもあったと思う。ありえないことばっかやってたじゃん。高見沢(俊彦)さんに、キー上げて、ソロでうたってくれとかさ(笑)。
きくち
(笑)。最後の「Music of Life」のああいう感じって、バンドをやったことないメンバーにはものすごい体験だったろうね。
だろうね。可能性秘めてる人たちばっかりなんだから、ただコード進行追って、音符拾ってくだけっていうのもどうかなと。音を楽しむ以前に、僕らがライブをやる思いを伝えないと。だからやってよかったと思いますよ。
きくち
ほんとね。ま、最初にデモを聴いたときは、長ーって思ったけど(笑)。
光一
iTunes の表示見たら、9分ぐらいあるんだもん(笑)。デモなのにめちゃくちゃ作り込んであるしさ。
出来上がったときのアレンジの感じとか、絶対こうじゃなきゃイヤなんだっていうのが決まってたからね。結果的にそうなっちゃった。
きくち
剛の曲に光一が詞をつけたっていうのは、はじめてじゃない?
光一
初めて。ただデモで世界観は感じられたから、スムーズに書けたよ。
ストレートっていうか、なんか浄化される感覚あるよね。こういう時代だからこそ、心に響く詞というか。
光一
年齢もジャンルも違う人たちとやってた中で、自分の中で気づいたものっていうのがあって。それをみんなにも伝えたいって思ったんだよね。
きくち
最後の英語のフレーズは、断片としてメモってたの、だよね?
光一
コーラスの分厚さも見せたいって話になったから、こういうのはどうかなと。試しに書いといたのを、(浦島)りんこさんが使っちゃった(笑)。
きくち
曲と詞と演奏がすごいハマった。演ってるうちに曲が育っていくのが、すごいわかって、さ。
曲はオーディエンスが作る、と言っても過言じゃないですからね。こういう軸があったほうがいいと思いますよ。テレビから生まれる音楽なんだけど、テレビ的ではない音楽が…。
光一
テレビ的じゃないよな。30分の放送で10分ぐらい取られちゃう(笑)。
きくち
でもなんととか放送しないと。はじめてだもん、あんなの。来年もやるのかな?去年が2万人、今年は2千人、だからら、来年は2百人なんだけどね、テレビ的には(笑)。
光一
え、減るの!?
一同
(爆笑)。
きくち
ま、そのころまたなんか考えるょ。その前に、秋には『LOVE LOVE×堂本10周年』があるんだけどね。
光一
(吉田)拓郎さんも来るの?
きくち
生放送で拓郎さんにひたすら「待ってます!」「来てください!」って呼びかける、みたいなのとか(笑)。
光一
本当?メールしよう。
きくち
最初にみんな集まったの1996年の10月1日のゲネプロ。そこでミュージシャンの上下関係とかはじめて見えてさ。(吉田)建さんが拓郎さんの次にエラくて(笑)、意外とそうる(透)さんとか扱い悪いな、とかね(笑)。
一同
(爆笑)。
光一
みんなすごい人だけど、そこが改めてなんか、見えちゃうとね。
だからこれだけの方たちが1つになってるのは、不思議な話なんですよ。
光一
「Music of Life」で、改めて実感した感じじゃない?やっぱすげえな、この集まりって。
音楽の神が舞い降りたような瞬間ね。本当はああいうのを毎週見せるのが、理想なんだと思うけど…。
きくち
ごめんね。それなりにテレビのことも考えなきゃなんなぃの(笑)。
でもあれだよ、あまりにもテレビ的に行くようなら、僕は音楽的に行くからね(笑)。
一同
(爆笑)。
相反するものがぶつかって、なんかエネルギーが生まれるんだしさ。
光一
だいたいこの番組自体が相反するメンバーの集合体だしね。ヘンな番組で、ヘンなバンドなんだよ(笑)。

「SPECIAL THANKS」
バンドに成った堂本ブラザーズ


セカンドライブがキマって、メンバーに話したのが、7月4日のかまやつさんの収録前(2006年8月20日放送)。ENDLICHERI☆にも触発されて「今回はライブハウスで」と考えていたので、まず剛くんとじっくり話して、KinKi と建さんと高見沢さんと公平さんとわたしとで話し合うことになりました。七夕の金曜日、『Mステ』終わりの剛くんを待つあいだに、今度は光ちゃんとふたりで意見交換。みんながそろって、3時間超のミーティング中に、オリジナルをつくろうとなって、それなら今までと逆位置で「剛が曲を書いて、光一が詞をつける」って、わたしが提案。その場でつくりはじめた剛から、わたしと光ちゃんにデモトラックが届いたのが、翌週末。光ちゃんの詞が建さんにメールで送られてて、1週間前のバンドリハで3時間かけてあの楽曲が仕上がりました。そして本番。アンコール。お客さんがくれた2度目の演奏で完成した、堂本ブラザースバンドはじめてのオリジナル。そのまま放送された、9分50秒。感無量です。

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