レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#152(06/04/26)インタビュー
×武部聡志
2006年3月31日 午後
『僕らの音楽』100回記念コンサート 開演前
お台場 studio DREAM MAKER 楽屋でインタビュー

きくち
放送2年、ついに100回を迎えましたね、『僕らの音楽』も。
武部
2年と聞くと長いようで…でも、あっという間だったね。今ではいろんなアーティストやミュージシャンが、こぞって出たいと言ってくれる番組になって。それがすごくうれしいね。
きくち
ですね。実際、次から次へいろんなかたが出演してくれてますし。
武部
今日の100回記念コンサートなんか、その象徴みたいな感じだよね
きくち
これまでの放送で、一番印象に残ってるのってどの回ですか?
武部
甲乙つけ難いね。最近だと、先日の槇原敬之くん(#096/2006年3月3日放送)とかね。テレビを通して音楽の力が伝わった、そんな感じがする。
きくち
また対談が音楽をちゃんとアシストしましたね。美輪明弘さんとのあのお話があったから、あの「ヨイトマケの唄」が生きたりして。あれこそ音楽のリアリティですね。
武部
視聴者の反応もすごかったね。「この歌が聴けてよかった」ってみんなが書き込んでくれて。
きくち
ほかには…たとえば楽曲だと、どの回が思い出に残ってます?
武部
…森山直太朗くんの「さくら」かな(#002/2004年4月10日)。ちょうど自分の子供が生まれる直前で、やきもきしててね(笑)。またあの桜の風景が美しくて、すごくよく覚えてる。
きくち
あの日は寒かったですよね。寒くて調律が変わるから、ピアノを何回も調律し直して。
武部
あとは、平原綾香さんとCrystal Kayさん。
きくち
1回目(2004年4月3日)ですね。
武部
ここまでやるんだという番組の方向性がね、あれで決まったと思う。で、Crystal Kayさんもあの後すごいブレイクをして。その先鞭をつけられたことも誇りに思うし。
きくち
平原綾香さんの「明日」も…。
武部
たまたま倉本聡さんが見てて。
きくち
翌年の1月にまたシングルになったんですもんね。すごいですよね。
武部
そう考えると、普段音楽番組を見ない人に向けてのショーケース的なものにもなってきてますよね。ヒット曲やプロモーション楽曲を中心にしているわけじゃなく、アーティストそのものをフィーチャーしているから。
きくち
わたしは初年度だと、今井美樹さんのあの2曲(#014/2004年7月3日)。
武部
(「瞳がほほえむから」〜)「PIECE OF MY WISH」。緊張感ありましたね。
きくち
ありましたね。ワンコーラス完全に無伴奏になって、次に入ってくる楽器がチェロっていう。リハのときに美樹さんとわたしと
武部
さんとオルガンかピアノかと、ああじゃない、こうじゃないと(笑)。
武部
でもそういう緊張感に乗ってくれる人だと、新たなものが作れますね。
きくち
この後、『僕らの音楽』に呼んでみたいゲストっています?
武部
自分が携わってるから言うわけじゃないけど(笑)、ユーミン(松任谷由実)単独でいつかは、いいタイミングでやりたいなと思うし(※#250/2009年4月10日放送で実現)。「松任谷由実 with Friends Of Love The Earth」という形ではやったけど(#078/2005年10月21日)。
きくち
由実さんとは去年『オールナイトニッポンTV』もたのしかったですね。短期集中でつくりましたけど。
武部
ああ、暮れのね。本人がいたく面白かったって言ってましたよ。
きくち
今年も絶対やりましょうね。今度はぜんぜんスムーズにできると思いますよ。
武部
あとはサザンオールスターズ(※桑田佳祐 #171/20007年8月24日放送)。
きくち
いいですね。わたしは中島みゆきさんとお仕事してみたいです(※未だ実現せず)。
武部
やりたいですね。ま、誰が出るにしても、ほかの番組で絶対見られない、やらないセッションを、今後も積み重ねていきたい。そう思ってます。


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