- きくち
- もう『MUSIC FAIR』は常連ですよね。何回目だっけ?
- 黒田
- 12回目ですかね。スペシャルで回数稼がせていただいてます(笑)。
- きくち
- すごいね、4年半だもん。
- 小渕
- やっぱ最初のときが印象的ですね。憧れの(渡辺)美里さんとやれて、しかも楽曲の依頼までいただいて…。昔の自分に聞かせたいですね。こんな奇跡が起こるんだよって。
- きくち
- 黒(田)ちゃんが小渕くんを拾った(?)のが奇跡のはじまりなのよね。
- 黒田
- どっちがどっちかって気もしますけどね。結成してからずっと、猪突猛進に引っ張ってくれてますから。
- 小渕
- でも黒田もわけわかんないパワーがあるよな。『HEY!HEY!HEY!』さんに電話したりとか。
- きくち
- 『HEY!』に電話した!?
- 黒田
- 結成したとき、あちこち電話したんですよ。
「大阪にコブクロっていいバンドがいるんですけど」って。でも、どこも冷たかったですねー。
- きくち
- いや、ふつうそうでしょ(笑)。
- 小渕
- ですよね。なのに申し訳なさそうに、僕に向かって謝るんですよ。
- 黒田
- いや、「こんな子が大阪におったんや」みたいな話になるかなと。でも『HEY!』さんが一番優しかったですね。「まずは事務所をお探しください」って応対してくれたんですよ。
- きくち
- 誰だったのかなー?大ネタだね。でも黒ちゃんが言ってたこと、まちがいじゃなかったよね。「桜」なんていいかんじの売れかたで。あれってインディーズ盤とまったく同じなの?
- 黒田
- そうですね、ジャケットだけ変わって。…でもあれも古いな、4年ぐらい前のやつだから。とりあえず桜が咲いたとき、写真だけ撮っといたんですね。で、いつか出そうと。そっから何年も眠ってしまったんですけど(笑)。
- 小渕
- 曲なんて7年前だもんな。
- きくち
- えっ、そんな前の曲なの?
- 黒田
- 結成前、小渕が僕にくれるって言った曲が「桜」なんです。ほんで僕が、ギター弾けなかったんで、小渕が「僕弾くわ」って言って、それがコブクロになったんですよね。
- きくち
- 出逢いの曲なのね。でね、今日はまた、さだ(まさし)さんをはさんで、あの“ブクロスイッチ”を再結成。『僕らの音楽』(#087/2005年12月23日OA)おもしろかったね。コブクロ×スキマスイッチ4人で勝手に音楽をつくっていく感じがよかった。
- 小渕
- 楽しかったですね。あそこまで意気投合できると思ってなくって。
- 黒田
- またなんか出来たらなーって、それはいつも話してるんですけど。
- きくち
- でもさっき、小渕くんと大橋(卓弥)くんが2人でいたんだけど…画的には成立しないね、ふつうすぎて(笑)。
- 黒田
- やっぱ、変なのがいないと(笑)。
- きくち
- そうそう。黒ちゃんと常田(真太郎)くんてのもどうかと思うけどさ(笑)。
- 黒田
- 画的にはすごそうですね(笑)。
- 小渕
- 面白いのは、スキマでは常田くんが僕みたいなポジションなんです。で、大橋くんが黒田みたいな。だから黒田と大橋くんが組んだら何も決まらないし、ぐちゃぐちゃになる(笑)。
- 黒田
- あ-、昨日大橋くんと話してて、すごくダメな方向に行きそうだった。
- 小渕
- そやろ。逆に俺と常田くんが一緒でも…揉めるで、これは(笑)。
- きくち
- この組み合わせしかないっていうのはあるね。ダウンタウンもそうだし。…また『HEY!』も出てね、そのときの電話のひと探しとくから(笑)。
- 黒田
- よろしくお願いします。でも緊張しますね。ダウンタウンさんって言ったら、神様みたいな人ですから。
- きくち
- その神様みたいな人を黒ちゃんは怖がらせてると思うよ(笑)。
- 黒田
- いやいや、僕が怖いですよ。ジャッキー・チェンとダウンタウンさんはヤバイですね、僕的に。出るときは直前まで言わんといてほしい。
- きくち
- わかりました、そうするね(笑)。
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