- きくち
- このインタビューに演歌のかたが出るのははじめて。浜崎あゆみさんから始まって、もう3年近くなるんだけど。
- 氷川
- あ『ayu ready?』のときですか?
- きくち
- そうそう。氷川くんにも出てもらったよね。
- 氷川
- ああいうの、またやりたいですね。そうだ、今度は「キヨレディー」みたいなの、どうですか?
- きくち
- やる?“レディー”じゃないじゃん、って感じだけど(笑)。
- 氷川
- じゃ、「キヨボーイ」(笑)。
- きくち
- いいねー(笑)。でももう冠番組持ってるし。
- 氷川
- そうですね『きよしとこの夜』。
- きくち
- 『旅の香り』もやってるし。歌じゃないお仕事っていうのは、どういうかんじなの?
- 氷川
- やりがいもあるし、楽しいですよ。でも食べ物のコメントって難しいですね。せいぜい「香りがいいですね」ぐらいしか言えなくて。
- きくち
- あんましゃべれちゃうのもねっ、タレントさんじゃないから。
- 氷川
- そう、歌がメインなので、それは忘れないように。一番好きな演歌に限らず、音楽全般が好きなんですよ。
- きくち
- ボーカリストなんだねー。
- 氷川
- ですね。だからポップスとかうたって『HEY!HEY!HEY!』に出てみたいとも思いますよ。司会のお2人にツッコまれてみたいなと(笑)。まあ、夢ですね。夢は夢のままで。
- きくち
- (笑)。でも、ジャンルってなんなんだろう?うたって、線引きとかできないよね。
- 氷川
- 何にせよメッセージを音に乗せてるわけで、そこは同じですよね。違いと言えば、演歌には演じないといけない部分があるということですかね。
- きくち
- なるほど!そうゆうこと。
- 氷川
- 今度の「一剣」はわりと等身大なので、それほどでもないんですけど。でも曲によっては、自分とは違う人格を出す必要もあったりしますから。違いと言えば、そこが違うと思います。
- きくち
- 氷川くんって最初から演歌をうたおうと思ったの?
- 氷川
- いや、そんなことないですよ。
- きくち
- はじめて買ったCDって何?
- 氷川
- 中2ぐらいに買った、たまのシングルですね。流行ってたんですよ。
- きくち
- たま!
- 氷川
- あとはX(X JAPAN)とか、かまいたちっていうバンドが好きでした。
- きくち
- かまいたち!マニアック(笑)。それに、たま、X…。そこからどうやってこの世界に入ったの?
- 氷川
- オーディションですね、普通に。ポップスの…しかもユニットでやらないかって誘われたこともありますよ。
- きくち
- ユニット?
- 氷川
- はい。でもそのころはもう演歌にハマってたし、1人でやりたいっていうのもあって。大勢だと心強いけど…人間関係も大変そうで(笑)。
- きくち
- まぁ、あるよね。
- 氷川
- でも今もグループみたいなもんですね。スタッフとかマネージャーさんとか、みんなでやってるものだから。
- きくち
- 人間関係が大事なのは、どこも同じだよね。特に演歌の世界なんて、上下関係キビしいだろうし。
- 氷川
- いや、普通の社会と同じですよ。会社でも学校でも上下関係はあるし、先輩に敬意を払うのは当然ですから。そんな先輩のいいところを吸収して、今度は後輩の手本になれればなと。
- きくち
- もうすでに一つの目標だよね。氷川くんが「若い演歌の男のコ」ってジャンルつくって、引っぱってきた。
- 氷川
- いやあ、僕なんかまだまだ。もっとパンチを付けて行かないと。
- きくち
- なるほどね(笑)。今年はお仕事をしようね。3年ぶりに。
- 氷川
- それはもう、ぜひ。歌はもちろん、いろんなことやりたいですね。
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