- きくち
- 10周年おめでとうございます。
- 山崎
- ありがとうございます。
- きくち
- どうでした、10年…って、月並みな会話(笑)。まあ、淡々とマイペースでやってきた感じでしょ?
- 山崎
- ってイメージ、すごくありそうですけど、まあそれなりにあって。結局10年経って思うのは、どこまで人に任せて、どこまで自分でやろうかと。そればっか考えてた気がする。
- きくち
- でも基本的に人にまかせたりしないでしょ?そんな気がする。
- 山崎
- うーん、でも誰かにお願いしたことで縁が出来て、それで仕事の幅が広がったりもしましたしね。CMもそうだし、楽曲提供もそうだし。そのへんは恵まれてたと思いますね。
- きくち
- 「セロリ」をSMAPがカバーしたことが大きかった?間口が広がるのに。
- 山崎
- というより、テレビっていう存在がやっぱりデカイですよ。それこそ…ドラマとかね。自分がうたうとなったらそりゃ、話は別ですけど。基本はテレビ苦手ですからね、やっぱり。
- きくち
- ミュージシャンでテレビ得意って人も、そんなにいないかも。
- 山崎
- リハーサル何回もやってて、なかなか本番にならないでしょ?でも演奏すると楽しいから、リハーサルの段階でもうテンションが上がっちゃう。それを維持するのは難しいですよ。
- きくち
- 板谷Dがまた、何回もリハお願いしちゃうからね(笑)。でもいい画だった、今度の『僕らの音楽』(2005/09/23OA #074)も。
- 山崎
- あ、そうですか?
- きくち
- うん。これから撮るインタビュー(×ユースケ・サンタマリア)のほうもよろしくおねがいしますね。
- 山崎
- 対談する形式になったんですよね。きくちさんがやるんですか?
- きくち
- いやいや(笑)。
- 山崎
- なんだ、きくちさんがやったら面白いのに。
- きくち
- いやいやいや(笑)。(話題を変えて)…あ、A型なんですよね?
- 山崎
- え?あ、A型です。
- きくち
- 去年『僕らの音楽』(2004/05/15OA #007)の打合せでその話するまでずっとB型だと思い込んでたの。A型のわたしからすると、B型にかなわない。B型の男のひとに何か天才を感じる。だから山崎さんもB型かなって。異ジャンルな感じ?
- 山崎
- でも僕は悲しいかな、A型を地で行ってますよ。表情に出ないからわかりにくいのかもしれないけど、本番前には心臓がバクバクしてんですよ。結構…いい女房タイプですよ。よくわかんないけど(笑)。
- きくち
- (笑)。…あと何しゃべります?あらたまって話すの難しいね(笑)。
- 山崎
- あ、映画やったんですよ。映画。『8月のクリスマス』ってやつで、主題歌もうたってるんですけど。よかったら観てください。(2005年)9月23日公開で。
- きくち
- もちろん(笑)。もうずっと映画…結構やってるよね。俳優というか、フィルムの中で演じるっていうのは、どんな感覚でやってるの?
- 山崎
- もう、もはやあんまり自信なくなってきましたけどね。
- きくち
- (笑)。
- 山崎
- 若いときは芝居がヘタでも、シャープな感じでとか考えてましたけど。
- きくち
- でもこれだけやってるってことは、やっぱり映画に対してモチベーションあるんでしょ?自分で監督もしてる?
- 山崎
- してません。音楽監督のみ。
- きくち
- 監督とかやってみたいと思うんじゃない?
- 山崎
- ごくたまに、ですけどね。
- きくち
- いや、ミュージシャンが映画撮るとホント独特な作品になるから、山崎さんが撮るとどんなふうになるのかなって。それはでも、今度呑みながらゆっくり話しましょ(笑)。
- 山崎
- ですね、はい(笑)。
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