レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#131(05/07/06)インタビュー
×向井秀徳
2005年6月12日 夜
『僕らの音楽』収録のあと
お台場 フジテレビ 楽屋でインタビュー

向井
あれですね、スタジオが同じでも『FACTORY』とは全然違いますね。ただ1曲をここまで作り込んでやるっていうのは、ほぼ初めてです、私は。新鮮ですごいよかったです。
きくち
ありがとう。とりあえず1曲録れたから、これで放送できる。
向井
ハッハッハ(笑)。なるほどね、そうっすね。
きくち
こないだ『FACTORY』(2005年5月14日 LIVE)のバックステージでビール呑みながら、
「『僕らの音楽』のさだまさしさんの回(#026/2004年10月9日放送)を見て感動した」って言ってくれたのがびっくりで、それなら、ってね。
向井
プロモーションとしてテレビに出るっていうのは、ビジネスとして成立させるためには必要だと思うんですけど、私の場合はそこまでして別に売る必要もない し、欲求もないわけですけども。私としてもきくちさんがやってる番組だし、と。さすがにこんなすぐ実現するとは思わなかったですけど。
きくち
(笑)。どの番組もそうなんだけど、『僕らの音楽』は特に、タテに観てほしいという思いがあるの。毎週見てもらうことで わたしの好きな音楽いっぱぃ聴いてもらって「こんな音楽もあったんだ」って知ってもらえたら、って。だから向井くんがさださんの「遥かなるクリスマス」聴 いて涙したってゅうのはまさに理想。
向井
あれはすごい感動しましたね。
きくち
今日もみんなヤられてたよ、向井くんの「自問自答」に。
向井
(笑)。自分はプレビューを見るの、こっ恥ずかしかったですけどね。ただあの空間で「自問自答」をうたうのは不思議な感じでした。あの曲は前のバンドが解散してゼロから始めるとき、自己確認のために作った曲で。
きくち
そういう意味での「自問自答」なんだ。
向井
はい。そんな曲がみんなが寝静まってない時間に流れるという。
きくち
(笑)。
向井
あの曲を知らない、私を知らない人が観ることになるわけで。そこで「なんだこのメガネは」と思われるのか、はたまた、カッコイイと思われるのか…いろんな 感想あると思うんですけども、たくさんの人がいろんなことを感じてくれるんだろうなと思うと、すごい興奮しますね。やっぱ音楽やってるからには、人に聞い てもらいたいっていうのもありますから。
きくち
表現者としてやってる以上ね。そういえばさっき気づいたんだけど、ギター「長渕剛モデル」なんだ。
向井
これね、まあ好きなのもあるんですけど、生ギターでライブをやるのはいろいろ大変で。それでやっぱエレアコ(エレクトリック・アコースティック・ギター) 探さないかんなと。それで長渕さんのライブビデオとか見たら、出してる音がもうすごくいいわけですね。あの音と同じにはならんと思うけど、ああいう感じで 出るならいいなと。それで買ったんですよ。
きくち
見たら12フレ(ット)のところに「TSUYOSHI.N」って入ってるから、思わずじ見入っちゃったんだけど。
向井
あれはすごいですよ。でかいスピーカーで流してやると、ハンパじゃなくローが出ますね。…なんか、アコースティックギターマガジンみたいな話になってきましたけど(笑)。
きくち
(笑)。前のバンドのときはアコギ(アコースティック・ギター)は持たなかったんだっけ?
向井
バンドでは使ってないですね。家で作曲するときはだいたいアコギだったりするんですけどね。
きくち
そうなんだ。
向井
アコギで作ったコード感をエレキで鳴らすと、また別の感じになるんですね。なので、それもいいかなと。
きくち
なるほどねー。いや、今日はいいライブだった。お客さんがいなくて演り難かったろうけど、さださんが観てくれたら、さださんが向井くんに与えた衝撃を、さださんに与えられるかも。
向井
(笑)。返しでね。そうなったらうれしいですね。

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