レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#129(05/06/08)インタビュー
×工藤静香
2005年5月24日 午后
『堂本兄弟』収録のあいま
砧 東京メディアシティ
スタジオ前室でインタビュー

きくち
まる20年のお付き合いですよね。…『水泳大会』のADやってたこともあるから。
静香
うっそぉ!? いたの?
きくち
人間関係悪くなるかもしれないと思って言えなかったけど(笑)。
静香
ねえ。あのころを知る人ってあんまりいないですよ(笑)。
きくち
牧歌的な時代だった。もう誰でも彼女も出てた。今はアイドルとアーティストの線引きが微妙になってきたけど、当時は…しーちゃんもたぶん、世間的にはアイドルだったと思うし。
静香
やっぱり見せ方がカワイイ感じからカッコイイ風になってきたんじゃないかな。踊りもそうだし…。
きくち
そのトップランナーね。
静香
どうかな(笑)。 
きくち
デビュー曲(「禁断のテレパシー」)から鮮烈だったもん。おニャン子(クラブ)であれはありえない。
静香
ねー。カッコイイ歌でしたね。
きくち
あのころとくらべると、しーちゃんはまるくなった、というか。なんか話しかけにくい雰囲気があった(笑)。
静香
前にきくちさん、昔は私が…ピリピリしてたって言ってたでしょ?
きくち
空気がね。
静香
確かに昔はいっぱいいっぱいだった。それが不思議なんだけど、今は声が聞こえてればいいやくらいな感じで(笑)。昔はちゃんとうたえてなかったっていうのもあると思うけど。
きくち
ああ、自分の中で?
静香
そう うたえるようになったら音が出てるだけで満足できて。だから最近、うたうことが楽しくなった。出てる側がそういう気持ちでやってるのって画面の向こうに伝わりますよね?『堂本兄弟』の生放送なんて、見ててすごく楽しそうだったし。
きくち
あ、見てくれたんだ?
静香
きくちさんの趣味、って感じ(笑)。
きくち
サイコーのほめ言葉(笑)…なのにゴメン、しーちゃんのアルバム、さっきもらったばかりで聴いてない。。
静香
すごい楽しかったんですよ 今回のアルバム。しっかりうたえる歌もアップテンポでパンチの効いた曲なんかもいろいろあって。
きくち
そういう意味じゃレコーディング、大変だったでしょ?
静香
一番好きな作業なの。パズルみたいに、(音符の)おたまじゃくしに自分の声を当てはめていくのが好きで。地道なほうが合ってるの、実は(笑)。
きくち
めちゃめちゃ意外(笑)。
静香
時間のやり繰りは大変だったですけどね、詞も書けたし。昔は夜中にキャンドル立てて、雰囲気出して書いてましたけど、今はもう隣で『アンパンマン』が流れていようが…。
きくち
(笑)。
静香
『クレヨンしんちゃん』やってようが、全然平気。これで書けないようなら作詞、やめようと思ってたんですよ。でもちゃんと書けた。キャンドルなんか必要なかったじゃん、と(笑)。
きくち
アーティストとして強くなったっていうか、太くなった?
静香
うーん、年齢かな? あとはたぶん、守るものができたのが大きいと思う。信じられてる自分ってすごいですよね。気持ちも強くなるっていうか体調が悪くても意地でも倒れないし。何かを聞き入れるアンテナも増えた。自分から発する電波だけじゃなくて、受け入れる電波は多くなりましたね
きくち
アーティストとしての世界観は広がったわけですね。今いろんな番組やってるから、いいタイミングがあればまたお仕事しましょうね。
静香
うん、ぜひぜひ。またなんかお願いしますね。


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