レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#127(05/05/11)インタビュー
×平井堅
『僕らの音楽』
2005年4月15日 夜
お台場 studio DREAM MAKER 楽屋でインタビュー

きくち
あのこれ、『僕らの音楽』のTシャツなんですけど、よかったら。
平井
あ、ジミヘンですか?
きくち
ジミヘン風(笑)。ジミヘン(風)が三線弾いてるっていう。
平井
カッコイイですね。そうだ、僕からもあるんですよ(と盾を渡す)。
きくち
うゎあ、すごい!5作連続ミリオンなのね…おめでとう!
平井
いえいえ。これが普通だと思うとどうかしてしまいそうだから、毎回アクシデントだと受け止めてます。
きくち
カッコイイアクシデントね。何にしろ平井さんって、毎年、1年を代表する楽曲があるんだから。
平井
ホントにラッキーとしか言いようがないですね。僕の場合、売れないときはとことん売れないですから。
きくち
いやいや(笑)。
平井
その差が激しいっていうのもあって。でも“平井堅だから”っていうんじゃなく、楽曲自体が愛されたっていうヒットの仕方なのはうれしいです。
きくち
去年の「瞳をとじて」なんてまさしくそう。最初に『僕らの音楽』に出てもらったときアレが新曲で、板谷ディレクターは発売済の「君はともだち」のほうがいいって力説してた。板谷以外は現場で聴いて、みんないい曲だって言ってたけど(笑)。
平井
“板谷以外は”っていうのがせつない(笑)。まあ、ワンアンドオンリーな感性も大事ってことで。
きくち
確かにね、わたしも去年1年だと「思いがかさなるその前に」が大好きだし。まぁ…大ロングヒットしていく過程で散々、板谷Dには言ったんだけど(笑)。
平井
そのとき板谷さんは?
きくち
「いい曲ですねぇ」って。
平井
(笑)。
きくち
こうやって、平井さんのデビュー10周年記念日に放送できるのは、なんか縁があるよね。
平井
久しぶりですね、歌番組。カンが戻らなくて大変でしたよ。
きくち
いやいや、今日の「Precious Junk」(デビュー曲)…ああいうアレンジで聴くといい曲だった。
平井
アッハッハ(笑)。えっとぉ、元のは元のでいいんですよ。
きくち
(焦って)いや、そうなんですけど。10年の成長もあり、声がリアルに届くあのアレンジだとさらにいい。
平井
ああ、メロディとか歌詞はより際立ちますもんね。
きくち
前にデビューから「楽園」でブレイクするまでの話をじっくり訊きましたけど、ここにきて振り返ると激動の10年ね。アーティスト人生を2度生きてる感じ?
平井
そう、ちょうど半分ぐらいのときに「楽園」をリリースしたんですよね。ホント、2つの人生味わったような(笑)。でも小さな仕事の大切さもわかったし、いろいろ社会勉強もできた。水面下にいた5年、売れない時期があってよかったと思うんですよ。
きくち
それで今の平井堅があるって、すばらしい。
平井
いえ、そんな美談なわけでもなくて。なんでも人の言うことを聞いちゃう僕の性格が功を奏したというか。
きくち
(笑)。
平井
だから今も、自分が引っ張って何かをやろうと思わないんですよ。単に責任持ちたくないっていうか(笑)。
きくち
話に必ずオチをつける(笑)。でもそういう話を訊いて、ちゃんと仕事していかなアカン、て思った。きちんと音楽に向き合うこういう番組、あったほうがいいでしょ?
平井
ホント、続いてよかったなあと。もういつ終わるかって…(笑)。
きくち
世間的にはそうかもね(笑)。でもこうして金曜日に移って。
平井
金曜日に移ったんですか!?いや、タイマー録画してたんですけど、なんか変だなあと思ってて。そっかあ。
きくち
たぶんそれ、青木さやかさんの番組が録れてる(笑)。

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