レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#125(05/04/13)インタビュー
×郷ひろみさん
『MUSIC FAIR』『HEY!HEY!HEY!』『僕らの音楽』『堂本兄弟』
2005年3月29日 夕方
砧 東京メディアシティ 楽屋でインタビュー

きくち
今回は4番組ともお世話になります。同一タイミングのの4番組ははじめてです。まず今日の『堂本兄弟』、ありがとうございました。郷さんがジャニーズ時代の曲をKinKi Kidsとうたうというのは、音楽界の歴史に残る大事件だと思います。
ハハハハ(笑)。確かに仕事としてうたったことないですからね。
きくち
高見沢(俊彦)さんや吉田建さんとも話したんですけど、「花とみつばち」もよくできた曲ですよね。
当時は画期的だったと思いますよ。どぎつい詞を18の僕がうたうというのが、絶妙なマッチングだった。楽曲として非常に計算しつくされてましたね。
きくち
あと、さっき(堂本)光一も言ってましたけど、「よろしく哀愁」はわたしも大好きな曲で。詞はせつないし、あのメロディーはサイコーですね。
シンプルなんだけど、心に届く詞ですよね。「会えない時間が愛育てるのさ。目をつぶれば君がいる」…これって永遠のテーマだと思うんですよ。形や時代が違っても、人を愛する気持ちは変わらない。そういう男女の機微を汲んで、言葉を紡いでますよね。
きくち
ホント、今回各番組の打合せして気づいたんですが、わたし郷さんの楽曲、実は大好きでした(笑)。
(笑)。
きくち
「JUBILATION」とか「Cool」とか、1個1個挙げていくとキリがないんですが、『僕らの音楽』がバラード三部作になったのも…ディレクターの板谷は「逢いたくてしかたない」が気に入ったみたいで、でも一般的にはやっぱり「言えないよ」を聴きたいだろう、でもわたしは「僕がどんなに君を好きか、君は知らない」をうたってほしくて。もう、だったら…。
3つやっちゃおうと(笑)?
きくち
はい(笑)。
実は僕はその3曲があったから、自分にとって一番いい時期が50代になるって思ったんですね。デビューして20年たったとき、「やっと歌がうたえるようになったな」って感覚があったんです。赤ん坊が成人するのに20年かかって、それから人生を歩き出すじゃないですか。それと同じで歌手として成人した証だったんじゃないかと。で、それからいろんな人生経験を積んでいくと、おそらく50代が一番力を発揮できるんじゃないかって思えたんです。
きくち
40代に「GOLD FINGER '99」にも出逢ってるところが、郷さんのまたすごいところだと思います。
たまたま、ラッキーっていうのもあるんでしょう。楽曲にしろ人にしろ、出会いはツキに左右されますから。
きくち
ツキだけじゃなく、郷ひろみというエンターテイナーが時代に必要だっていう、運命の流れを感じます。
それもあるかもしれません。僕が過去に否定的だったら受け入れられなかったかもしれない。僕自身はエンターテイナーなのかアーティストなのか、それともアイドルかということにこだわりはないんです。それは見る人が決めること(笑)。僕は“郷ひろみ”をまっとうしてるだけなんですよ。
きくち
今もある意味、アイドルだと思いますけど(笑)。あと『HEY!HEY!HEY!』も新企画の1回目ということでよろしくお願いします。
楽しみですよね。
きくち
かなり思いきった番組になると思います。もう郷さんに『HEY!HEY!HEY!』の未来を預けて(笑)。
いやあ、責任重大ですね(笑)。
きくち
『MUSIC FAIR』は最初なので、郷さんの過去の共演VTRなどもたっぷりと、ゲストみんなでたのしむかんじです。
いろいろ考えていただいてありがとうございます。バリエーションがあるので、全部見るとより面白いですね。

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