レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#118(05/01/05)インタビュー
×平原綾香
2004年11月30日午後
『2004 FNS歌謡祭』前日リハーサル
新高輪プリンスホテル 飛天 でインタビュー

きくち
ドラマの主題歌になること、すごいでっかい記事になったね。『僕らの音楽』の第1回放送を見て、倉本聰さんが気に入ってくれたたようで、もう第2回放送の前にすぐ、山田良明さんが教えてくれて、すごい励みになった。
平原
1回目で大変だったけど、そのかいがありましたね(笑)。ドラマの主題歌は初めてだし、それも倉本さんが選んでくれたのは最高の喜びですよ。
きくち
スタジオ2つ使って三井倶楽部も借りて…お金もかかったから、あのとき(笑)。平原さん、度胸あったね。新番組だと「1回見てから」とか、みんな様子伺うんだけど。
平原
でもあんな大きい、しかも自分だけの番組。これは未知の世界だし、やっぱり一度きりの人生(笑)、トライしていかなくちゃと。その結果、すごい勉強になったし、Crystal Kayちゃんとも友達にもなれて…。
きくち
おともだちになったんだ。なんか…2人とも年齢不詳な感じで(笑)。
平原
(笑)。
きくち
初めて会う前に自分の中で平原さんのイメージがあったの。でも実際は結構、ギャルっぽくて(笑)。
平原
ええ!?ギャルですか、私?
きくち
ギャルっていうか、フツーの女のコ。ツメはキラキラ、アクセサリーやお洋服もめっちゃ“女の子”で。
平原
いや、女の子ですって(笑)。
きくち
あんな声でうたう子がフツーの女のコなので、びっくりしたの。すごくギャップがある。鳥越俊太郎さんも言ったけど、楽器よね、声が。
平原
それはよく言われますね。確かにちょっと、個性が強いと思います。
きくち
それで『僕らの音楽』の収録の最中に、どんどん好きになりました。かわいらしいというか、同じような魅力をたぶん、倉本先生も感じたのね。ホントあの声はすごい。平原綾香の声は平原綾香にしか出せない無敵の声だから、ライバルはいないよ。
平原
ありがとうございます。でも…少し声は変わったかもしれない。デビューした頃は自分が低い声が出るとか意識してなくて。それが今は意識しちゃうことがあるから、逆にね、それが変な作用しちゃうかなって心配もある。常に研究し続けなきゃいけないんだけど、いい意味で初心が大事で。だから私、ちゃんと歌のレッスンを受けてないから、したいと思ってるんです。そしたらもっと歌の幅が広がるかなって。
きくち
フツーのボーカリストだったら個性が消えちゃうかとも思うけど、平原さんなら大丈夫かもね。平原さんの歌って、どこが好きだ嫌いだ、っていうところがないよね。最初から最後まで特別なまま流れていく感じ。うたっている平原さん本人は、自分で気持ちのいい声域とかっていうのはあるの?
平原
どこが特別っていうわけじゃなくて、常に戦ってるんですよ。音楽とか、自分と。私なりの理想が絵に描いたように、文章に書いたようにあるから、それができないとすごくつらい。一瞬一瞬、全部理想に近づけていきたいし、すべて愛していたい感じですね。
きくち
なんか…うん、今年平原さんに出逢えてよかったと思う。これが本になる頃は年明けだけど(笑)。
平原
(笑)。私も今年はいろんな人と出会えて、話ができてよかった。うわべだけの付き合いって苦手なんですよ。うたってないときは私も一人の人間だし、ちゃんと目と目を合わせて、その人の気持ちを理解したいですね。
きくち
わたしも苦手。『僕らの音楽』の1回目が平原綾香ではじめられて、ホントによかったと思う。番組が続いてたら(笑)、もう1回やろうよね。
平原
あ、いいですね。本当、よろしくお願いします。


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