レポート

TV LIFE 連載:KIKCHY FACTORY
#087(03/10/08)インタビュー
上半期総集編
2003年9月23日 午后
都内の何処ぞで取材

TV LIFE
インタビュー形式で連載をリニューアルしてから半年が経ちました。まず、これまでのインタビューを振り返っていかがでしたか?
きくち
なかなかこういうちゃんとした話をする機会はないので、貴重な場だったと思います。松浦亜弥さんとあそこまで歌について深い話はしないですからね。松たか子さんも前からずっとなかよししてもらってますけど、音楽に対する考え方とか、表現者としての在りかたを訊くことができてよかったです。えなりかずきくんと も、結構珍しいお話しましたよね。おそろしくリアルなバックステージの話、『堂本兄弟』ファンにはたまらないかも。ほかにもいろんな人と音楽や演奏、番組に対する共通のイメージを持てたので、これはきっと仕事に生きてくると思います。
TV LIFE
例えば森山直太朗さんの回などは、その音楽に対する考え方や思いが顕著に出た回でしたね。
きくち
これお互いにすごいこと言ってますよね。でもこれが誌面になったのは、とてもいいこと。なかなか音楽業界は厳しいですからね、今は。
TV LIFE
「CDが売れない」という言葉を聞くようになってから、ずいぶん経ちました。その中できくちさんご自身は、今の音楽シーンをどう考えますか?
きくち
今年は「世界にひとつだけの花」(SMAP)というダブルミリオンが出たことがすごく大きいですね。昔のようにミリオンヒットが当たり前の時代じゃないけど、でもちゃんと売れる物は出るんだっていう。しかも切っ先の鋭い曲じゃなくて、柔らかくて、しかもメッセージ性の強い曲で。ほかにも完成度が高い曲はたくさんあるけど、その中で「世界に~」がいい歌だと評価されて売れた、これが音楽の持つ1つの魅力。…ただ今は作品数も情報量も多過ぎて、しかもその情報の真偽も定かでなくて、気に入った音楽を探しづらくなっている。個人の好みも細分化しているし。本当、難しい時代になったなあと思います。
TV LIFE
その難しい時代の中で、きくちさんは自分の手掛ける音楽番組をどう作っていこうと考えていますか?
きくち
さっきも言いましたけど作品の数が多過ぎて、わたしもかなり聴けてない曲があります。ただその中で、音楽番組をつくっているわたしたちはちょっとだけ早く出逢うチャンスがある。いい曲を見つけて、それを紹介してユーザーが気に入ってくれたらいいな。
TV LIFE
そして10月13日からは『HEY!HEY!HEY!』も新装開店。具体的にどのように変わりますか?
きくち
まず、チャンプを復活させます。チャンプは座りトークにして、最低2曲は歌ってもらう。…しばらく料理とかバラエティの方向に行ってたんですけど、そうい うのはもうやめて。『祝!HEY!HEY!HEY!400回記念スペシャル in さいたまスーパーアリーナ』(2003年9月22日放送)のときのように音楽の比重を高くして、500回に向けて頑張れたなら。
TV LIFE
さて、この連載の方なんですが、これからはどんな人をゲストにお迎えしましょうか?
きくち
音楽の話をしてみたいという意味では、上戸彩さんとか、声質も、歌もいいと思うんですよ。…好きということもあるんですけど(笑)。モーニング娘。の辻希美ちゃんとも、1回まじめな話をしてみたいですね。人間の種類としては、小田和正さんや松山千春さんとか。あと、夏のイベント(「第2回ともゑちゃん フォークジャンボリー」2003年8月8日)にも呼んだんですが、平川地一丁目。中学生の兄弟なんですけど、お兄ちゃんが野球部みたいで、弟くんは後藤真希ちゃんぽい(笑)。弟くんの声が超ボーイソプラノで、この声がすばらしいんです!あとSMAP。わたしたち音組が今年の"MIJ Tour"の映像収録(『Live MIJ』)をさせてもらったんですけど、これがとにかくすごい。完成度や作り込み感が非常に高くて、これに勝てるものはないかも。SMAPの曲てすごい メッセージソング、とあらためて感じましたね。この思いをいっしょに番組(『MUSIC CLAMP』)をやってた中居くんにぶつけてみたいです。

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