レポート
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #94(04/08/20)


17歳から音楽的な成長を見続けた男
堂本剛のすべてをお届けします


 先週1回お休みした『僕らの音楽』。あした8月21日はオリンピック中継のため定時より1時間遅い深夜零時半スタート!ゲストは念願の堂本剛くん。ある意味、第3回松浦亜弥さん以来の歴史的なキャスティングです。
 剛くんとはまる8年前、1996年の夏からのおつきあいで、17歳から25歳の今年までずっと番組を通して、主として彼の音楽的な部分の成長をすぐそばで見てきました。出逢ったころはまだ、CDデビューも果たしていなくて、まさしく「硝子の少年」でありましたが、『LOVE LOVEあいしてる』がはじまって、吉田拓郎さんや多種多様な一流ミュージシャンたちと交わり、ギターを覚えて、音楽の人として目覚めていく。剛くんの音楽的な青春時代を、ずっと見続けてきました。
 明晩はその『LOVELOVE』で、剛くんがはじめて作詞作曲した「優しさを胸に抱いて」を、個性派アコースティックギタリストの押尾コータローさんとセッション、朝焼けの空を見て人生を考えたという新作「PINK」を14名のストリングスといっしょに、そしてスタンダードナンバーの「男が女を愛する時」をジャズシンガー綾戸智絵さんのピアノ1本でデュエット。いわゆる「ジャニーズのアイドル」としてしか堂本剛を知らないみなさんに、バラエティにも富んだこの珠玉の3曲を是非に聴いていただきたい。『僕らの音楽』として胸を張って、番組のファンのみなさんにお届けできる音楽作品です。
 鳥越俊太郎さんのインタビューも、普段全く耳にすることのないトップアイドルの本音と、ミュージシャンとして成長を続ける若きアーティストの葛藤、なども、堂本剛の真実の言葉でお届けします。
 ただ剛くん、わたしたちもついてイケないくらいにしょっちゅうビジュアルが変わりまして(笑)、6月末他局のドラマ終わりでいちはやく収録した演奏部分と、先々週8月のあたまに収録したインタビューとでは髪型はもちろん、体型すらちょっと変わってきていて(笑)、ちょっとした別人のようですらあります。その辺りもある意味実に剛らしい!おそらくソロのコンサートツアーがはじまった今では、楽曲も育ちビジュアルも進化?を続けていることでしょう。
 堂本剛。変わり続ける25歳。職業、歌手。あしたはどうか、ピッカピカの「アイドル」KinKi Kidsとは一味ちがう、シンガーソングライターでアーティスティックな彼の音楽と言葉を、ファンではないみなさんにこそ是非、おたのしみいただきたいと、そんなふうに願います。
 フジテレビ「音組」がんばります。よろしく応援願います。

フジテレビ きくち

 

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