レポート
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #91(04/07/30)


かつての事件のことも赤裸々に告白・・・
『僕らの音楽』あす槇原敬之登場


 先週土曜日曜の『27時間テレビ』は全平均視聴率で16.9%という圧巻の好成績!ここ10年の各局の二十数時間テレビのなかでも最高、という快挙を成し遂げました。さすが片岡飛鳥!わたしたち「音組」は番組の音楽的な部分;SMAPの3回の中継とスタジオでのスーパーライブ、そして早朝芸人歌合戦「ザ・ココイチテン」を、片岡総監督といっしょにつくりました。「ココイチテン」の朝5時半前での9%にも驚きますが、SMAPの「スーパーライブ」は午後2時過ぎに24%超え!40分の平均で驚異の19.9%!日曜の午後帯にこんな視聴率がとれるなんて、さすがSMAP!さすがに片岡飛鳥!基本が、卓抜した発想できっちりつくりこまれた、27時間を貫いてのコントだったので、一部熱狂的なファンのみなさんから強烈な批判も浴びておりますが、この毎分視聴率の推移、そして27時間の平均視聴率こそが、いわゆる世間一般のみなさんの評価だと考えます。いい作品でした。「笑いと音楽の融合」の大成功に、わたしたちもたいへんに満足しています。
 そのライブでもトリを飾ったのがもちろん、21世紀のナンバーワンヒットシングルにして、オンリーワンの名曲「世界に一つだけの花」。あした夜23時半からの『僕らの音楽』は、その作者でもある槇原敬之くんが、とうとうやってきます。インタビュアーの鳥越俊太郎さんが、番組開始前から絶賛していた、「おばあちゃんからこどもまでみんなが知ってるただ一つだけの曲」を、槇原くんが自らのピアノの弾き語りでうたいます。この曲を彼がテレビでちゃんと演奏するのは、もちろんはじめて。いろんな気持ちがストレートに届いてきます。
 そしてもうひとつ、鳥越さんのインタビューにも、今まででいちばん赤裸々に応えてくれました。かつての事件のことなどこの番組をごらんになってのご意見はみなさん様々でありましょうが、『僕らの音楽』はあえて彼の真実の言葉を放送しようと思います。
 槇原くんとはもう15年近いつきあいになります。わたしが歌番組のディレクターになったころ、彼も音楽人としてデビューしました。彼はそのころから、とてもいい言葉をのせて、とてもいいうたをうたっていました。彼のうたをディレクター卓で録りながら、思わず泣けてきたこともあります。疎遠になった数年があって、一昨年とあるライブのバックステージで再会したとき、まるで変わってないのがうれかった。そしてやっとお仕事までたどり着くことができました。槇原くんは今もいいうたをつくっているし、これからも必ずいいうたをうたっていくでしょう。『僕らの音楽』で語られた彼のリアリティに、あらゆる意味合いで、音楽ってすばらしい、って思いました。音楽は聴くものを救ってくれるけれど、時としてつくる人うたう人をも救ってくれる。考えさせられるあしたの放送です。
 日曜夜22時の『堂本兄弟』はかつて番組の前説を演っていたはなわくんがゲストとして凱旋(笑)。そして月曜の『HEY!HEY!HEY!』は、浜崎あゆみさん、V6、パク・ヨンハさん、そしてD-51を迎えておたのしみいただきます。
 今週末も土日月と「音組」の番組を、どうか応援よろしくおねがいします!

フジテレビ きくち

 

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