KIKCHY FACTORY
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #62(04/01/09)

勝手に発表!!「第23回きくち大賞」は
(『Live MIJ』とEvery Little Thing『Every Best Singles 2』と平川地一丁目「とうきょう」)


 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。ことしも「サンスポ」ともどもフジテレビの音楽番組をどうかごひいきに、よろしくお願いいたします。
 さて私・きくちは大学に入学した昭和56年から毎年、その年に発表されたパッケージソフトのなかで、いちばんハマったものから3作を「きくち大賞」として勝手に表彰して参りました。第1回の受賞作は、大瀧詠一師匠の不朽の名作『A LONG VACATION』、吉田拓郎さんの『アジアの片隅で』、そして伊藤つかささんのデビュー盤『つかさ』の3枚のLP。大学時代は日本語タイプライターで打って友人に配っていましたが、フジテレビ入社後はワープロで打ってコピーして近しい関係者に、そして平成11年の第19回からはインターネットのホームページで、過去3回はテレビ雑誌のコラムでも発表して、ついに広くみなさんの知るところとなりました。
 去年のお正月はちょっと躊躇したのですが、思いきって「第23回きくち大賞」はここ「サンスポ」さんで勝手に発表させていただきたいと思います(笑)。
 まずはなんといっても、シングル「世界にひとつだけの花」と今週のチャート誌で三冠を達成したSMAPのDVDとVHS『Live MIJ』!わたしたちのチームが去年の夏休みを捧げて制作させていただいた、サイコーのライブのサイコーの記録です。無事赤字を出すこともなく、セールスも記録的な絶好調ぶりのようで、胸をなでおろしています(笑)。あの素晴らしいコンサートの感動を完全に伝え切れた、とは思いませんが、ビデオでできる最大限のことはやりきりました。御視聴いただけたらばうれしいです。
 そして、Every Little Thingの2枚目のベスト盤『Every Best Single 2』!持田香織さんはデビューからずっと大好きなのですが、年を経るごとに、どんどん上手になって、声の出しかたやうたいかたの種類もどんどん増えて、今年また本格的に惚れなおしました。昔の楽曲も今の彼女がうたうと全く別物にもなって、それもまたいい。そしてもちろん昔のようにもうたえる。変幻自在・自由奔放なボーカリストです。最新シングルの「また あした」も大好きな1枚です。
 もう1作は夏に強烈な第一印象で圧倒された佐渡島の中学生デュオ;平川地一丁目のデビュー作「とうきょう」!弟の直次郎くんが変声期にさしかかり、今また絶妙にせつない彼ら。2月には2枚目のシングルも発表されますが、この真っ直ぐなふたりが、ここからどう成長していくやらたのしみです。
 ほかにも楽曲では、森山直太朗くんの「さくら(合唱)」、中島美嘉さんの「雪の華」など、番組での思い出も強烈な、名作揃いの平成15年でした。CDが売れなくなった時代ではありますが、いいうたはいっぱいいっぱいあるので、わたしたちはテレビをとおしてみなさんに、そういう佳曲を今年もいっぱいお届けしたいと思っています。

フジテレビ きくち

 


モドル



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