KIKCHY FACTORY
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #36(03/07/04)


むちゃくちゃフジらしいおバカ番組
『トリビアの泉』が高視聴率?へぇ〜


 一昨日水曜の夜9時からはじまった新番組、素晴らしきムダ知識バラエティ『トリビアの泉』が、初回視聴率20.5%と、ものすごいスタートをきりました。このご時世これはもうたいへんな数字で、おそらく今週の番組視聴率では1番、になるのではないでしょうか。
 昨年秋からフジテレビの月曜深夜で爆発していた話題沸騰のおバカ番組で、入社希望者の面接などでも男女問わず大学生たちが大好きな番組として必ず挙げた、ある意味めちゃめちゃフジテレビらしいエンタテインメント作品です。
  この番組を立ち上げたのが、入社以来ずっとわたしたちの班でがんばってきた塩谷くんとその同期の木村くん。塩谷Dは『おとこのこおんなのこ』というまぼろしのおこちゃま番組のアシスタントディレクターにまず配属されて、番組終了と同時に『LOVE LOVEあいしてる』のADとなり、基本的にわたしたちの番組の全部にかかわりながらチーフADに成長して、『FACTORY』という深夜のライブ番組では自力でディレクターをつかみとり、わたしのアシスタントプロデューサーのようなお仕事もこなしながら、昨年『堂本兄弟』で一人前のディレクターとして認められるようになりました。
 そんな塩谷くんがやっぱりわたしたちの班の近くにいた同期の木村くんと企画を立ち上げたのが去年の秋。そのあまりにていねいなばかばかしさにみんなヤラれてしまって(笑)、深夜番組好き(?)の堂本光一くんもよく観ていたようで、『堂本兄弟』の収録のとき、打上げとかでよく塩谷Dに、「『トリビア』はおもしろい」って話していました。なんか彼のラジオでも紹介してくれたみたいです。
 そしてこの7月からいきなりタイムテーブルのど真ん中に進出。先週の『堂本兄弟』には、司会のおふたり、高橋克実さんと八嶋智人さんがゲストにいらしていただきました。深夜の『トリビア』時代、『ayu ready?』と収録スタジオがとなりあわせになることもよくあって、なんとなくのごあいさつはさせていただいていましたが、ちゃんとお仕事するのは、わたしたちははじめて。まあざっくり言うと、こんなにもおもしろいおふたりだとは、想像をはるかに超えていました。光一も大満足の大爆笑の本番で、最後はおふたりで沢田研二さんの名曲「危険なふたり」までうたっていただいて、バンド的にも大満足。あー高橋さん八嶋さん、いいかんじだなー、って思ってたらば、後日八嶋さんとわたしとの共通の友人(?)坂井真紀ちゃんから、「八嶋さんがきくちさん、いい人だぁーって言っていました」とメールが来て、なんか無性にうれしかったです。
 実は『トリビアの泉』はプロデューサーの宮道くんも新入社員のころからしばらくいっしょにやっていた仲間で、そのころのわたしのいちばんの飲み友達のひとりでもありました。一昨日『トリビア』ゴールデン最初の放送日、その宮道Pに男の子が誕生。20%ベイベーだ!おめでとう!なんかそんなふうないいかんじのスタッフがつくっている、いいかんじの番組に負けないように、わたしたちもがんばらなくっちゃ!

フジテレビ きくち

 


モドル



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