ちょっと蒸し暑くなってきて、耳元に蚊の羽音で目が覚めた深夜３時半、ベープリキッドを買いに家の近くのコンビニまで出かけたらば、まだ新刊雑誌も届いていないそのセブンイレブンに、ただ１紙、「サンスポ」だけが、いち早く並んでいました。びっくり！すごいですね！普段は駅で買って読むんですが、なんかちょっと得した気分です。
　そんなこんな初夏を感じる昨日今日ですが、一昨日の水曜日にメジャーデビューした「はなわ」くんというアーティスト(?)がいて、「S・A・G・A・佐賀♪」っていう「佐賀県」のテーマソング(?)をうたっているのですが、このコミックソング、来週のシングルチャートの30位に入りそうないきおいで、どうも売れているようなのです。（事務所・談）春先、松井秀喜選手のものまね(?)とかでもちょっと話題になりましたから、それでご存じのかたもいらっしゃるかもしれません。
　はなわくんとわたしがはじめて出逢ったのは、昨年秋、THE ALFEEの高見沢俊彦さんのラジオ番組の中野サンプラザでのライブ。高見沢さんのステージの合間に、若手芸人さんのステージがある、という学園祭風企画ライブになっていて、本番中、楽屋で高見沢さんと雑談していたら、なんかステージが騒がしいので、ちょっとのぞきに行ったらば、そこではなわくんが「ベース漫談」を演っていたのです。
　わたしたちは毎年８月８日フジテレビの日に「篠原ともえちゃんまつり」というのをやっていて、そこで吉田建さんとしのはらと、年替わりのゲストもうひとりとで、「ギター漫談」をもじった「ベース漫談」を演っていたので、世の中にほんとうに「ベース漫談」ってあるんだ、と妙に感動してしまいました。
　しかもはなわくん、そこそこ(笑)おもしろかったので、彼のステージがはねてから、楽屋におしかけて無理矢理お知り合いになりまして、初対面でしたがいろいろ話しまして、本人にマネジャーさんを紹介してもらって、それがちょうど『堂本兄弟』の収録日の前の日だったので、急遽「すみません。明日スケジュール空いてませんか」とお願いして、翌日から『堂本』の「前説」をお願いすることになったのです。
　KinKi KidsやGacktのファンが集まるわたしたちのスタジオで、『堂本兄弟』の収録がはじまる前に、ベース１本の生演奏でコミックソングを一所懸命にうたう、まだ誰も知らないはなわくん。でも彼は与えられた10分ばかりの放送されないステージを、半年間がんばり続けました。お客さんが和んで番組の収録がいいかんじではじまるように、ただそれだけのために、エレキベースとちっちゃいアンプを自分で持ち込んでセッティングして、みんなに笑ってもらえるように、がんばり続けました。
　そんなはなわくんが、吉田拓郎さんとおんなじレコード会社からデビューがキマったと聞いて、だからわたしはほんとうにうれしかった。先週の金曜日は長渕剛さんのピンチヒッターでラジオの生放送もひとりでこなして、わたしもカーラジオから聴こえてくるはなわくんの声にどきどきしながら、がんばれがんばれ、って親族のように(笑)応援していました。
　なんか福山雅治くんとかも気に入ってくれているみたいで、『うたばん』とか『ポップジャム』とかも出演、そこそこもりあがってきているみたいです。
　この春から『堂本兄弟』に高見沢さんが参加することになって、先週の収録ではなわくんとひさびさの再会。ほんと、よかったね。はなわくん！まぁどうなるのか、個人的には応援してるからね。がんばってこうぜ！

フジテレビ　きくち