モーニング娘。最初で最後の16人のコンサート、保田メンバー最後のさいたまスーパーアリーナに出かけてきました。
終演後は即出だったり、保田は記者会見もあったりでたいへんそうだったので、開演前のバックステージでちょっと話をしました。なんかこれから最後のステージとは思えないほどに、保田はふつうにいつもの気丈な保田で、何度も握手をして、激励したつもりが、なんかこっちのほうが感傷的になったりもして。
1週間ほど前、最初のマネジャーだった和田さんと『めちゃイケ』の片岡総監督とかと保田と、たまたま飲む機会がありまして、そのときにけっこうまじめな話をいろいろと、今まで話したことがないくらいに話したばかりだったので、このライブには感情移入していたのです。
バックステージでは通りかかった辻ちゃん・矢口・石川梨華ちゃんとかみんなもわりとふつうのテンションで、逆にそれがこの特別な一夜の、嵐の前の静けさのような。新メンバー3人もはじめて逢いました。2か月半ぶりに逢った藤本は、それこそまったくなんにも変わってなくって、これがこのコのいちばんいいとこなんだよなぁ、とか思い出しながら、スタンドへと向かいました。
ある種ファンのみなさんの異様なテンションのなか、それでもつつがなくコンサートは進み、新しいアルバムの曲を中心に本編は無事終了。クライマックスのアンコールがはじまります。
そして、登場した保田の目の前には、客席一面の真っ赤なサイリウムライト!ファンがネットで呼びかけて、保田の大好きな赤で会場を埋め尽くしたのです。真っ赤なさいたまスーパーアリーナ。真っ赤なアンコール。感動的でありました。
去年、後藤真希の卒業の横浜アリーナも出かけましたが、誤解を恐れずに書けば、「モーニング娘。」は後藤だったけれど、後藤は「モーニング娘。」ではなかった、かもしれない。そんな意味合いでは保田は、確実に「モーニング娘。」でした。そんな卒業式。
最後はメンバーからひとりずつ、保田へのメッセージ。その不器用な一言一言が、流した涙の一粒一粒が保田とモーニング娘。の、真実でした。藤本、新垣・・・わたしも小川から紺野・高橋あたりで、ちょっと泣けてきました。加護ちゃん、辻ちゃん、梨華ちゃん、言葉がありません。吉澤や矢口は、カッコよかった。なっち、圭織、感無量。いいアンコールでした。
保田の未来に、期待しています。
おつかれ。またね。
フジテレビ きくち
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