KIKCHY FACTORY
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #24(03/04/11)


ポンタさんのドラムにシビれた!
3年目の堂本兄弟グレードアップ


 2週間このコラムがお休みのあいだに『HEY!HEY!HEY!』『FACTORY』『ayu ready?』と新年度の収録があって今週火曜日には『堂本兄弟』3年目の最初の収録がありました。
 『堂本兄弟』はここのところずっと、視聴率が安定していて、先週の竹内結子さんがゲストの回は番組史上2番目の、15.4%を記録しました。
 そんなタイミングでの3年目のスタートにあわせて「第2期」とも言える「堂本ブラザースバンド」を新結成。THE ALFEEの高見沢俊彦さん、PUFFYの吉村由美ちゃん、そしてブラザートムさんを迎えて、えなりかずきくんやらとまた一風変わったバンドを組みました。今回は土屋公平さんに加えて、演奏メンバーとして、ベースに音楽監督の吉田建さん、ドラムスにはなんと村上”ポンタ”秀一さんが参加してくれることになりました。
 『堂本兄弟』は演奏する楽曲の数も演奏メンバーも少なかったのでいつも当日にゼロからリハーサルをしていたのですが、今回の新結成で『LOVE LOVEあいしてる』以来ひさしぶりに前日リハーサルを組みました。その緊張感といったら。やっぱりポンタさんがいるというそれだけで、ビリビリとしびれちゃって、建さん公平さんポンタさんの3ピースの「ロックバンド」をベースに演奏された「堂本兄弟のテーマ」は、なんかもうまるっきり別の楽曲にも聴こえました。
 ポンタさんとは最近だとドリカムのライブで何度もお仕事をしましたが、最初にお逢いしたのは『夜のヒットスタジオ』のADのころ、泉谷しげるさんのバンド「LOSER」のドラマーとして、ベースの建さんといっしょに出演されたとき。まあおふたりともいわゆるものすごいコワモテで、楽器まわり音声まわりも担当していたわたしは、めちゃめちゃびびらされたものです(笑)。
 1995年『HEY!HEY!HEY!』がはじまってすぐ、泉谷さんが「チャンプ」として出演されたときに、ポンタさんも建さんもいらしてて、照明さんの電源が落ちたかなんかのトラブルがあって、リハから本番まで1時間近い待ち時間ができてしまったことがありました。で、ADさんがあわててわたしを呼びに来て「泉谷さんが怒っています」と言うので、スタジオの前室まであわてて謝りに出かけたらば、怒っているのは建さんで、泉谷さんはもちろん、あのおっかないポンタさんまでもが「建、テレビなんだからしょうがねえだろう」とかなだめてくれているわけです。なんとか本番にこぎつけて、予定の3曲を録り終えたあと、期せずしてお客さんからアンコールがかかったんですが、建さんがベース置いてステージから降りちゃったんで、しようがなくポンタさんもギターさんも降りて、泉谷さんがひとりでギター1本でアンコールに応えました。
 1年半後、そんな建さんとわたしたちは『LOVE LOVE』でご一緒することになって、それからもう7年近くテレビのお仕事をしてるわけですから、不思議なかんじです。
 今回もまた『堂本兄弟』終わりでキンキも由美ちゃんも高見沢さんも全員で焼肉屋さんに出かけましたがほろ酔い加減で、剛に語っているポンタさん、そのポンタさんをからかってる(?)建さんを横に、わたしたちもいいかんじに飲んだくれました(笑)。
 そんな、超ベテランミュージシャンにも支えられて船出する、第2期『堂本兄弟』。来週4月20日から、よりアップグレードした演奏でお届けする生演奏音楽番組です。3年目もよろしくおつきあいください!

フジテレビ きくち

 


モドル



コピー禁止 このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。
著作権について