KIKCHY FACTORY
サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #15(03/01/17)


堂珍君にご期待を

 なんか視聴率の話ばかりしていますが、先週の『堂本兄弟』、おかげさまで15.2%を獲得、歴代2位タイの好成績は男性ゲストでは過去最高の視聴率でした。それがCHEMISTRY、司会のKinKi Kidsと同年齢のふたり組の男の子ボーカルたちです。
 一昨年のデビュー前、まだユニット名がキマっていなかった彼らは、レコード会社さんから「堂珍川畑」というそのまんまの仮名で呼ばれていて、わたしたちもCHEMISTRYという名前で正式にデビューする前から、堂珍くん川畑くんの名前をもうすでに覚えていました。
 他局のオーディション番組から出てきた彼らですが、最初に音源を聴いた印象はすこぶるよくって、なんていうのか、うまい、んだけどそれだけじゃない、キラキラしたものを直感して、プロモーションビデオを観てそれは確信に変わりました。
 『HEY!HEY!HEY!』でふたりにはじめて逢ったときは、ざっくりあまりにもふつうの男の子たちなんで、ちょっとびっくりもしましたが、ステージに上がるととびっきり華があって、スター誕生の瞬間を実感したものです。
 それから彼らはあっというまに、番組に欠かせないアーティストとなりました。今ではもう、たぶん世の中に何組もはいない、視聴率を期待できるゲストの1組です。
 『HEY!』にもわずか1年半で2年連続のクリスマススペシャルも含めはや7回の出演、昨年は『FNS歌謡祭』ももりあげてもらいました。
 昨年7月には通常4組のゲストで構成する『HEY!』のレギュラー回を、Mr.Childrenと2組だけでちょっとしたスペシャルをつくろうとして、ところがミスチルのボーカル桜井くんが本番当日に倒れるという大事件がありました。この緊急事態に、その場の即決でCHEMISTRYだけで1時間つくることになったのですが、そのときには話し下手の堂珍くんが上手に話せるようにと、行きつけの居酒屋さんのセットをスタジオに組んでいて、ダウンタウンと4人の飲み会トークを予定より長めに収録しました。浜田さんがネタ半分べろべろに酔っぱらってしまって、それはもうたいへんなことになったのですが、それでも変わらず寡黙な堂珍くんにはちょっと笑えました。
 そんな堂珍くんですが、出演交渉足かけ3年、念願の『堂本兄弟』では、彼が今まで出演したTV番組のなかでいちばん、というくらいに上手にトークに参加してくれて、わたしたちもほんとうに満足の出来でした。まぁアーティストがトークをほめられるという昨今の音楽番組事情自体がどうかと思ってはいるのですが。
 そして来週の月曜日『HEY!』彼らの8度目の出演がオンエアされます。去年のクリスマス、浜崎あゆみさんと生演奏の生放送で桑田佳祐さんの「白い恋人達」をコラボレートして以来。それは最高の音楽セッションでしたが、来週のダウンタウンとのトークセッション、とりわけ一皮むけた(?)堂珍くんのトークにどうかご期待ください!

フジテレビ きくち
 


モドル



コピー禁止 このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。
著作権について