サンスポ 連載：きくち伸話 タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません オリジナル原稿　#134（05/06/03） 今夜放送僕らの音楽　福山×SION赤裸々トーク 　今夜11時半からの『僕らの音楽』は、福山雅治さんと、彼がリスペクトするSIONさん。ふたりのコラボレーションはサイコー。クロストークはふたりそれぞれにとってのはじまりの街・新宿の、いわゆる「ゴールデン街」で真っ昼間に収録しました。男同士の赤裸々なトークは、愉快であり切なくもあり、ファンの方以外にこそ観ていただきたい『僕らの音楽』としてまたちがったリアリティをお届けします。 　SIONさんとは10年以上ぶり。憶えてはいてくれて、でも「きくちさんって先輩でしたっけ」っていきなり言われてびっくり。いやいや大先輩、かんべんしてください。11年くらい前お仕事したのが『JAB!』てゅう深夜10分の帯のロケ番組で、そのときディレクターだったわたしの印象からのようですが、すみません、そのころわたし20そこそこでしたから。でも福山さんはわたしとSIONさんが知り合いなのがなんか不思議だったのか「きくちさんは、SIONさんとお知り合い？」とびっくりしていました。 　わたしがADのころたぶん最初のインディーズ(自主流通盤)ブームみたいなのがあって、氷室さん布袋さんのBOφWYやケラさんの有頂天やブルーハーツや、レコードやらカセットテープやら買い漁ってたころ、SIONさんの自主制作LPも聴いていました。そのあとメジャーデビュー、後には泉谷しげるさんの「春夏秋冬」をカバーしたこともありました。そのあとかな、建ったばかりの都庁の前でロケをしたのが最初のお仕事でした。 　昔からずっとそうなんですがSIONさんはとにかく声が強い。先週の放送で鈴木雅之さんと共演した大沢誉志幸さんも、菊池桃子さんもそうなんですが、歌が「上手い」「下手」のその前にボーカリストのいちばんはやっぱり声の強さ、とわたしは常日頃から感じています。今夜の放送も、福山くんの華麗できらびやかなボーカルと、存在感あふれるSIONさんの圧倒的な声質で紡ぐ生演奏。 　金曜日にお引っ越しした好調『僕らの音楽』。来週６月10日はKinKi Kidsが満を持しての登場。そして17日はなんとゆず！ 　毎週いろんな種類の音楽のリアリティを、草なぎ剛くんのナレーションでやわらかく包んで、上質のエンタテインメントとしておたのしみいただきます。どうか応援よろしくおねがいします。 フジテレビ　きくち 　 -- 戻る -- このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。