レポート

サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #125(05/04/01)


20年来のおつきあい・・・やっと叶った 松田聖子さんが初登場

 2年目に入って今夜から毎週金曜夜23時半でリスタートする『僕らの音楽』。金曜日での第1回は、ちょうど今日デビュー25周年を迎えた松田聖子さんが初登場。4月から対談も毎回おたのしみいただきますが、今夜は松任谷正隆さんと番組史上最長の1時間半超、たっぷりとお話していただきました。
 もちろん今夜だけの生演奏で25年前の今日発売のデビュー曲「裸足の季節」と、松任谷夫妻がはじめて手掛けたシングルのAB面「赤いスイートピー」、そして「制服」は松任谷さんと番組の音楽監督にして松任谷由実さんのバンマス;武部聡志さんとの、ユーミンコンビのピアノ2本でドキドキの生演奏。最新曲は鳥山雄二さんとのセッションで、存分におたのしみいただきます。
 今回から出演アーティストの希望を汲んで対談相手を招いていますが、聖子さんが撰んだのが松任谷正隆さん。編曲家として、夫人の松任谷由実さん(作名;呉田軽穂)の作曲、松本隆さんが作詞という「松」トリオで、松田聖子さんのそのころの名曲の数多くを手掛けました。今回のインタビューで、松任谷さんが個人的に訊きたかった聖子さんへの素朴な疑問、「あのころの芸能界ってどうだったの?」最後に聖子さんが松任谷さんに訊いた個人的な質問「ご自宅でユーミンさんとは音楽の話とかされるんですか?」この原稿を打っている現在はまだまだ編集中なので、オンエアされるかどうかはわかりませんが、当時のアイドルの凄まじいばかりのスケジュールのなかで「赤いスイートピー」はもちろん、ほとんどの楽曲をレコーディングスタジオではじめて聴かされて、その場で覚えてうた入れをした話、だとかは今じゃ考えられないたいへんな時代だったんだなぁと、わたしも興味深く訊き入りました。
 聖子さんとはもちろん『夜のヒットスタジオ』のAD時代からのおつきあいですが、近年は『HEY!HEY!HEY!』での3回ものボウリング対決のようなバラエティ寄りなお仕事ばかりだったので今回ひさしぶりに音楽ど真ん中の番組をご一緒できてうれしかった。昨春『僕らの音楽』をはじめたときからの夢がひとつ叶いました。
 聖子さんは学年でいうと布袋寅泰さんといっしょ。あとは藤井フミヤさん、久保田利伸くんが、同じ生まれ年です。
 25年前のの4月1日、まさしく彗星のようにデビューした松田聖子さんは、わたしたちの夏を「聖子ちゃん」一色に染め抜きました。女の子としてかわいらしく、声がよくてそれ以上に強くて、そしてうたが上手。わたしが呪文のようにつかっている「GIRL POP」という言葉は、わたしにとっては聖子さんが原点です。
 音楽的に胸を張って、テレビの制作ガールとして自信を持ってお届けする、今夜の新生『僕らの音楽』。おたのしみに。

フジテレビ きくち
 

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