レポート

サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #124(05/03/25)


鳥越さん1年間お疲れ様 ラストは B'z にインタビュー

 明日の土曜日深夜零時からの『僕らの音楽』は、まさかの、B'z。そして今回が土曜日で1年間放送してきた現行の放送の最後となります。来週4月1日からは、毎週金曜日、時間は同じ夜23時30分から、気持ちも新たに民放音楽番組の奇跡の、2年目がスタートします。
 B'zのおふたりとも、わたしはなんだかんだで足かけ14年のおつきあい。当時わたしたちの歌番組は徳光和夫さん堺正章さんらが司会の『サウンドアリーナ』。水曜夜10時からの生放送で、1992年6月3日10枚目のシングル「BLOWIN'」を演奏していただきました。それから何度かお仕事もして、ギターの松本さんとはF1仲間でもあったりもしましたが、音楽番組がバラエティ路線に偏ってからはなかなかお仕事する機会もなく先日『HEY!HEY!HEY!』で、ダウンタウンとのかけあいが、10年がかりでやっと実現したところでした。(中継でしたけど)
 そう言う意味でも『僕らの音楽』で、鳥越俊太郎さんが1時間余りも、ふたりにガチンコのインタビューをできたことは画期的な出来事でありました。ミュージシャンがテレビに出演するとき、おもしろ可笑しいトークを要求されるようになって、テレビを回避するアーティストが増えたりもして、そんななかで、鳥越さんと『僕らの音楽』で紡いだ音楽のリアリティは、ほんとうの意味での音楽エンターテインメントだったと思っています。
 4月から金曜に枠移動して、裏番組がニュースになることもあって、鳥越さんとわたしたちのお仕事はまずは一段落となります。B'zのおふたりの希望もあって、鳥越さんのとりあえず最後のインタビューはB'zと、ということになりました。一昨日鳥越さんの最後のワンショットコメント収録を終えて、エレベーターまでお送りしたときに、鳥越さんがいつものあの調子で「わたしが必要なときはいつでも呼んでくれ!」と高笑いしながら手を振ってくれて、あらためてわたしたちと鳥越さんとのサイコーの1年間を実感できました。
 明日の『僕らの音楽』B'zの10年前の大ヒット曲から最新曲まで、そして妥協のない充実のインタビュー、真摯に取り組んだ1年間の集大成です。どうか存分におたのしみください。

フジテレビ きくち伸
 

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