レポート

サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #104(04/10/29)


圧巻!! 朋ちゃんインタビュー

 先々週先週と日本シリーズ中継が延長して、日曜夜23時15分からの『堂本兄弟』は、それぞれ90分押し、100分押しでスタート。先週なんか終わったのが25時25分ですからもう完全に深夜番組の時間帯で、しかも日曜あしたは月曜というツライ状況でしたが2週とも7%を大きく超えました。テレビをつけていたひとのなかでの占拠率も30%超。4・6・10チャンネルの視聴率が2%台だった事を考えると、スゴイこととは思うのですが、今週こそはレギュラーの時間でよりたくさんのみなさんにごらんいただきたい。今週は、わたしのお仕事上の戦友のひとり、小室哲哉さん。天然ボケが炸裂しています(笑)。
 先週の『僕らの音楽』がその小室さんで、こちらはいたってまじめな音楽ドキュメンタリーでしたが、地震情報が左端と下端にL字型に出っぱなし、余震のニュース速報も数分おきに画面上部に表示されるというたいへんな放送になりまして、しかし、総集編以外では過去最高の8.5%を記録。わたしは自宅で、そういえば平成9年10月の『LOVE LOVEあいしてる』第1回放送のときにも地震があって、そのときは画面の右下に津波情報の日本地図が出っぱなしだったなぁ、とか思い出しながら観ていました。

 そんな『僕らの音楽』。明日夜24時からは、華原朋美さんが出演。代表曲にして名曲「I'm proud」をアカペラ混じりで熱演。そして先の月9ドラマ『東京湾景』のテーマ曲を作詞作曲もしたオリジナル歌手のカン・ヒョンミンさんがこのために来日しての共演。最初にブレイクした「I BELIEVE」もストリングスを贅沢に使ったアレンジでおたのしみいただきます。

 けれど今回はなにより、彼女の母校である松蔭学園で収録した、鳥越俊太郎さんによるインタビューが圧巻。B級アイドルから世紀末の歌姫へ、小室さんに見い出されたシンデレラの、魔法が解けた瞬間とそれから後の話はまさしく彼女のリアリティ。事務所の社長さんからも、「全部話して来なさい」と背中を押された彼女は、鳥越さんの「あなた、ちょっと変だったよね?」なんて質問にもちゃんと答えました。これはまさしく必見必聴。粗編集したものをわたしがチェックしているときも、デスクの女性たちがくいいるように見入っていました。
 実のところ、1995年の3月青山のクラブに彼女を連れ出してはじめて小室さんに引き合わせたのはわたしだったので、「華原朋美」はわたしにとってある意味、娘のような存在です。ですから小室さんとの友情とはまた別に、彼女が音楽の世界に帰ってきたことは素直にうれしい。経験を重ねて、いい女になった「ともちゃん」。もう一度「華原朋美」の次の場所をつくりだしてくれた、事務所の社長さんにも感謝しています。
 土曜日曜、どちらもリアルタイムでごらんください。
 あと。わたし、縁あってインタビュー本を出しました。浜崎あゆみさんから中居正広くん、もちろん堂本光一・堂本剛、そして吉田拓郎さんまで、ほんとに豪華な34組『音楽番組の楽屋でインタビュー』!「サンスポ」読者のみなさん5名にお贈りします。よかったらですけど(笑)。

※『音楽番組の楽屋でインタビュー』プレゼントは2004年10月で終了しました(笑)。

フジテレビ きくち

 

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