KIKCHY FACTORY

サンスポ 連載:きくち伸話
タイトルも見出しもわたしがキメたわけでは決してありません
オリジナル原稿 #05(02/11/01)


LOVE〜』でギターと出逢う
キンキの音楽的才能が開花


 芸能面なので、芸能人の話など。
 キンキキッズのシングル「solitude」がチャート誌のオリコンで初登場1位。彼らはデビュー以来すべての作品で初登場1位を続けギネスブックにも認定されていて、シングルはこれで15作連続という、ものすごい記録になりました。
 わたしはキンキとは日曜夜10時の『堂本兄弟』という音楽バラエティをつくっていますが、彼らとはじめて逢ったのはCDデビューのちょうど1年前、『LOVE LOVEあいしてる』という番組を立ちあげるとき。1996年夏の横浜アリーナの彼らのコンサートに出かけて楽屋で番組の説明をしたのが、それから7年間続いているわたしたちのお仕事のはじまりでした。
 番組がスタートしてすぐ、あまりにもしゃべらない吉田拓郎さんをしゃべらせるためにつくったギター教室のコーナー(「カムカム GUITAR KIDS」)で、ふたりははじめてギターと出逢い、ふつうの17歳の男の子とおなじようにギターと音楽にのめり込んでいきました。結果的にこれが彼らの音楽的な才能を大きく成長させる流れともなり、キンキは音楽イメージの強いアイドルとして認知されるようになりました。
 そんななか97年「硝子の少年」でCDデビュー。翌98年には番組のテーマソング「全部だきしめて」もシングルとして発売されミリオンヒットとなり、吉田拓郎作品としては森進一さんの「襟裳岬」以来24年ぶりのオリコン1位を獲得しました。
 番組中で作詞作曲もはじめ、99年新しいテーマソング「好きになってく愛してく」を堂本剛くんが作詞、堂本光一くんが作曲。翌年これもシングルとなり、トップアイドルが自作曲でオリコン1位という快挙を成し遂げたのです。
 出逢ったころ17歳だった彼らも23歳。これからどんな曲をつくってうたっていくのか、たのしみです。

フジテレビ きくち
 



モドル




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